溶剤用噴霧ボトル

脱脂の時に使うシリコンオフを入れた噴霧用ボトルですが、最近アルコール系をよく使うので、さらにもう一個増やす事にしました。

 業界ではとてもメジャーなダイヤスプレー エクセレント500です。自宅でも愛用しているので今回で4個目ですね。

 入れるのはこちらのIPS=イソプロピルアルコールで、業者様からのご依頼で業務用エアコンを12セット塗る事となり、ただ素材がPS(ポリスチレン)なのでヘキサン系の脱脂剤(シリコンオフ)では素材を侵してしまうので使えなく、缶から直接使うのが面倒なので今回改めてボトルを用意したという次第です。

 で、ふと気が付くと予備用のOリングが二種類×2個分入っている事に気が付きました。

 そういえばこのボトル、15年以上使っていますがまだ交換した事が無かった気が・・・(そんなに長持ちしてメーカーさん大丈夫なのでしょうか・・・)。

 と言う訳で、噴射パターンを変えられる先端のノズル部分と、

 そのノズルを固定する根元の部分のOリングを交換してみました。

先端のOリングはもはや柔軟性が無いくらいの状態になっていて、今まで少しスカスカだった感じが新品同様に!これであと15年くらいは大丈夫そうです(こんなに丈夫に作ってしまってメーカーさん本当に大丈夫なんでしょうか。笑)。

レンジローバー1/18ミニカー 分解

 先日塗装のご依頼でお預かりしておりました、AUTO ART社製の1/18レンジローバーのミニカーです。

分解については業務外なので、こちらの社外記にて紹介をさせていただきます。仕事としてはお受付しておりませんのでご了承くださいませ。

 そのまま作業をすると車体を横にした時にドアミラーが折れてしまいそうなので、まずはドアパネルから外すことにしました。

ドアトリム(内装)は実車と同じようにヘラを差し込んでバキバキと外していきます(実車はクリップですがこちらは接着です)。

ドアトリムを外したら蝶番を外し、ドアパネルを取り外しました。

 ちなみにこのミニカー、裏側にネジが殆ど見当たりません(見える穴は台座に固定する為のネジのようです)。

普通は裏側のネジを外せば取れるのですが・・・、

 よく見るとバンパーがボディに接着されています(恐)。

 カッターとヘラで少しづつ接着剤を剥がし、バンパーとテールランプを取りはずしました。

 フロントバンパーも同じように接着で、ヘッドライトはバンパー側にカシメられています。

前後バンパーを外して見えたネジを外し、ようやくシャシーが取れました。フロアーやシートなどはそのままゴソっと外せます。

 ルーフライニング(天張り)も接着されていて、またルームライト部がメクラ蓋になっていてボディとカシメられていました。知らないと真っ二つに割ってしまう感じで、まるでトラップなかなか良くできています。

 ルーフライライニングが取れて、リヤゲートの蝶番やサンルーフのガラス(実際はポリスチレン樹脂)が見えました。

 サンルーフもボディ側とカシメられているので、

それらをベルトサンダーで削り、ヘラで剥がしました。また3Mのパネルボンディング工法よろしく、カシメに接着剤が併用されているので、これらを割らずに外すのは非常に難儀です。

 フロントフェンダーについているエアダクトは隙間が無い&奥まって嵌っているので、外側から取り外そうとするのは難しく、裏側からドリルで穴を開けてポンチで押し出す事にしました。

車体に穴を開けてしまっていますが、外観には関係の無いサービスホール(作業上あると便利な穴)なので問題はありません。フェラーリのリモコンキーからエンブレムを外す場合と同じですね。後でエポキシパテを詰めておきます。

 L字型に回り込んだクォーターガラス(&ピラーモール)は外すのが難しく、

かなり気を付けて作業をしたのですが割れてしまいました。

が!今回は部品取り用にもう一台をご用意頂いていますので、そちらから無事に取り外せて難を逃れました。

 そしてリヤゲートです。レンジローバーは昔からリヤゲートが2重になっているので判っていましたが、ちょっと厄介です。

 エンブレムは再利用したかったのですが、

シート状になっているのでは無く、文字が一つずつ分離してしまうタイプだったので再利用は難しそうです。なのでこちらはデカールで作り直します。

オーナー様から頂いた画像を基にロゴデータを作成しました。

また今回はリヤゲートの形状が実車とは違うので、こちらをフラットに加工して「RANGE ROVER」のエンブレムを貼り付けようと思います。なので元々エンブレムが貼ってあったグレーのロアモールは、参考画像と同様にボディ同色に塗ってしまいます。

 そしてドアパネルの分解です。

ミラーとガラス(実際にはPS=ポリスチレン樹脂)はカシメと接着なので、ドライヤーで温めながらヘラやピックツール(先が尖った金属製の棒)を使って外していきます。抉る位置と方向に気を付けます。

ドアハンドルなどもしっかり接着剤が付いているので折らずに外すのは一苦労です。

 そしてホイールです。真ん中は車体下に装着されていたスペアタイヤで、左右はフロント側となります。今回はホイールも実車のように塗装を承っていますので、付属しているのキャリパーとローターを取りはずそうと思いましたが、

 全く外せなく、ロアアーム部のプラスチック部品が粉砕しました。

 どうやらハブと一体になったアルミ製の部品をホイールにプレスして入れられているようで、バイスグリップで掴んで外そうとしてもアルミの方が削れてしまう始末です。

さらにリヤタイヤは車体からの分解も難しそうで、仕方ないのでこのままの状態で塗る事にしました。壊れてもホールが無事ならスペアを使えばよいのですが、そういう問題でも無くなってしまいました。ただ隙間はあるので何とかマスキングで対応出来るかと思います。

