STANDOX MIX895

 特に新製品と言う訳では無いのですが、いよいよこれが無いと色が作れない!と言う日が来たので取り寄せてみました。STANDOX原色、「サンライズオレンジ」MIX895です。818と同じくハーフ缶ですね。

 色は見た通りのオレンジで、いわゆる「着色メタリック」の部類となります。通常はメタリックであるシルバーと顔料を混ぜて色を作りますが、これはアルミフレークに直接顔料がコーティングされた塗色です。

着色パールは何種類かありますが、著色メタリックの原色ははこれ以外にはゴールドメタリックだけです。

こちらがそのゴールドメタリック(MIX806)で、これ系の色は各塗料メーカーとも昔から販売されている原色です。DUPONTだとAM78ですかね。画像はSHUREのマイクに入れるロゴの色を決めているところです。

そんなゴールドメタリックを使った塗装としては、

スクーターのフロントカウルに入れたYAMAHAの音叉マークや、

ゴールド色に塗ったブレンボキャリパーなどです。

そして今回取り寄せた着色オレンジメタリックを使ったのがこちらの塗色で、VW社の純正色「ハバネロオレンジメタリック」(カラーコード:LB2Y)です。は、ハバネロ!(何故か笑)。

見た目はROVERのMG-FやMINIに採用されていた「ボルケーノオレンジ」に似ていて、ただ折角のメタリックオレンジが原色に埋もれてしまい、残念ながらこのサイズで見る限りでは余り大きなインパクトは感じられません。

まあでもこれが実車サイズとなれば相当派手になりますし、純正色でそこまで奇抜さは求められませんから敢えて抑えられた所もあるんでしょうね。今回は業者さんからの仕事の序だったので、いずれ機会があれば原色の色見本も作ってみようと思います。

それにしてもサンライズとかボルケーノとかハバネロとか、中々ボキャブラリーに富んでいるなぁ、と(笑)。