サブスク塗装

10年以上前の話ですが、知り合いの方が「自動車の板金塗装は車両保険じゃなくて会員制にした方が良いんじゃないか?」みたいな事を言っていて、当時の私としては何を言っているのかこの人はと思っていましたが、現在は各分野でサブスクリプション型のサービスが始まっているので、その人が言っていた事もあながち間違いじゃなかったのかと今更ながらに感心しています。

また先日知り合いに聞いたのですが、最近は板金塗装の修理に車両保険を使う(使って貰う)のが難しいらしく、またASV(自動ブレーキなど先進安全技術自動車)を搭載した車両の修理には特定整備工場だかエキスパート認定制度だかの資格が必要になるみたいで、小さい会社には中々厳しい状況にあるようです。

私的な見解としては、そういった小さい工場や個人ユーザーに対してメーカーが無料でサポートしてあげた方が、自動車業界全体の裾野が広がってもっと盛り上がると思うんですが、もはや大手もそうは言っていられなく、ユーザー全てを囲い込んで行く作戦なのでしょうか。

ちなみに当店の小物塗装はというと、コロナウイルスのせいでテレワークをされる方が増えたせいか最近お問い合わせの量が増えています。

ただ仕事量が増えても私一人でこれらをやり切れる訳ではないので、うちの場合はサブスク塗装なんてあり得ませんし、そもそもそういった事がやりたかった訳では無いので(さらに今以上にもっと時間を掛けたいです)、恐らくは今のスタイルのまま最後まで行くと思っています。

ただサブスクリプションの塗装も面白そうな気がするので、どこかやってみてくれないですかね(全くの他人事で。笑)。

第23回岡本太郎現代芸術賞展行き②

 先日の続きで、現在開催中の企画展「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」行ってきた時の紹介となります。

いつもは入り口左にボードを立ててそこにポスターを貼っていただけでしたが、今回は入口に垂れ幕が掛かっていました。この方が特別室っぽくて良い感じで、新たに予算が許されたのでしょうか(笑)。

部屋に入って一番に目に入るのがこの中央のガラス張りになっているところで、ここには佐藤圭一氏の作品「おねすと / honest」が展示されていました。

この苦悶の表情にはちょっと引いてしまいますが・・・、

 後ろの彼(または彼女)の表情に救われました(笑)。

それにしてもこのサイズでこういった人の表情の作るのは想像以上に難しい気がして、制作過程とかを見てみたいですね。

こちらは笹田晋平氏の作品、「Jericho’s raft and fifteen guardians ジェリコーの筏と15人の守護者」です。

遠目から見るとドラクロワみたいに見えたのですが、

描かれているのはアイドルのような女の子達が!

こちらはジェリコーの「メデューズ豪の筏」がモチーフになっているようで、すごく綺麗に描かれているのが印象的でした。

 絵の周りにはファンと一緒にチェキで撮った写真が貼ってあったり、床にはアイドルが着ていた(?)衣装が積み重なっていました。置いてあった紙にはこれについての説明が書いてあったのですが、うっかり失念してしまいまして・・・(確か船に乗っていた人と同じ数だったような気が・・・)。

 そしてこちらが今回の岡本太郎賞、野々上聡人氏の作品「ラブレター / LOVE LETTER」です。

 全体的なイメージはおどろおどろしいので、こういうのが苦手な方も多いと思いますが(私も余り得意な方では・・・)、

 とにかく圧倒されます。

ちなみに怖いながらも裏に周った時に見つけたこちらの彫刻が、「この傷はもしやカカシ先生!」とかを思ってしまい心の中で噴いていました(笑)。

こちらは浅川正樹氏の作品「1960年,1961年,1962年,1963年,1964年,1965年の圧縮された記憶の蘇生」で、先ほどまでのドロドロした感じから一転、アメリカンポップアートっぽい華やかさにちょっと安心しました(この部屋は全体的に暗いので。笑)。

まだ他にも画像があるので、後日改めて紹介したいと思います。

紫系キャンディーカラー導入

 現在ご依頼頂いているマイクの塗装で、キャンディーパープルが必要なので新しくHOUSE OF KOLORの原色を購入しました。KK-13=バープルと、KK-22ブードゥーバイオレットです。後者は名前がヤバイですね(笑)。

ちなみに紫系のキャンディーカラーは元々あって(間違えて購入しなんと原液が2Lもあります!笑)、ただ発色がイマイチだったので今回新たに購入したのです。

こちらがKK-22のブードゥーバイオレットです。これは間違いが無いですね。

また今回は赤→紫→青のグラデーションを行いますが、この赤=キャンディーレッド(今回は同社KK-11アップルレッドを使用)からいきなり紫はちょっと厳しいかと思い、それらを混ぜた色も作ってみました。

 結果としては赤が濁っただけでして(まあそうでしょうね)、マルーン系(茶色)の赤になってしまいました。以前塗った色見本用のマイクと比べると彩度が落ちているのが判ると思います。これはボツですね・・・。

