撮影用デスク作成③

先日上側にも照明を設置したガラスデスク改撮影用第二スタジオ(仮)ですが、

机の下が貫通しているので照明の光が外に漏れてしまっている為、今回はここに反射板を貼って光を反射させ机全体を光らせよう!と言う作戦です。まあ単に白い何かを切って貼って置くだけなのですが。

 サイズは天板と同じく1200×560で、ただ適当な板が無かったので端材のベニヤ板を繋いで作る事にしました。我ながら貧乏臭いと思いましたが、ゴミみたいな物でも数が集まればちゃんと役に立つと言うのを見せて欲しかったという事もありまして(意味不明ですいません)。

 設置方法は元々あったフレームの上に乗せるだけで、ただ木材の断面が見えるのはちょっと格好悪いと思ったのでアルミテープを貼りました。

 光を反射させる為に使うのはこちらのスチレンボードで、昔は「ハレパネ」と呼ばれていた物で(商品名です)。片面に糊が着いているのでそれにポスターなどを貼って壁に飾れるようにしたり店頭のPOPを作ったりするのに使う物ですが、今回はその裏側の白い面を反射板として使います。

ちなみにこれは使い終わったSTANDOXのカレンダーを貼って工場に飾ろうと思っていたのですが、物が増えすぎて飾れる壁自体が無くなってしまったので棚の奥で眠っていました。

 試しに一枚敷いてみると、おおおお・・・。まるでガラス面自体が発光しているようです(いや、ちょっと盛りましたが)。

ちなみにハレパネのサイズはA2で、10枚セットだと一枚辺り¥500くらいだったと思います。

何て事をやっていたらamazonで頼んでいたケーブルタップが届きました。それぞれの照明はコンセント直結の為、通電の操作はこちらで行います。

 と言う訳でハレパネを一面敷いてみました。危うく廃棄物なるところだったガラステーブルが超大型ライトボックス(トレース台)として復活です。

ちなみに背景のグラデーションペーパーと同時期に買っていたレフ板ですが、やはりと言うか今まで一度も使っていなく、ただこれをヒントにしてトレース台を改造してみました。

こちらは以前4個セットで買っていたA3サイズのトレース台の一つで、これを立てられるようにスタンドを作ろうと思っていたのですが、

先日まとめ買いをしたMDF板が丁度良いサイズだったので、それをダクトホース用テープ(ガムテームに繊維が入った強いタイプ)で裏と表から固定し、

 立てられるようにしました。

接地面には滑り止めとしてスポンジテープを貼っています。

こうやって照明とレフ板を組み合わせて使うと、

 おおおお・・・(惚)。

マジョ―ラカラーの特徴である多彩な色変化が上手く表現出来ました。

当店にもDUPONTのクロマフレア顔料があるので、今度それを使ってマイクの色見本を作ろうと思っています。グリルボールの網目を近接撮影したらかなり派手になりそうですね。楽しみです(おっとヨダレが。笑)。

自作撮影スタジオ

d40 仕事上で撮影をする機会は結構多いのですが、実はカメラや機材に関しては殆どお金を掛けていなかったりします。日常的に使っているカメラはNIKONのD40と言うカメラで、中古ならレンズとセットで1万円程度で買えるような安い物です(この他は完成時などに時々使うD200、自宅用はD90、そして通勤用のDP2Mです)。

factory-2以前知人の工場に間借りといった形態で行っていた時は場所などの制限があった為に撮影スペースを確保する事が出来ませんでしたが、今の工場に移転してからは比較的(と言うか十分過ぎる)スペースがあったので、最初は上のような簡易撮影スタジオと専用の照明を購入しました。しかしこれがまた非常に使い難く・・・。

factory-98なのでその後、作業スペース兼撮影スタジオとしての場所を確保しました。と言っても単にIKEAで買ったテーブルを置いて、最初は上から蛍光灯を二個吊るしただけだったんですよね。

ただ壁を白く塗った事により光が良い感じに拡散してくれて、しかも撮影以外の細かいマスキング作業などにも重宝するのでこれが非常に良かったのです。先ほどの撮影スタジオなんて他の使い方が出来ませんから普段は邪魔なだけだったんですよ。

photoboothただ机と壁だけだとその境界線が写ってしまうので、今回はそれの対策としてトレーシングペーパーを買ってみました。

通常は布などを垂らしたりするみたいですが、ここは作業もする場所なので汚れても良いようにと使い捨てが出来るように紙にしたのです。

photobooth1 用意したのは幅が1メートルちょっと、長さが20メートルのトレーシングペーパーです。amazonで送料を含め¥3,000くらいでした。

photobooth2 設置方法としては最初は紐を通して吊るすだけで良いかと思ったのですが、回転した摩擦でロープが切れて落下→被塗物が破損(!!)と言う事だけはどうしても避けたかったので、その対策だけはちゃんとしておく事にしました。

