電動ポリッシャー改

enshin車の塗装には必要不可欠な電動ポリッシャーですが、小物の塗装屋になってからはめっきり使う機会が無く、長い間棚の奥で眠っていました。

lotus84 ちなみに現在小物の塗装で使っているポリッシャーはこういったエアーツールのタイプで、先ほどの電動ポリッシャーとの大きな違いは何といってもその軽さ! 小物の磨きでは重たい電動ポリッシャーは使えないのです。

komiki参考までにポリッシャーを使った磨き作業はこんな感じで行っていて、車体を磨く場合は多少重量がある電動ポリッシャーの方が安定してやり易いのが特徴です。

今回はこの使わなくなった電動ポリッシャーに再び日の目を見て頂こう!と言う算段です。

enshin1 実は以前作成した真空脱泡機とは別に、今度は「遠心脱泡」(遠心注型)と言う事がやりたくて、通常はこういった回転砥石(刃物研磨機)を使うらしいのですが、わざわざこれを買わなくても今回の電動ポリッシャーで代用出来るのでは?と思ったのです。

enshin2 また刃物用の回転研磨機の場合は回転の調整の為に別途スピードコントローラーを用意する必要がありますが(もしくはそんな物は必要無いかも知れませんが)、電動ポリッシャーには元々スピード調整機能が付いているので便利です。

enshin3 また今回のポリッシャーは逆回転機能も付いていて、まあこれは無ければ無いで大丈夫ですが、あればあるで多分便利だと思います。

enshin4 グリップはネジ式で外れるようになっていて、右利きの人と左利きの人どちらでも使い易いようになています。今回はここのネジ穴を使って、ポリッシャーを台に固定してしまおう!と言う作戦です。

enshin5 固定に使うのは廃材として取っておいたアングルと、棒全体がネジになった全ネジです。ワイヤーネットなどを天井から吊るす時に使った物ですね。

全ネジは1メートルで100円くらいと非常に安価なので、色々な種類を在庫していざと言う時にいつでも使えるようにしています(中には頂いた物もあって有り難い限りです)。

enshin8基本ベースはこんな感じで、本当は木材を使えばもっと簡単だったのですが、仕事で使う物にモクの見た目はちょっと…と言う事で今回は金属材料で作ってみました。全ネジを使った固定は寸法が適当でも良いので作業はとても簡単です。

enshin6ポリッシャーの固定には汎用アングルの真ん中辺りに11ミリの穴を開けてボルトを通しています。こちらはピッチが合う全ネジが無かったので適当なボルトを使いました。

enshin7実は以前からポリッシャーを固定した状態で使いたくて、今回のは遠心脱泡とは別にこんな感じで普通に仕事でも使える形にしたかったのです。いくら重量が軽いエアーポリッシャーでも片手での作業は結構大変で、よくテレビなどで見かけるステンレス磨き職人さんみたいに、磨く物をしっかり両手で持って作業したかったんですよね。

これなら使いたい時だけ出してこれば場所も取らないですし、台の向きを変えて上にバケツのようなカバーを取り付けられるようにすればそのまま遠心脱泡機に変身!と言う訳です。

ちなみにまだこの状態だとポリッシャーの固定は出来ていないので、明日ホームセンターで足りないアングルと、後は飛散防止の巨大なバケツなども見てこようと思います。