工場探しを振り返ってみて

minatoお蔭様で何とか希望に近い工場を見つける事が出来ましたが、それにしても今回の工場探しは予想していたよりも結構大変でした。長く続いた不景気なので空き工場物件は沢山あるかと思いきや、都内で探そうとすると実際そんなに簡単な話では無かったのです。まあ土地の事ですから景気が悪くなったからといって馬鹿みたいに安くなる筈はありませんから当然と言えば当然ですかね。ちょっと見通しが甘かったようです(と言うより楽観視していました)。

掲載する画像は以前の使いまわしになりますが、その時には伝えられなかった内容を改めて紹介したいと思います。これから野望を燃やしたいと言う方の役に立てばと思う次第です。ただし燃え尽きないように気をつけてどうぞ(笑)。

上の物件は港区にあるビルの一階で、元々印刷屋さんが入っていたとの事でしたから「塗装も大丈夫なんじゃないか」といった理由からオーナー様からは快く御許諾頂きましたが、前後左右オフィスやら住居が隣接している為(狭い)、排気ダクトの逃げ場が無いので念の為と言う事で控えることにしました。今考えると今回導入する未来型(?)の排気装置を使えばここでも大丈夫だったとは思うのですが、この辺は坪単価¥12,000以上と結構高額で、建物の坪数は18坪と狭かったですからやはりここでは無理だったと思います。周りは刺激的で良かったんですけどね。

factory_15この次に行ったのが品川区周辺で、ここは比較的広くてクーラーもあったのですが、やはり裏手の丁度排気箇所になる所にはマンションがあったりと、いざ稼動してみて苦情が来たりしたら大変なので避ける事にしました。天井も低かったですしね。これの他も含めて品川区は3件くらい見ましたが良さそうなのは見つかりませんでした。

ちなみに今回都内を狙ったのは色々理由がありますが、主たる事としては一緒の場所で仕事をする隠れウェブマスターが江東区在住と言う事だからです。私が大田区なので丁度中間をとると港区が真ん中だったのと、出来ればクリエイティブなロケーション(?)と言うのが希望だったのですが、その場所で溶剤を扱う塗装業務をするという事自体はちょっと無理があったようです。小物といってもプラモデルとかミニカーでは無いですからね・・・。

しかも都内湾岸地区はたった10年前に比べるとかなり様変わりしていてびっくりしました。品川駅港南口なんて、ちょっと前までは結構寂れていた土地だった気がしましたが・・・。

factory そして自分らの状況を現実的に見てくると段々と南下していく事になりまして(笑)、結果「大田区」も視野に入れる事になりました。大田区は広く海に面していて昔ながらの町工場も未だに多いので工場物件も比較的多く探しやすいのは判っていたのですが、隠れウェブマスターの通勤が大変だと思って当初からこの大田区は全く考えていなかったんですよね。

そして見つけたのが上の画像の工場で、この物件がある昭和島は「工場の為の人工島」といった色が強く、ほぼやりたい放題というのが私的に感じた感想です。塗装も全く問題無しといったところでしょうか(それ以上に周りも臭うしうるさいのです)。

factory3ここは60坪と面積が広大な割には家賃が安かったのですが、その理由としてはここが「二階」だったからで、一階にはオーナーの工場があってこの場所は主に倉庫として使っていたようですが、ただエレベーターなどが無いので倉庫としても使いきれていなかった感があるようでした。ただしこれが「小物塗装」だと全く問題は無かったので、私的にはかなり気に入った物件だったのです。

factory12階なのに天井高も高く(5メートル弱!)、これなら天吊り型のブース(イオンシャワーブース)なら問題無く入れられたのですが、どうも最後の方になって貸主側の雲行きが怪しくなり、お世話になっていた不動産屋さんのアドヴァイスもあってここは避ける事となりました。何か変な揉め事に巻き込まれそうだった模様です。

ちなみに一緒に物件選びを手伝ってくれた隠れウェブマスター的には、昭和島はお勧めの場所ではありませんでした。先日も紹介した通り生活観が無さ過ぎで(完全な工業地帯)、商店とかコンビニもありませんでしたしね。

