空調ズボン 試作

 昨年から使っている空調服はすこぶる調子が良いのですが(と言うかもはやこれ無しでは仕事が出来ません)、少し前からUSBケーブルの根元が接触不良になっていて、そして先日遂に断線・・・!

これが半日無いだけで地獄でした・・・。

 と言う事ですが、実は空調ズボンを作る為にもう1セットファンを購入していまして、

 丁度今回半田付けの作業を行うので並行して作業を行う事にしました。と言うかこの暑さのせいで、必要のない事は全くやる気が起きませんでして・・・。

また切れた方は折角なので以前JIROちゃんに貰ったスイッチ付のUSBケーブルを使う事にしました。そもそも断線した理由はファンを止める際に毎回USBを抜いていたのが原因だったと思うので、スイッチで切れればそれも防げると言う事です。

恐らく専用バッテリーなら―スイッチが着いている筈ですが、今使っている物はスマホなどの充電に使うモバイル用なのでキルスイッチが着いていないんですよね。

 と言う訳でそれぞれの線を繋ぎ、ファンが回るのを確認します。

 モバイルバッテリーはUSB端子が二つあるので、ベストとズボンを同時に使っても一個で足りる感じです。

 そしてズボンですが、こちらはテストと言う事で、とりあえず要らない作業ズボンに直接穴を開けて装着してみる事にしました。

 サイドボケット部分に穴を開け、G17で適当に接着します。amazonでアイロンプリント出来る物も売っていましたが、2枚で¥1,800とか、だったら最初から出来上がった空調服を買った方が良いのではと・・・(もしくはG17を10本買うとか)。

と言う訳で取り敢えず完成です。

実際に装着してみると、上から下までエアーが体全身を通り抜けて、まるで清流の中を漂っているかのよう!(まあそこまでじゃないですが。笑)。

ただ使ったズボンが普通の作業着(軍パン)なので、ファンが着いた分太もも周りがキツクなり、普通にしゃがむ事が出来ません(苦)。もう少しサイズの大きい物か、生地が伸びるタイプじゃないと駄目っぽいですね。まあでもこれでも作業中なら十分なので、取り敢えずこれで暑さをしのぎつつ、次の(本塗り用)を作っていきたいと思います。こちらはファンでは無くエアーホースを繋ぐタイプで、冷凍式エアードライヤーで冷やされた空気でさらに体を冷やして貰う!と言う算段です。あの地獄のような環境から解放されるのも、もう時間の問題ですね(多分、ですが・・・)。

火の七日間

 とある企業様から、ライブで使用するワイヤレスマイクの塗装のご依頼を頂きまして、ただその納期が一週間(!)しかない為、昨日今日の休日(日曜日+山の日)を返上して作業をしています。

当方も週末から夏季休業日となりますから一度はお断りしたのですが、アーティスト様(もしくはクライアント様)がどうしても!と言う事で、超特急割増費用付きで引き受ける事となりました。要は私の休日3日分をお金に変換したような感じでしょうか(苦)。

上の画像は色を確認しているところで、ご指定頂いたCMYKの色を確認しているところです。今回は艶消し仕上げでのご指定なので、これが結構面倒なんですよね。

手前のiPadの画面の色は、adbe Illustaratorの画像をjpegに変換した物で、その右にあるiPhoneの方は、以前インプレッサのフューエルキャップのロゴを作った時にも使った「Palettes」なるアプリを使って表示した色です。わざと違うアクセス方法にし、同じCMYK値で色が変わるのを確認しています。

そしてその上にある色見本は当店で作った物で、今回の色はSTANDOXの鮮やかな赤の原色(MIX561)と白、スバルSTiのチェリーピンクそれぞれを合わせたような色になります(まあ実際はそんな単純な話では無いのですが・・・)。

ちなみにPANTONE社が提供するFind a Pantone ColorなるサイトでもCMYK値を入れて色見本を検索できるようなサービスがありまして、そちらを試してみると「PANTONE 201U」が近似色と案内されました。

実際のその色見本を見てみると・・・、

それぞれの色が余りも乖離し過ぎて噴き出してしまいました(頼みますよ・・・笑)。

モニター上で見る色はCMYK値と言いつつも実際はRGBですから、それを鵜呑みには出来ない思う反面、さすがにこんな濁った色でも無いだろうと言う事で、その辺を考慮しつつ色を作っています。

この一週間が無事に終わった場合、そのまま燃え尽き症候群になりそうな感じがするのですが、そこで丁度良く夏休みに入るので、何とかやり切っていこうと思います。ゴッホゴッホ。

ミラーコートAG

塗料屋さんに取り寄せて貰いました。SEM社のミラーコートAGです。

こちらは所謂「メッキ調塗装」用の塗料で、この手の物は手を出してはいけないのは重々承知していますが、使い方と被塗物を限定すればまたやってみても良いかな?と思い久々に試してみる事にしました。塗装関係の知り合いの方からの、「いやいやいや!やめといた方がいいですって!」と言う心の声が聴こえてくるような来ないような(笑)。

