グローブボックス蓋塗装 完成

box12 こちらもお待たせしました!日産のグローブボックスの蓋の塗装、艶有りの黒で本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

box1元々は未塗装で、表面は樹脂素地のシボ模様となっていたのですが、今回はこれを「ピアノブラック」(ピアノのような艶々の黒)と言う事で、これを削って平滑にしてからの塗装としています。

box13 スプレーでの塗装は刷毛塗りなどと違って非常に薄膜なので、ちょっとした傷などでもそのまま残ってしまいます。艶々に仕上げる為にはクリアーをタップリ塗るのでは無く、如何に下地の段階で綺麗に仕上げておく事が重要です。

box14自動車部品の脱着は慣れていないと中々大変な場合もありますが、それだけに完成後の満足感や愛着の度合いは全然違うと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

グローブボックス蓋 本塗り

box6 こちらもお待たせしました!グローブボックスの蓋も本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

画像は先日シボ模様を削ってサフェーサーを塗った状態で、黒い点々は研ぎ忘れ防止の為のガイドコートです。単なる黒の塗料をパラパラと塗った感じですね。

box7 梨地やシボ模様などに仕上げられた製品は、表面にある「歪み」を目立たなくする為に使われている事が多いので、サフェ研ぎの際にはしっかり当て板を使って研ぎを行ないます。艶々の黒だとちょっとした歪みが目立ちますからね。

box8 #320の研ぎから始めて、最後は#1200で均しました。裏側のマスキングを貼り直し、台にセットして本塗り開始です。

box9 まずはベースコートの黒を塗ります。この時点で肌を荒らしてしまうといくらクリアーを綺麗に塗っても後で艶が引けてしまうのでしっかりウェットで塗り込んでおきます。車の塗装屋さんなら基本ですよね(でなければシルバーはムラムラになってしまいますし)。

box10クリアーは最初は裏側のフチから塗るようにして、角なども忘れず、その後全体に2コート塗って本塗り完了です。

box11多分クリアーは人よりも結構垂らしている方ですが(ベースコートを垂らしたりもします・・・)、「肌は磨きで作るのではなく塗りで作るもの」と習ったので、ある程度のリスクは承知の上で結構塗り込んでいます。勿論垂らすと後の磨き処理が大変で、場合によっては塗り直す事もありますが、折角良い材料を使っているので出来るだけ塗った状態で綺麗に仕上がるようにはしています。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

グローブボックス蓋 塗装承ってます

box 先日到着していました日産車用のグローブボックスの蓋となる内装パーツです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は「艶有りの黒」(ピアノブラック)で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

box1ただし素地はこのようにシボ模様が凄いので、まずは「研磨→プラスチックプライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で平滑な下地を作ってからの塗装となります。似たような感じとしては以下のレガシィ内装パーツがイメージに近いでしょうか。

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それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!