 そして紫系のKK-13 BURPLE(バープル)ですが、ネットに出ていたこれの画像がとても良さそうだったので今回買ったのですが(購入自体はいつものオートサプライヤー=塗料屋さんからです)、実際に塗ってみると今まで使っていた青と大差が無いように見受けられます。

これは何かの間違い(攪拌不良)と思い、もう一度缶をよく振って作り直したところ、変わりがありません。え?・・・と。

上の画像だと左が先に塗った物で、途中から「これは違うぞ・・・!?」という事でストップし、改めて色を作り直して塗り、さらにコート数を増やしたのが右側です。同社のKK-5 コバルトブルーと余り変わらないような気が・・・。

 確かに塗り重ねていくとほのかに赤味を感じるのですが、

ネットで見る画像とは随分とかけ離れています。いやいやいや(笑)。

確かにこの画像だけ見ると明らかにコントラストを強調して画像加工しているのが判りますが、それにしても色が違い過ぎる・・・。

なのでオートサプライヤーさんに不良品扱いでLOT番号調べて貰おうと思ったのですが、念のため手元にあったHOKの色見本帳を見ると・・・、

自分で塗った物と大体同じでした(笑)。

危うく恥を掻くところで、やはりというかちゃんとした色見本で確認しないと駄目ですね。ネットの画像を信用した自分が馬鹿でした・・・。

自作スマホスタンド for Workshop

親戚の子供が「このキーホルダーを自分で作りたい!(塗りたい!)」という事で、今度当工場で子供向けのワークショップを開く事にしました。

ただどうせならという事で、他にも何かできないか考えていまして、

ジャジャーンと!。ゴミで出来たスマホスタンドです。

この辺の物は普通に100円ショップで買えそうですが、自分で選んだロゴが目の前でレーザーでカットされている光景を見たら多分楽しいんじゃないかと思いまして。材料はタダみたいな物ですし(笑)。

 工程としてはいつものようにIllustratorでデータを作り、端材のアクリル板をレーザー加工機でカットします。テンプレートを作り、一部に推しのキャラクターを入れられるようにしています。姪っ子はスマプリだかすとプリだかを入れたいらしいです。

 折り曲げる箇所にはカッターなどでケガキを行うのですが、子供だとそれが一番難しいと思い(と言うか私が対応しきれない恐れがあるので・・・)、一応それ用のジグを作っておきました。ここにカットしたアクリル板を嵌めて、折り曲げる部分に線を引けるようにしています。本番用はこれをMDF板で作ります。

 そしてジャジャーンと!アクリルヒ~タ~です。アクリルを曲げる為に使う道具ですね。

これは以前から買って持っておいた物ですが、土台の木がチープ過ぎるのでちゃんとした台を作ろうと思い、ただ急遽使わないといけなくなってしまったので今回そのまま組み上げました。垂木の感じが本当に嫌・・・。

 電気を流して数分するとステンレスパイプが熱くなるので、このパイプの上にアクリル板を置いておけばそこだけが柔らかくなり、簡単・綺麗に手で曲げられる!という優れ物です。なので見た目がもう少し良ければ・・・。

 ただ熱を当てる箇所がズレると斜めに曲がってしまうので、それの防止の為にしっかり水平・垂直が判る台を作っておきたかったのです。まあ今回はケガキ用のジグを作ったのでとりあえずは大丈夫です。

 参加するのは中・高・大学生まで色々で、少し危険な感じがしないでも無いのですが、この辺の作業は勝手にやって貰おうと思っています。自分で釣った魚に串を挿して焚火で焼くような感じですかね(全然違いますか)。

折り曲げる角度についても基準が判り易いようジグを作っておこうかと思いましたが、むしろその辺は自分の感覚みたいなのを使って貰いたかったのでやめておく事にしました。完璧な物を作るのではなく過程を楽しむのがワークショップですからね。

と言う訳で実はここまでがオマケみたいな感じでして、

実際にはこの時に出たこの廃材が今回のメインです(笑)。

これをスプレーガンを使って塗装をして貰い、枠を着けてキーホルダーにします。先ほどのスマホスタンドは塗装して熱を入れて待っている間にやる感じですかね。

と言う訳で自然光でちょっと格好良く撮影をしてみました。

 こんな感じでスマホを載せます。100円ショップで売っている物より大きくてしっかりしています。

 裏側の穴はコードを通す為で、ちなみにQiのワイヤレス充電も出来るよう現在基盤を手配中です。それは大人用という事で(笑)。

Kindleも普通に使えたので試しにiPadも載せてみたら、そちらは重過ぎてズレ落ちてしまいました。

参加する子供達も「あの時もっとここの角度を鋭角にしておけば・・・!」みたいに悔しく思って貰えればと思っています(笑)。


その後開催しました!

スマホスタンド&キーホルダー作成 塗装ワークショップ