 最近この手の塗料は各社から色々と出ていますが、今回購入したのは以前GUNさんと一緒にマルテー祭に行った時にデモをやっていた物で、「上に塗るクリアーはどのメーカーでも大丈夫です!」と言っていたのでこちらにしました。以前使っていたモトクロームでは専用のクリアー(恐らく水性)が本当に厄介だったんですよね。その上に塗ったウレタンクリアーがポリカーボネート製のラジコンボディみたいにパカっと剥がれると言う光景を見て使うのを止めました。

一応テクニカルデータシート(要は説明書)もついてきました。

とは言ってもこの手の塗料はどのメーカーも大体一緒でして、

メーカーさんの方もいい加減嫌になったのか、Q&Aは中々辛辣な内容になっています(まあ塗装屋ならそれくらい察してくれって話だと思いますが)。

しかしブツ取りに関しては「基本」と言うのが味噌でして、デモをやっていた方に教わった方法としては、磨いた後にシリコンオフでは無く中性洗剤で洗って水で流し、エアーブローだけで水気を飛ばせば吹きムラが出ない!と言う事でした。なるほどですね。

 そう言えば知り合いの塗装屋さんが「青くなったり黄色くなったり安定しないんですよ~」と仰っていましたが、そういった事も書いてあります。メッキ調コートの膜厚や乾燥不良で色味が変わるようですね。

ちなみに私はメッキ調単体では使わない予定なので(色々気になってしまいそれは無理だと気づきました)、青くなろうが黄色くなろうがは全く構わないと思っていて、要はキャンディーカラーの下地として使いたいだけです。そうじゃないとちょっとしたブツや肌目が気になって夜も眠れなくなりますので・・・。

相当文句を言う人が多いのか、どの項を見てもしつこいくらいに焼け!と説明しています(笑)。

そう言えばマルテー祭でやっていたデモでは、下地(ここで言う「プライマー」)は塗装では無く「黒のアクリル板」を使っていて、それを見たGUNさんが「それだったら誰がやっても綺麗なメッキ調になりますよ~」と、言ってはいけないツッコミをしていたのを思い出してしまいました(笑)。

まあ金属感を出す為には結局のところそこが重要なのでして、そもそも下地の艶あり黒を「肌目を出さないように塗る」と言うのが物理的に不可能な訳ですから、「やるなら完璧を目指したい」と言う自動車補修の塗装屋さんには受け入れられないのだと思います。ボンネットを塗装して、砂粒一つ入って半狂乱になるような仕事を日常的にやると、こういう塗装は無理ですよね。判ります、判りますよ・・・(全く他人事ですいません。笑)。

尚、先ほども紹介したように、こちらの塗装は至極限定的な使用となりますので、一般的な仕事のご依頼には対応は出来ません。「剥がれても構わないので」と言ったご希望にもお答えは出来ませんので何卒ご了承下さいませ。

KATOクレーンミニカー 分解②

 先日に引き続き、塗装の仕事でご依頼頂いているKATO社製の1/50クレーンミニカーSR-250Riの分解作業となります。前回は上の部分だったので、今回は腰下ですね。

 本物のクレーンと同様、車体の下からは横転防止のアームがスライドして出て来るようになっています。

 ガッチリ接着されていたプラスチックの蓋をマイナスドライバーで抉って剥がし、アームを取り外すと、見えなかったネジの頭が出て来ます。まるで先日分解したロジクールのマウスのよう・・・。

 殆どが接着剤なので、壊さないよう根本にマイナスドライバーかピンセットの先端を当てつつ、力業でバキバキと外していきます。

 シャーシはアルミ製です。そんなに個数が出たとは思えないのですが、良く出来ています。

 一緒に塗られていると見ただけでは判らないのですが、プラスチック素材は熱伝導が悪いので触ると気づきます。こちらはガッチリ着いていたので一部が割れましたが、何としてもプラスチック部品は虱潰しに外していきます(塗装する前に直しておきます)。

 金属部品はとにかく既存の塗膜の密着状態が悪いので、一旦全部溶剤に浸け置きして剥離をしてから塗り直す事とします。サンドブラストをしてとは言いませんが、せめて化成処理かプライマーでも塗ってくれていればと・・・。

 ホイールは赤で塗装します。

 この辺はもうどうなっているのか判らなかったのですが、

熱湯に浸けたら接着剤が柔らかくなったようで、ゆっくり力を入れるとミラーのシャフトが回ってくれて、何とか折らずに外せました。梯子は見えないバンパー裏側のアルミ部分を掘るように削って外しています。

と言う訳で何とか分解完了です。さすがクレーン車と言うか、今までのミニカーに比べると屈強で(?)、ポンチとハンマーでシャフトを抜いたりと中々ハードな分解作業となりました。

剥離をする前にまずは各ロゴのデカールを作製しますが、その作業(印刷)も本業とはちょっと違うので、余り内容が複雑になるようならまたこちらの社外記での紹介になるかも知れません(PRO_Fitあるあるなのですが、両面テープだけとかマスキングシートだけを作製して欲しいと言うお問い合わせがよくあります)。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!