長いシャフトは使っていなかった照明のポールで、その間に鉄パイプを通してトレーシングペーパーの引き出しがスムースになるようにします。どちらも工場にあった産業廃棄物みたいな物です。

photobooth3 壁への設置は本当は格好良いL字フックなんかを使いたかったのですが、案の定工場にはそういったお洒落な物は無く、代わりに雨どいなどの排水パイプ(!)を固定する金具と、プレートワッシャー、ボルトなどを付けて代用しました。取り付けた場所は天井から吊るしている照明の少し上くらいにしています。

ちなみに使ったのが単なるフックでは無いのは、トレーシングペーパーの半径が25ミリなのでステーをそれ以上の長さにして壁に当たらないようにと言うことです。壁に当たるとスムースに回らなくなるのがとてもストレスが大きそうでして。

photobooth4 ちょっと判り難いですが、こんな感じで上から垂れ幕のようにトレーシングペーパーが引き出せるようになりました。幅もとても良い感じです。なんでもっと早くにやらなかったんだろう!、と。

photobooth7 と言う訳で早速撮影をしてみました。使ったのは以前公衆電話風に塗装したプッシュフォンで、撮影に使用したカメラは先ほどのD40です。

photobooth6後ろに垂らしたトレーシングペーパーのお陰で見事にテーブルと壁との境界線が消えてくれました。まるで専用スタジオで撮影したかのようです(その前に白いケーブルどうにかしろって感じですか。笑)。

photobooth16今まではこの角度で撮影するとかならず机と壁の境界線が出ていましたが、全く違和感無く背景が繋がりました。うーん、素晴らしいです。

photobooth9少し離れて全景で見るとこんな感じになっています。

撮影スタジオの作り方についてはネットで色々と調べたのですが、実は余り参考になる物が見つからず、色々と手探りでやりながら結局全部自己流でこの状態になりました。

トレース台は別として(揃えたのは最近ですし)、IKEAのテーブルが5千円程、上から吊るしている蛍光灯は中古品で一個¥2,000程度ですから、市販の簡易スタジオと照明を買うよりも安く済んでいたりします(あれは一体なんだったんだ・・・と。笑)。

間違っているところも色々あると思うのですが、私的には現状で結構満足しています。ちなみに普段はトレース台をこんな風には使ってませんので念の為(笑)。

Robiの完成画像と撮影作業

robi35先日ご依頼頂いていたRobiのパーツが無事組み上がったとの事で、オーナー様から完成後の画像を送って頂きました。

ちなみに今回はいつも工場で行っている撮影風景を第三者の視点で紹介しようと思います。傍からみるとかなり滑稽かも知れませんが、これがまた楽しいんですよ(笑)。

robi34 こちらがオーナー様から頂いた画像で、自由に使って構わないとのご承諾を頂きましたので今回こちらでも紹介させて頂いております。使いまくっていてすいません(笑)。

factory1最初に紹介した画像に使っている照明はこちらのLEDトレース台で、画像だと4個映ってますが、使ったのはこの内の一個だけです。

robi36オーナー様から頂いた画像をパソコンモニターに映し出し、その手前にトレース台を置いて光を当てただけです。机は私がいつも仕事で使っているところで、たったこれだけです。

d40使っているカメラはNIKONのD40なるカメラで、着けているレンズも普通の安いレンズ(18-55)です。ネットオークションなどでセットで1万円くらいでしょうか。

また今回Robiを撮っている画像は普通のjpegで、特にカメラ側の設定などはせず、サイズの縮小以外は画像編集もしていません。

robi37と言う感じで、実際大した手間もお金も掛けていないのですが、こんな感じで身近なアイテムを使って結構楽しく撮影を楽しんでいます。子供の頃にウルトラマンと怪獣を戦わせていた頃の、今はまさにそれの大人バージョンみたいな感じですかね(笑)。

色々大人買い

factory1大きいトレース台がもう一個欲しいと思っていたのですが、ネットオークションで「訳あり品」と言う物が安く売っていたので買ってしまいました。ちなみに4個セットなのが訳ありと言う事ではありません。しかし強制的に4個セットなのですが(笑)。

factory2 訳ありだったのは2AのACアダプターが無かった事なのですが、幸いな事に以前大人買いしておいたアダプターがまだ4個残っていたので、今回全て上手く収まったのです。1台分のお金で新品が4セット分出来てしまいました。フフフフ…。

factory (1 - 1)使う用途としてはトレース作業と言うよりは普通の照明用で、さすがに4個も使うのか!?と思いそうですが、仕事上こういうのは幾らあっても良いので全部使うつもりです。保護フィルムとか貼ったままなのは貧乏臭いので全部剥がしてしまいましたし(笑)。

factory (1 - 1)-3ちょっとどうかと思ったのですが、これ見よがしに全部点灯させたりして、子供の頃に出来なかった事が色々出来て大人ってなんて素晴らしい!なんて夜中に一人で楽しんでいます(危)。

イメージ的にはこんな感じで、ステージ風の撮影用スタジオの照明に使おうと思っています。

まあさすがにここまでの数は無理ですが(苦笑)。