お隣さん

factory_86うちの工場の隣にある空き工場です。トタンに塗られたペンキが大変な事になっていますが、私的にこの廃れ具合が結構気に入っていたりします。むしろこっちが空いていれば・・・なんて思ったりもしたのですが。

ただこの外壁ですから室内への断熱効果も期待出来ず、冬は隙間風がひどく夏は鉄板焼き状態だと思いますので細かい作業をするにはちょっと不向きでしょうね。その点今の工場の壁はちゃんと断熱になっていますからこの点はかなり恵まれていると思います。本日はエレベーター扉の隙間風をスポンジテープで目止めしたのでさらに快適になったと思います。

そういえば最近スーツを着た不動産屋さんらしき人間がこの建物を中心にして辺りをうろついているので、もしかしたら近々取り壊してしまう予定なのかも知れません。土地自体は以前から売りに出ているらしく、購入を検討しているらしき方が挨拶と言うか様子を探りに訪れて話を聞きに来たりもしていました。うちは音も臭いも日中しか出さないので、この近辺が準工業地帯という事を理解していれば問題は無いんじゃ無いかと話しをしましたが、それよりもこの建物が何に使われていたのかを気にしているようでした。古い工場跡地だと土壌汚染などの心配もあるのでしょうか。

ちなみに賃貸で結構な家賃を払っているなら買ってしまった方がいいのでは?と思いそうですが、それだと経費にならないしさらに固定資産税も加わるので土地などの資産は出来るだけ持たない方が良いというのは経営の定石らしいです。「自社工場なら家賃を払わなくて済む」と言うのは全くの勘違いだったようです。

幸いにして今回見つけた物件は比較的無理の無い家賃なので、後は出来るだけ長く続けていければといった所でしょうか。まあ今までの例からすると大体4年くらい経つと何か大きく変化させたくなるみたいなので(これは何かの病気でしょう)、今後どうなるかはまだ判らないんですけどね。もしかしたら冷蔵庫の塗装専門店になっていたりするかも知れませんし(出来ればそれは避けたいかと・・・)。