そう言えば一番最初に横浜の方で工場を探した時にも職業訓練学校の同級生に付き合った貰っていて、暴走気味の私を抑えて客観的な意見を色々と出して貰っていました。物件探しは大変な反面、今後どうなって行くのかと楽しいイメージが先行してしまい、どの様な物件を見ても良い所しか見えなくなってしますようです。

factory_4 ここも大田区にあった二階建ての物件で、坪数も賃料も環境もほぼベストだったのですが、あまりこちらの希望が受け入れられなかったので、ここは無理をせず諦める事にしました。まあ一番の理由はここにブースを置くと奥の右側にある出っ張ったトイレスペースが全く使えなくなる!という事もあって、風通しと採光は凄く気に入ったのですが、それを全て潰してまで無理にブースを押し込めると動線が繋がらなかったと言う事もあります。

factory_5ちなみに比較的綺麗に見えますがこれは「塗装」のマジックのような感じで、ここも比較的古い物件でしたが、壁と天井が白く塗られているので、パッと見のイメージだけだと清潔で真新しく感じてしまい、うっかり賃料も安いと思い込んでしまいます。

今回私が契約した物件はその辺で殆ど手が掛けられていなかったからか、一見した時のイメージは余り良くは無く、それ故に人気も無かったようです。

factory_6 こちらも大田区ですがまた違う物件で、私の家からだとかなり近所の物件ですが、塗装が出来る場所が無かったのと、定期借家契約?みたいなのが定められていたので完全にNGでした。3年~5年で出て行かないとなると設備投資が出来ませんので・・・。

factory_73階建てのビルを丸々一棟貸しで、面積と部屋数は凄くあるので各々独立した人間が共同で入るのであれば面白い且つ現実的な賃料だったとは思いますが、期間が決まっていると使い方は限られてしまいますかね。

と言うことで、画像は無いですが実際に物件またはその近辺まで行ったのを含めるとこの倍以上はあり、情報だけで探したのは数百件はあったと思います。

賃料を妥協すれば一番手っ取り早かったのですが、そうなるとそもそもやりたかった事が出来なくなってしまいますし、逼迫した中での環境では良い仕事も出来そうもありませんから、時間は掛かりましたが良い物件に巡りあえたと思います。

と言ってもまだ何も始まっていなく、大変なのはこれからなので、今後色々紹介出来るように早く整備していきたいと思います。

動きました・・・

testa_9 こちらは先日紹介したTACさんで修理中のテスタロッサで、先日の続きで違うアングルから撮影していた画像です。穴も溶接で埋めてあり、今後はパネル全体の成型といった作業ですかね。「パテ→研磨」を10回以上は繰り返されると思います(多いように感じますが普通の事です)。

factory_16で、こちらが本日紹介する画像で、動いたのはテスタロッサでは無くこのエレベーターなのでした(笑)。

先日動力電源(三相200V)が開通したので早速通電させたのですがウンともスンとも言わず、「結局駄目なのか・・・!」とかなりガッカリしていたのですが、ネットで調べてみるとホイスト(ウインチみたいなの)はよく結線の仕方が逆だったりすると動かない例があるとの事です。日本製のホイストの多くは逆相防止装置が付いているとの事で、赤と黒の配線を変えてみると動く事がよくあるとの事で早速本日試してみました。

結果はタイトルにある通り無事動き始めまして、本日移送した荷物も楽々二階に運ぶ事が出来ました。これは何て有り難い設備なんでしょうか・・・(惚)。

ちなみにエレベーターと言っても荷物の運搬専用なので(基本的には)人は乗りません。なので扉などは手動ですが、これが中々レトロな感じがして私的に気に入っています。奥の木製の折り畳みチェアーはTACのサイトー君から寄贈頂いた物で、何だかこの扉に良く似合っているようにも見えます。

