小分けクリスタルクリアーセット 発送

  当ウェブサイトで販売しているクリスタルクリアーの小分けセットで、時々ご注文を頂いています。

以前一度ハードナー(硬化剤)が固まってしまった!と言うご報告を頂いたので、もしそうなった場合半年以内であれば追加で50ccを送るという特典を付けています。

少し前、Twitterで知り合ったプロの塗装屋さんから「いつも写真のツヤがとてもキレイで気になっているのですが乾燥後もあの艶なのでしょうか。」とのご質問を頂いたのですが、勿論乾燥硬化後の状態ですし、基本的には磨きもしないので、恐らくは「塗りっぱなしであの艶なのですか?」という事だと思います。

例えば先日完成したS20のヘッドカバーですが、

塗装屋さんなら判ると思いますが、この形状でまともな磨き処理は出来ませんから、基本的に塗りっぱなしなのが判ると思います。ただこの時は一か所だけ目立つゴミが着いたのでそこだけ磨いています。

他にはこちらのL型ヘッドカバー等も。

車体の塗装だと完全硬化後に磨き処理(ポリッシュ)はセットなので艶よりも「塗り肌」=新車肌の再現に重きを置きますが、小物塗装の場合は「艶」の方を優先しているので、昔とは塗り方も変わっています。技術的な事もそうですが、材料や考え方自体も違いますかね。どちらが難しいと言えば車体補修の塗装の方が難しい筈で、新車肌の再現こそが絶対的な事になると、ゴミが一つ着いた時点で試合終了ですから(磨きが出来ません。笑)、そもそも物理的に不可能なのです。100%出来ない事を判っていて敢えてそれに挑む訳ですから、なんて辛い仕事なのかと(笑)。

艶消しなんてゴミが着いたらお終いですから(塗り直すしか方法がありません)、これで車体のオールペなんて地獄の作業としか思えません(笑)。そもそも塗り直したら隣接パネルとの艶具合が違って見えてしまう筈なので、そこに終わりはあるのでしょうか・・・(ちなみに以前勤めていた会社でそういった仕事が入った時、途中で退社する事になったので後の塗装屋さんが引き継ぎましたが、ボンネット一枚だけで10回くらいの塗り直しになったみたいです)。

ただ今の小物の塗装も完成時に撮影をしなければならないので(しかも編集加工はしないと決めているので)、実はそれもかなりのプレッシャーです。

まあでもそうでないとみるみる自分のレベルは落ちていくでしょうから、ある意味これが良い傾向になっているのだと思います。人は他人に見られていると感じると向上すると言われていますから、今のスタイルが丁度良いのかも知れませゴボハッ!(吐血した感じで。笑)。

あと20年とか働けるのでしょうか・・・。