歯ブラシ29スタンド

 介護施設で使う歯ブラシ用の台に、市販されている物では中々良いものが見つからないという事で、趣味の範囲で作成を承る事になりました。

いつものようにデータはIllustratorで作成し、Coreldrawを介してレーザー加工機でアクリル板をカットします。

 出来上がったパーツはこの5点で、厚みは5ミリです。

 台紙を剥がし、アクリル用の接着剤を使って接着します。

 出来たのは試験管を立てるような台で、普通にamazonでも売っていそうな物ですが、穴が28~30個の指定で、また台ごと棚の中に保管・管理しないといけないのでサイズに制限がありました。あとは隣の歯ブラシと接触しないように多少なり間隔を空ける必要があるところでしょうか(ただキャップを着けるので壁を作って完全に分離する必要はないそうです)。

とりあえず工場にあった私物を試しに挿してみました。

穴の径をどれくらいにすればよかったのか判らなかったので最初は20mmにして、ただそれだとスカスカ過ぎてガタがあったので最終的に18mmにしました。使う歯ブラシは幅が15mmとの事です。

3Dプリンターだと出来上がるまでに時間が掛かってしまいますが、レーザー加工機なら数分でカット&データ修正が出来ますから、こういうのは簡単に作れます(塗装に比べれば、です)。

レーザーでのカットは臭いが強烈なのでそれの対策は必要ですが、それさえクリアーすれば図書館に一台置いたりして、将来イーロンマスク氏みたいになる小学生が登場したりするのでは!なんて思っています。と言うか当時こんなのがあったら私が使いたかったです。当時は穴を開けるのでさえ手回しドリルを使っていたくらいなので・・・(って判りませんか)。

と思って検索したら、

まさかの手回しボール盤が!(笑)。

一部辛辣な評価がありますが、コメントにあるようにタップを立てるのには便利そうです。「失敗できない時に」と言うのが良いですね。