スバルエンブレム改⑤ 完成

先日紹介していました私物のスバルエンブレムプレートの塗装、メッキの枠を仮止めして完成となります。

最初の状態も紹介します。

仕事のお問合せで青い部分を違う色にされたいといったご希望が数件あり、だったらという事で自分用にこちらのエンブレムを購入し、実際に試してみる事にしました。

アクリルプレートの裏に塗ってある(印刷されている)青い被膜を削り落し、

ペーパー目の影響が出ないよう最終#800で均しました。

当初はSTIチェリーレッドとキャンディーレッドの2種類を作る予定だったのですが、その後仕事のご依頼でキャンディーレッドが入った事、また知り合いの塗装屋さんからのお勧めもあって今回は「キャンディーマゼンタ」にする事にしました。

枠と組み合わせてみた感じとしては、メッキの面積が大き過ぎるような気がするので、やはり枠は黒か何かに塗ってしまった方が良さそうです。もしくは枠をSTIチェリーレッドにするとか・・・(さすがにクド過ぎますかね)。

尚、念の為ですが全ての画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

  ちなみにメッキの上にキャンディーカラーを塗っての「カラーメッキ風」または「ブラックメッキ風」の塗装は当店ではお受付しておりません。

時々「剥がれても絶対文句は言いませんから!」と言った方もいらっしゃるのですが、オーナー様は御理解いただいても剥がれたそれを見た第三者が「酷いねコレ、どこで塗ったの?」となるとマズイからです。お寿司屋さんに自分で釣った魚を持って行って「何かあってもお店に迷惑は掛けないから!」と言って食中毒になったら、例え悪気は無くてもお店は営業停止になってしまうのと同じ事でして・・・。

新たに購入したエンブレムも届いたので並べて撮影してみました。

今回実際に剥離から塗装までの作業を行ってみて問題ありそうなところは全くありませんでしたので、これで安心してご依頼品の作業が出来ます。

また完成度が高く出来る事が判ったので、他にも色々試してみようと思います。あくまでも純正風で、例えば450台限定の「S208」にある「クールグレー・カーキ」とか特別感があって良さそうですかね。

2020ディズニーシー行き

先日の日曜日は休日を利用して東京ディズニーシーに行って来ました。前回来た時を調べてみたら4年ぶりです。大きく違うのは、全てスマホで撮影するようになった事でしょうか(超絶楽になりました!)。

この日は台風14号が本州に迫っていて、当日はどうなるかと心配していたのですが、急遽手前になってUターンしてくれたお陰で何とか天気はもってくれました!

混んでいる所は好きではないのでこの東京ディズニーシーも余程の事が無いと近づきたくは無い場所ですが、このコロナ騒動で入場制限が設けられているのを逆手にとって事前に予約をしてやって来たと言う訳です。

案の定園内は空いていて、長く待つアトラクションでも一時間以内には乗れる程でした。なんて素晴らしい・・・(惚)。

と言う訳でやって来ました、タワーオブテラーです。

前情報一切無しで入ったのでてっきりお化け屋敷かと思いきや、凄い勢いで落ちていくフリーフォールで完全に騙されました。ある意味余計心臓に悪いと言う(苦)。

ディズニーシーはアルコールOKなので、アトラクション!と言うよりも休憩を多めに取るスタイルで挑みました。明るい内にお酒を飲むと背徳的な気分になると言うか、自分のダメ人間ぶりが露呈した感じがして何とも言えません(笑)。

と言う訳で、昼食はホライズンベイなる所を利用しました。ヨットクラブをイメージして作られているみたいで、照明がワイヤーで高さ調整出来たりと細部の造りが結構良い感じでした。

工場での昼食はいつも生野菜だけなので、昼間っからワインを飲んで肉を食べたりすると何だか悪いことをしている気分になります。まあこれも夢の国という事で(笑)。

 その後もアトラクションに乗っては休憩を取っての繰り返しで、比較的のんびり過ごすようにして休日を楽しみました。

コロナの影響で一部のアトラクションは動いていなく、また乗れる物でもかなり大げさな座席制限が設けられていましたが(およそ半分に制限されていました)、それでも今までのディズニーシーからは考えられないくらい空いていたと思います。

  途中では花火も!

  そして今回のメイン、ソアリンです!これの為にやって来た!と言っても過言ではありません。

園内アトラクションの利用システムを理解していなくて危うく入れない所でしたが、何とか最終のファストパスが取れたので、この為に閉園間近まで残っていました。

  こちらのソアリンは去年の2019年7月にオープンしたとの事で、混んでいる時は300分待ち(!)なのだそうです。

そんな時間並べませんし、だったら工場で仕事をしていた方が全然良さそうです(笑)。

ソアリンはシステムに障害が出たみたいで乗るのに少し遅れたのですが、今まで乗ったアトラクションでは断トツ凄かったです!これは病みつきになりますね!

そんなに凄く大きい施設が必要と言う訳では無さそうなので、ディズニーシーまで行かなくとも今後同じような物が全国に出来てくるのではないかと期待しています。

ゲートブリッジが出来たお陰で自宅からディズニーシーまでは40分くらいと近いのも良いですね(念のためですが私は運転していません)。

今週は森っぽい場所ではありませんでしたが、来週は自然のある所に行こうと思います。

スニーカースプラッシュ塗装ワークショップ予定

この間知り合いの塗装屋さん(GUNさん。笑)が仕事帰りに工場に遊びに来て、以前行ったスニーカーのスプラッシュ塗装について話しました。

案の定、「タカハタさんがやるような事じゃないでしょ~」と言われてしまいましたが(他の塗装屋さんにも同じことを言われました。笑)、これなら誰でも出来る!という事と、意外と周りの評判が良かったので、サーモスを塗るよりこっちの方が良いと思い、今度ワークショップをやってみる事にしました。使っている塗料のスタンドックスの2Kエナメルも買ったは良いけど使い道が殆どありませんし。