 そして分解が完了です。こちらが塗装する外装パーツ一式です。画像には映っていませんがネジのメクラ蓋を含めて20点です(その他内装パーツもあります)。

 ドアパネルの上部も塗装するのですが、実車ならここは金属ですが今回はガラスの素材に使われているポリスチレン樹脂となっているので、STANDOXの塗料でこれが溶けないかが心配です。先に部品取り用の物をテストして挑もうかと思います。

 ドアのロアモールは異常な程接着剤が塗られているので、こちらも取り外さずマスキングで行う事にしました。

 ドアミラーは一部をボディ同色に塗装します。マスキングが難しいので、先に全体を塗ってしまい、その後艶消し黒を塗り直す方法にするかも知れません。

 フロントグリルはアッパー部のみ塗装します。

 以前塗った1/18のポルシェミニカーを想像していたのでそんなに大変では無いかと思っていましたが、部品点数だけで倍以上になっているような気がします。間違えました・・・。

 ドアトリムもボディ部(金属)と一体になってしまっている部分があるので、こちらも新たなボディーカラーのナラブロンズ(カラーコード:825)に塗ります。

 取り外した部品一式です。小さいものを含めると100点くらいあると思います。

分解作業はそれなりに大変でしたが、今回は部品取り用にもう一台ご用意頂いたので安心して作業が出来ました。尚、割れているヒンジ部分を取りはずすには同じようにボディ内部を分解しなければならないので、こちらも最終的にはバラバラになる予定です。

本業(塗装)の方はPRO_Fit日記で紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

横浜みなとみらい行き

昨日の日曜日は生憎の雨でしたが、折角の休日なので横浜に遊びに行って来ました。

一番のお目当ては昨年10月にオープンした横浜ハンマーヘッドです!

コロナウイルスのせいか至る所が信じられないくらい空いていて、このままだと経済が停滞してしまいそうな気がしたので、もう歩けないと言うくらいお腹一杯食べて来ました。

横浜ハンマーヘッド

 いつもは歩くだけでも大変な赤レンガ倉庫の中もガラガラで、人混みが得意では無い私でもこれはちょっと心配になるレベルでした・・・。

 そう言えばこちらの赤レンガ倉庫ですが、確か以前にあそこの壁に自転車を立てかけて撮影したような気が・・・と思って調べてみたら、窓の形や配置からしてやはりそうだと思います。

あれからもう6年も経っていたとは何だか感慨深くて、その時の自分に「姿勢には気を付けろ~!」と言ってあげたいところです(現在は頚椎症で自転車に乗れていません・・・)。

当初は「死のウイルス」みたいに言われていたコロナウイルスですが、その後段々判っていくと健康な人間には大した事は無さそうで、それよりもむしろ皆が行動を自粛して各企業が破綻してしまう方が余程怖い感じがしました。こんな状態があと数か月も続いたら、今日行ったお店は家賃も賄えないのではと・・・(恐)。

そういえば当工場のトイレットペーパーが残すところ3巻きとなっていて、いよいようちもまずいかも・・・!と思っていましたが、各非常用リュック(計3個)にも一巻ずつ入れてあったのを思い出したので、何とかもう少し持ちそうです。

って、さすがにそちらはもう普通に売っているんですかね。

新パウダー顔料3色

 注文していたパウダータイプの顔料が届いたので早速テストを行いました。3色の顔料で、4種類の色見本を作成しています。

 パウダータイプの顔料をバインダー(樹脂)で50倍くらいに薄め、黒く塗った下地の上に重ねてクリアーをコーティングしています。

 正面は鮮やかなグリーンで、透かしの青に綺麗にグラデーションしています。

 またパール目の荒々しさもあって、マイクにもよく似合いそうな感じです。

実はこの顔料は違う使い方を想定していたので、今回思わぬ収穫でした。

 そしてこちらはピンク系です。

 深みのあるバイオレットが良い感じで、これもマイクに採用出来そうです。

 一色だけでこの色変化ですから中々脱帽です。

 そしてこちらはゴールド系です。

 ゴールドとなるとやはりキャンディーカラーの方が断然綺麗なので、こちらはお蔵入りになるかもです。

 そしてこちらは白系です。下地に白(VW社キャンディホワイト)を塗った上にパールを重ねていて、当初はホログラムっぽい色変化を期待していたのですが、ちょっと違う感じでした。

それでも平面で見るとグリーンの発色が綺麗で、これはこれで使えるかと思ったのですが・・・、

立体になると余りパっとしません。

ただこの顔料、一番最初に紹介したグリーンと同じ物なんです。顔料の黒い粒粒が目立たないので元々白系として使おうと思っていた物ですが、黒に重ねた方が断然色変化が楽しめるという事でそちらに利用出来そうです。

ちなみに以前知り合いの塗装屋さんから譲ってもらった顔料にも見ているのですが、

(↓これです。)見比べてみるとこちらよりも彩度と輝度が高い感じでした。是非今度の小物塗装屋会でも確認して貰おうと思います(コロナウイルスの影響で延期になりそうですが・・・)。

と言う訳で使える色は二つあったので、近々マイクの色見本も作ってみようと思います。白ももう少しサイズが大きければ良さそうなので、一応こちらもマイクに塗っておきますかね。