フェラーリロッソコルサ 色見本キーホルダー

以前アクリル板に塗っていたフェラーリの「ロッソコルサ」(カラーコード:300)ですが、余り良い仕上がりでは無かったので、

 その後耐擦傷性の高いVOCプラチナクリアーで塗り直していました。

これがつい先日の事かと思っていたら、ここからあっと言う間に一年半・・・!

そのままお蔵入りにしようかと思っていたのですが、先日お問合せがあったので一応キーホルダー化をしておきました。

ロッソコルサの色味を見たいと言う以外に、耐擦傷性能がどれくらいなのかも確認してみたい!と言う方にはお勧めかも知れません(そんなマニアックな人は普通居ませんか・・・)。

売り切れになっていたクリスタルクリアーの小分けセットも追加しましたので宜しければどうぞ。

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プラスチックプライマー

プラスチック樹脂への塗装にはそれ専用のプライマーが必要で、以前行ったオートサービスショーでAXALTAからヘッドライト補修用の新しいそれが出ていたので少し前に取り寄せていました。

これが使えれば、今まで行っていた透過性塗装の作業がとても楽になると思ったのですが、いざ使ってみると微妙に白濁りが見えてしまうので、私が考えていた仕上がりとはちょっと違いました。

ただもしかしたら私の使い方が悪かったのかもなので、もう少し様子を見てみたいと思います(ただそう言う事も懸念して一応二種類作ったのですが・・・)。

結果が芳しくなかったので、日を改めて同じ条件で、ただし今度はいつも使っている同社のプラスチックプライマー(800R)で試してみる事にしました。

尚、画像は塗装前の状態で、#3000程度の足付け処理がしてあるので白く濁ってみえます。今までのヘッドライト補修塗装ではこのペーパー目が見えてしまうので、塗装の際にはコンパウンドで磨き切ってしっかり透明にしてから塗る!という手法だったのですが、新しいプライマーは水性タイプなのでソルベントクラックの心配が無く、足付け処理されたままそのまま塗って透明になる!!という事で期待をしていました。ちなみにこれらはいつも塗っているテールランプの塗装とは全く別の話です。

プラスチックプライマー(800R)を塗り、クリアーを塗りました。やはりと言うかこちらの方がいつも通りで安定しています。

ただ実際の本番ではこれ以外にも色々面倒な作業があって、今回はそれらが改善出来れば飛躍的に安心安全安価に出来る!と言う望みがあったのですが、やはりそう簡単には許してくれないみたいですね(まあだからこそ沢山のお仕事を頂けているのだと思いますが)。

その後しっかり寝かし、改めて比較検証してみる事にしました(するまでも無いのですが・・・)。

尚、一番左のパネルにある傷はカットしている時に刃がズレてしまっただけですので気にしないで大丈夫です。オフの時は絶望的に気が緩んでしまうので、こういう事が普通に起こります。

 こちらが新しいプライマーです。塗った時から白濁りが見えて、ただクリアーを塗って反応したらもしかして透明になるのでは?!と思っていましたが、やはりそのまま残りました。まあ普通に考えてそうですよね。

 対して今まで使っている800Rは安定して良好です。世の中の塗装屋さんが好んで使っている理由が良く判ります。

 下に黒い紙を敷き、さらに二枚を重ねて濁りを判り易くしてみました。やはり新しいプライマー(ヘッドライト補修用)の方は白濁りがよく判ります。

ちなみに塗装を知る人であれば、トップコートを塗るまでのフラッシュオフタイム(またはセッティングタイム)が足りなかったのでは?と思うかも知れませんが、一枚は1時間、もう一枚は20時間程空けていて、どちらも差は感じられませんでした。また厚く塗り過ぎたのでは?と思うかも知れませんが、それも変えて塗っています。

透かすとさらに濁りが判り易いです。本来なら角度がついている奥の方が白く見える筈ですが・・・。

ただ新しいプライマーはヘッドライト補修用として開発された水性タイプの塗料なので、そういった点で劣化したヘッドライトレンズの細かい傷を広げないよう特化しているのだと思いますから、これくらいの白濁りは仕方ないのかも知れません。と言うか、装着された状態のヘッドライトならこれくらいの白濁りは判らないと思うので、そもそも許容範囲なのだと思います(単なる気にし過ぎです)。

まあ折角買いましたし残しておいても仕方ないので、今後もう少し色々試してみようと思います(ただしヘッドライトの塗装は今後も対応する予定はありません)。

視力の劣化

少し前から右目の視力が落ちたようで、いつも使っているメガネでは何だか合っていないような気がしたので、凄く久しぶりにちゃんと視力を測って作って貰いました。着けたまま寝てもフレームが曲がらないという、JINSのAirframeです。