と言う訳ですが、今度のワークショップはGUNさんと協賛して行う事にしました。まだ詳細は何も決まっていませんが、マスキング作業はGUNさんに担当して頂き、塗装は私がといった感じです。金額を抑えるので流れ作業的に、工場の一階だけで完結するようにしようと考えています。

スニーカーに関しては特に種類は問わず、未使用品という事だけを条件にしようと思っています(汚れが着いていると作業上思わぬトラブルが発生する恐れがある為)。

作業は至って簡単で、用意した色を刷毛で飛ばしていくだけです。技術は何も必要無く誰でも出来る(しかも意外と良い感じに仕上がる!)と言う点でハードルはかなり低くなっていると思います。

  懸念事項としては、作業には溶剤を含んだ塗料を使う為、保護メガネ・マスク等の着用は必須で、また万が一の事があっても自己責任として事前に確認をさせて頂くと思います。「俺は無敵だから大丈夫だぜ!」とか言って、「目がぁあああ!目がぁああああ!」とか言われるととても困りますので(笑)。

ちなみに保護メガネは100円ショップで売っていますし、またはこちらでも用意しておくので手ぶらで来ても大丈夫なようにしておきます。

あと揮発性溶剤(臭い)についてですが、常にファンを回し続けているので風上に居れば問題無いかと思いますが、工場の中には至るところに塗料や溶剤がありますので、化学物質アレルギーなど持っている方や臭いに敏感な方はお控え頂いた方が宜しいかと思います。

スプラッシュ塗装は半分遊びのような内容ですので、今までのサーモス塗装のように本気の塗装を期待しているとガッカリされるかも知れませんから、そういった方は次の機会にされた方が宜しいかと思います(前回は九州から飛行機に乗って日帰りで来られた方がいらっしゃいましたが、そこまでされなくて大丈夫です。笑)。

募集はツィッターで行う予定ですが、開催時期等は全くの未定です。詳細が決まり次第こちらの社外記でも紹介しまうが、エントリーはツィッターからになると思いますので、ご希望の方は予めアカウントを作っておいて頂ければと思います。

ネックは乾燥・硬化時間で、ワークショップ後の40分間は工場の周り(梅屋敷周辺)を散歩でもしていて頂くか、または後日発送で対応するかも知れません。今までは二階も使っていたので待ち時間はお茶とか雑談が出来たのですが、スニーカー塗装のワークショップではそうも行かなくなると思うのです。

可能であれば年内に、難しいようなら年明けですかね~。

週休三日制

先日観たニュースでみずほフィナンシャルグループが週休3・4日制を導入するかもという事を知ったのですが、私が最初に勤めていた職場ではまさにこれと同じような事が実施されていました。当時勤めていた会社は外資系の自動車メーカーのサービスセンターで、その施設には整備と車体補修(板金塗装)が入っていたのですが、私の居た板金塗装部だけは上司が外国人で、他とは独立したような体制だったのです。

元々は他の部(整備部等)と同じく普通の週休二日制だったのですが、ある時に都内近郊の販売店から一気に修理車両を集めるという事をやり始め、さらに外注さんも募集し、元々居た塗装屋4人が6人になりました。

工場にあった塗装ブースは4基で、現場のスペースは十分に広く、通常であれば6人でも問題無かったのですが、「分業は絶対駄目。一から十まで一人でやりきる」と言う謎のスタイルだった為、これによって「ブースが足りない!」と言う事態が発生してしまいました(ちなみに普通なら「下地・塗装・磨き」といった分業にした方が効率も上がるので、ブースは4基もあれば十分です)。

という事でアメリカ人の上司(とさらにその上のイギリス人)が考えたのが「三勤三交代制」で、三日働いたら三日休みと言う、当時としてはかなり珍しい勤務体制になりました。ちなみに休みが増えた分は一日の業務時間を長くして補い、確か一日13時間が定時だったと思います。それでよく労基の許可が下りたと(笑)。

この辞令については当初全員が猛反対したのですが、外資系企業でそんな事はまかり通る筈は無く、ただいざ始まってみるとこれが素晴らしい事だと皆気付きました(笑)。

やってみて判った事は、人は一日13時間でも簡単に慣れてしまい、またそれだけで仕事が終わらない場合もあるので「休日出勤」として休みの一日も来たりして、勿論それは休日出勤扱いになりますから、当時給料の良かった親方(日本人の上司)はウハウハだったようです。

私は増えた休日を利用して自宅から近い町工場にアルバイトに行っていて、お陰で関ペのPG80やパナロックなど、普段は使わなかった塗料を使わせて貰う機会があったり、行く度にベンツの色替えオールペンなど、通常のディーラー勤務では余り得られない経験などをさせて頂きました。当時はW124が全盛の時代で、不人気色を安く買って色を変えて高く売ると言うのが中古車業界で流行っていたんですよね。

ただそういった働き方からして実質週6日勤務(しかもアルバイトの方が労働時間が長い)となっていたので、今だったら確実に死んでいると思います(笑)。

私の場合は休みが増えても給料は減りませんでしたが、もしそうだったとしても十分メリットはあると思うので、私的にはこの制度に羨ましい限りなのです。

私も固定経費(主に工場の家賃)が無くなれば塗装の仕事を半分くらいに減らし、全く違うけど一応関係性のある業種で働きたいと思っています。例えばスマホの修理屋さんとかメガネの製造工場とかオーディオメーカーのメンテナンス事業部とかで、専門工具と知識が無いと分解出来ないような物が出来るようになれば塗装の幅がもっと広がって面白くなるかな~と。