AUDIX OM6マイク塗装承ってます

 先日到着しておりましたAUDIX OM6ボーカルマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

 ご依頼内容はパールピンク系の塗装で、見本用としてこちらのヘアーアイロンの部品を一緒にお預りしました。

またオーナー様からは、「中にラメが入っているのですが、可能であれば似た感じに」との事で確認してみると、

 ラメ(粗目のメタリック)と言うより、ホログラム系の顔料が使われているようです。小物系の塗装をされている方ならよくご存じのアレですね。レインボーとか呼ばれている塗料です。

 当店でも在庫はしていて、ただ使ってみた感じが余り良く無かったので紹介はしていなかった物です。

 顕微鏡を使って見てみるとほぼ同じ物でした。

ちなみにこちらは以前お世話になっていたオートサプライヤーさん(塗料材料の仕入れや情報などを提供してくれる方)に頂いた物で、普段使う事は無いですが、今回のような時に重宝しています。まだLEDが一般になる前の時代の物ですね(笑)。

 ちなみにこちらがそのホログラム顔料を使って塗装した見本用のマイクです。

余りにも酷いので知り合いの小物塗装屋さん達が来た時に見て貰ったら、「光に当たらないとこんなもんですよ!笑」「ネットに出ている画像は大袈裟にし過ぎなんですよね~」との事でした。そうなのですか・・・。

これでもかなりの量を塗っていて、さらにマジョーラ系と同様に粒子自体が黒い為、今回のような淡い色に使うとそれが目立ってしまいますから(既に見本のピンクで見て確認出来ます)、入れ過ぎないよう注意して行いたいと思います。

尚クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」の仕様で承っています。

それでは作業進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

AUDIX OM11マイク塗装 完成

 大変お待たせしました!AUDIXのボーカルマイクOM11の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は艶消し黒の塗装が施されていて、本体の素材はアルミでは無く真鍮のようです。ブルース・スプリングスティーンやレッド・ホット・チリ・ペッパーズが愛用するメーカーのようですね。

 色はキャンディーレッドで、シルバーの上に透明な赤を塗り重ね、最後にクリアーでコーティングしてあります。

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

AUDIX OM11マイク 本塗り

 昨年中にお預りをしておりましたAUDIX OM11のマイクです。本体は#800で空研ぎ、グリルボールはペーパーだと網目の奥まで足が付かないのでナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを併用しています。

 台にセットし、グリルボールの方は念の為密着剤も併用します。足付け処理が仕切れない網の内側に塗料が付着した時の為とかですね。

 今回はキャンディーカラーでのご依頼の為、まずは下地にシルバーメタリックを塗布します。

最初に隠ぺい力の高いシルバーを(具体的にはVW社のリフレックスシルバーLA7W)、その上にメタリック粒子が粗く輝きの強いSTANDOX原色MIX598を塗布します。

 その上にバインダーで薄めた透過性の赤=キャンディーレッドを塗り重ねていきます。一度に塗ると濃淡でムラが出来てしまうので含有量を減らし(バインダーに対して赤を10%程)、塗装を重ねて色の深みを出していきます。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 シルバーは3コート、赤は4コート、クリアーは2コート塗っています。通常の2コートメタリックより手間と時間が掛かるのでその分割増費用が必要となります。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

AUDIX OM11マイク塗装承ってます

先日到着しておりましたAUDIXのボーカルマイクOM11です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容はマイク全体をキャンディーレッドで、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

こちらのメーカーのマイクをご依頼頂くのは初めてですが、SHUREのマイクは施工例がありますのでそちらを紹介させて頂きますね。

 こちらはロゴが入っていますが、今回はロゴ無し、キャンディーレッドベタ塗りの仕様となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!