 塗装の仕事をしているとメガネは直ぐに駄目になるので年に2~3回は買い直しているのですが、その都度メガネ屋さんに行くのは面倒なので、ここ数年はもっぱらネットで注文が出来るJINSオンラインショップを利用しています。現物を見ないまま買うので実際に届いてみるとイマイチ顔に合わない、当たって痛い部分がある等の不具合はありますが、そもそも使う期間が短いですし、値段も安いので全く問題ありません。誕生日月には割引価格で買えるのもお得です。

ただ最後に測った視力が5年くらい前なので(どれだけ無頓着なんだって話ですが・・・)、そろそろちゃんと測っておこうと思い、丁度遊びに行った横浜ハンマーヘッドにあったJINSリアルショップでしっかり測って作って貰う事にしました。ちなみにこれは今のコロナ騒動が起きる二か月前の話です。

一度視力を測って登録しておけばわざわざお店に行かなくても良いのでこれが私的にとても気に入っています。効率性ここに極まりけりです。

ちなみに測って貰った視力はと言うと、右目が以前よりも少し落ちていて、だったらそれに合わせて作ろうと思ったのですが、店員さんから

「両目でバランスが崩れるのは良くないですし、近くの物を見る機会が多いなら、敢えて悪い方に合わせるというのも手です。今より遠くは見え難くなりますが、車の運転が出来る0.7は確保できますし、細かい作業はし易いくなりますよ!」

とのアドヴァイスを頂き、今までよりも見えないメガネを作る事に(笑)。

実際に使ってみた感じでは、確かに遠くの標識は今までより見え難くなりましたが、仕事では使い易くなりました。なんて素晴らしい営業力・・・!(惚)。

ちなみに以前やっていた自動車塗装屋で一番のネックとなるのがこの視力で、老眼=ピントが合わせ難くなる事で今まで出来ていた作業が難しくなります。私的にはこれを50歳と考え、そうなる前に人を育てるか引退するかを決めなければならないと思い、ただ前者は私には難しいと考え、また丁度良いタイミング(腰の崩壊)もあって今の小物塗装屋になったという感じです。

車体の塗装ってスプレーガンを動かしながら常にその先と後の肌目を確認しなければならない為、実は凄いスピードで目を凝らして作業をしなければならなく、しかもクリアーを塗り始めたら途中では止まれないので(肌が繋がらなくなるので)、ゴミが噛んだらその場所を覚えておき、塗り終わってから急いでそれらをスピナール(細くてギザギザな専用ツール)で取り除くという、かなりシビアな作業が強いられます。単に近くの物を見るだけなら老眼鏡を掛ければ良いのですが、常にピントを変え続けなければならないような作業には到底追い付きません。塗装ではたった一つのゴミで塗りなおし→一日分の予定が消えるとかが結構普通の事として起こりますが、それが毎回となるとかなり厳しいです(最初に勤めていた会社に実際そう言う方が居て、これは他人事ではないぞと恐怖しました)。

ちなみに対象が小物になったからといっても油断はできない訳で、私の場合これ以上視力が落ちないように暗いところでスマホは出来るだけ見ないようにし(私的にこれが一番ヤバイと思ってます)、そして必要無い時はメガネは外すようにしています。読書はもっぱらお風呂の中なので裸眼ですし、徒歩通勤の時も外してしまっています。標識は見えませんが慣れた道なら問題ないですし、また見たい物があったらピントを合わせる努力をするので、これが勝手に目の筋トレになっているという(笑)。

一応国民年金を当てにするとしてもあと29年は働き続けないといけないでしょうから、目もそうですが、とにかく健康には気を付けなければと思っています(やる事をやりきってポックリ逝くならそれが理想ですが。笑)。

色相環キーホルダー改

 結局今年のGWはフル出勤となってしまったのですが、基本的に緩い休日出勤だったのと、仕事が終わってからは多少なり遊んでいたので、一応は有意義な連休を過ごせたと思います(そう思わせておいて下さい・・・)。

画像は先日作っていたデータをレーザー加工機でカットしたアクリル板です。

こんな感じで枠に嵌め込みます。今回は2色使えるので色次第で面白く出来るのでは、と思ってます。

 今回折角枠が出来たので、以前作っていて止まっていた色相環キーホルダーも作る事にしました。

 パーツが小さいので塗る時はガムテープにベタ貼り固定となりまが、そうなるとフチに塗料がくっ付いてしまうのでそれの除去が結構面倒です。しかも時間が経って固まったクリスタルクリアーはガチガチで・・・。

 こんな感じで切り離したピースの12色を配していきます。

 他にイモリの形にカットしたアクリル板も色相環の12色で塗っていて、息抜きがてら枠に置いてみると、パステルな水色がマット&グロスブラックに良く似合っています。

さらに試しにとして、空いた部分に色相環のピースを詰め込んでみると・・・、

おおおお・・・これが中々良い感じです。

ただこれだとそれぞれのピースが色相環だったのが判らないので、土台部分にそれが判るようなデザインを追加してみようかと思います。表の右上か、裏のQRコードのところに追加して「あー、なるほど!」みたいに判る程度に表現出来ればと。