このエレベーターが使えた事により、ちょっと前にお問い合わせ頂いて保留になっている「電動車イス」の塗装についても対応が可能になりました。この建物の階段は狭いので、重くて大きい物を二階に運ぶのは難しいと感じたのですが、これで搬入は全く問題無くなりました。二階に持ち込んだらそこで分解~下地作業、塗る準備が出来た部品のみを下の現場に下ろして塗装し、強制乾燥を終えたら再度二階の保管室で寝かして後日組み付け、そしてエレベーターで降ろして納車となります。全ての導線が繋がってしまいましたよ・・・(妄想です)。

まずは1階で本塗りが出来る環境を作って、二階でも軽塗装(下塗り~ロゴ入れなど小面積の塗装)も出来るように整備したいと思います。まだまだやる事が満載ですね・・・。

 

完全に寝坊

testa_8今日は朝9時に銀行に行く予定だったので、時間的に余裕に考えていたせいかすっかり寝坊してしまいました。気付いたら9時を過ぎておりまして・・・(ビックリしました・・・)。

しかも持っていった銀行印が必要な物とは違う物だったりと、結局融資契約は本日終結が出来なく明日に持ち越しとなりました。うーん、全く何をやっているんですかね・・・。

今度はそのまま車で世田谷のリサイクルセンターにて、購入した取り置きをしておいて貰ったステンレス流し槽を引き取りに行き、本日は昼から既存の工場(TAC内)での作業となりました。仕事もしつつ徐々に引越しの準備もしています。

明日は移転先の工場にコンプレッサーが搬入~設置となるので一日向こうに行く予定で、今回購入したコンプレッサー機器一式は自身生まれて初めての新品なので、これはもう死ぬまで大切にしたいと思います(いやそんなに使えませんか)。

そして画像はTACさんで作業中のテスタロッサで、先日板金していたクォーターパネルはいつの間にかボディに仮組みされていたようです。元々開けられてしまっていた穴も無事溶接で埋められているようで、今後はパテ作業と軽い板金となりそうですね。いよいよ先が見えて来ましたか・・・。

ちなみにもう一枚画像あるのですが明日はもう一度朝一で銀行に行かねばならなく、まさか二日連続で寝坊とかは有り得ませんので早めに寝たいと思います。と言っても既に3時を過ぎましたが・・・(眠)。

久しぶりに

cannondale_18仕事からの帰り道に何か覚えがある感覚が腕に来たと思ったらやはりと言うかタイヤの空気がみるみる内に無くなっていきました。通勤路では久しぶりのパンクです。

幸いだったのはパンクしたのが多摩川サイクリングコースが丁度終わったところで、この丸子橋の上までは100メートル程でしたから何とか灯りのある所で作業出来ました。日頃の行いが少しだけ良かったんですかね(悪いからこう言う事になるんですか・・・)。

原因は鋭利な金属片で、恐らく工場を出る時に踏んだのが通勤路終盤になって何かのきっかけで内部のチューブを貫通させたのだと思います。工場地帯はやはり色々な物が落ちていますから帰る時に一度チェックした方が良さそうですね。

ちなみにこのパンクを修理する前の時点で時刻は23:40、狙っていたネットオークションの終了時間が0:15分ですから今日はゆっくり作業を楽しんでいる時間はありません(外での作業は意外と楽しいんですよ)。自宅まではここから10分は掛かりますからパンクは20分で直さないといけないんですよね。携帯電話のタイマー機能をセットしていざ作業スタートです(結局楽しんでいる訳ですが・・・笑)。

で、チューブの交換は無事時間内に終えたのですが、何故かブレーキを引きずってしまい途中何度もホイールを外してはセットし直してを試してみましたがやはりパッドが当たってしまっているようです。ホイールが曲がった訳では無いので、ブレーキの位置?がズレたんでしょうか。さすがにパッドの調整をしていると時間内に間に合わないので結局そのままパワープレイで自宅まで漕ぎ続け、無用にふくらはぎがパンパンになってしまいましたが幸いにして欲しかった製品は落札出来て一安心です。

明日は銀行に行く以外にステンレス流し槽を取りに行かないといけないので車での通勤となりますから後日原因を調べてみたいと思います。ホイール位置が違う箇所でブレーキパッドの位置が決まっていたんですかねぇ・・・。