BOSE101MMスピーカー弐号機 本塗り

先日新たに入手していた2セット目のBOSE 101MMのスピーカーです。中古品なので全体に傷があり、それの下地処理として一旦クリアーを塗って完全硬化後に足付け処理を行っています。オレフィン系素材(恐らくPPかPA)のようで、ちょっとした傷でも毛羽立って面倒なんですよね。

今回はネット部分を分解してみました。接着剤が半端無くて、フチのプラスチックが割れてしまうかと思いましたが、ヘラでネチネチを繰り返して何とか外せる事は確認しました。ただ大変過ぎて二度とやらないと思います・・・(苦)。

スチール製の金網部分は溶剤槽に浸け置きして塗膜も剥がしてあります。

下塗りとして全体に適当な白を塗り、BOSEのロゴ部分に通常のピンクを、さらにその上に蛍光ピンクを重ねています。折角なので普通の顔料では得られないような彩度を表現してみる事にしました(しかし蛍光顔料は褪色するので屋外では使えませんが)。

その後BOSEの凸文字部にマスキングシートを貼ります。

グリルは後でピンクの布を貼るので透けても良いようこちらもピンクに塗っておきました。

その後ミントグリーンを塗り、BOSEのロゴ部分のマスキングを剥がしたら全体に艶消しクリアーを塗ります。射出成型品なので反りなども激しく、艶があるとそういった粗がとても目立ちますから、こちらのスピーカーは艶消しが基本になると思います。

数時間後、艶が消えた状態です。ま、眩しい・・・(笑)。

色は当初キーボードの塗装に採用したティファニーグリーンを塗る予定だったのですが、先に下塗りとして使ったCORSAIRのPCケース塗装のPANTONE322(初音ミクのグリーン)の方が鮮やかで綺麗だった為、それを塗りつぶすのは勿体ない!という事でそのまま採用する事にしました(笑)。

ブガッティのティファニーグリーンはやはり実車向け(実用向け)という事もあり、配合通りに行うと無機色が入って色が濁ってしまいますから、その点こちらのオリジナルの色は彩度が高くて鮮やかなのです。またティファニーグリーンより黄色寄りで暖かい感じの印象が良く、私的にも好みでした。どこかで見た配色だと思ったら、まるでサーティーワンのポッピングシャワーです(笑)。

蛍光ピンクは派手ですが、面積が小さいのでこれくらい強調するのが良い感じです。

ちなみに一応は事前に配色の基本みたいなのを確認していたのですが、結局全く無視する事になりました(笑)。一緒に映っている色見本は以前作成したティファニーグリーンです。

また今回の色は見本を作っていなかったのでそちらも作成しておきました。艶ありと艶消しそれぞれ作っています。

あとサテンネットの代わりとして蛍光ピンクの布を用意しているので、後日そちらを装着した画像も紹介したいと思います。あと実際に工場二階の天井に吊るしたかったので、新たにステーもセットになったのをもう1組買いました(笑)。次のは塗るだけでなく、久しぶりに工作を楽しもうと思っています!