大変お待たせしました!車椅子用のアルミパイプ部品の塗装、本日完成となります。
最初の状態も紹介しますね。
先日色の作製を終えていた車椅子用の部品です。全体を#800相当の研磨副資材(アシレックスレモン)で空研ぎ足付け処理し、各部をマスキングして自立するようにしました。
パイプの裏側にはM5のネジ穴が空いていたのでそこを利用してステーを固定し、
下側にも同じくM5の穴が空いていたのでそこにシャフトを固定して左手で持ちながら塗れるようにしました。
針金で吊るして塗る事も考えたのですが、パイプの下側には車椅子本体に挿し込む為の脚が着いていたので、ちょっと変則的ですが今回はこれを利用して持って塗れるようにしてみました。
細いパイプは意外と塗り難く、円と言うよりかは八角形をイメージしてスプレーしています。
脚との接合部には隙間が無かった為、ボディコンテ―プ(ビニールテープのようなマスキングテープ)を引っ張りながら貼るようにして溝部分にテープが入り込むようにしました。画像では既にテープを剥がした後で、マスキングで塗ったとは判らない程度に綺麗に仕上がっていると思います。
この後は自然乾燥で一日寝かし、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させます。
完成次第また紹介しますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日お預かりしておりました車椅子です。色見本帳の中から近似色を探します。
淡い水色系のパールメタリックで、意外とありそうな色だと思っていたのですが、車体(4輪車)に使われている色はどれもメタリック感が強く、この数の中でもまあまあ似たような感じ程度の物が2色だけでした。
まずはこちらのフィアット/ランチアの塗色ですが、やはりと言うかパールと言うよりかはメタリックが強いです。
パール・メタリック感としてはこちらのプロトンの色の方が近い感じです。ちなみにPROTONはマレーシアのメーカーで、ロータスの親会社でもあります(と思ったら今年5月に中国の吉利汽車が株式の51%を取得していたようです)。
あのままでは使えないので、多少(と言うかかなり)内容を変えて色を調整しました。
実際に作ってみて判りましたが、肝はパールでもメタリックでも無く、白を多く使っています。鮮やか過ぎた青赤味は黒では無く少量のオーカーで抑えています。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!
先日到着しておりました車椅子用のU字型アルミパイプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!
現状は既に塗装されて綺麗な状態ですが、これを取り付ける車椅子本体との色が違って気になるとの事で今回ご依頼頂きました。
今回は色の作成の為に車椅子本体もお預かりしまして、並べてみると確かに色は違います。U字型アルミパイプの色はパステルカラー系の水色(ソリッドカラー)ですが、車椅子本体の方はパール(またはメタリックも)が入っています。
実際に取り付けてみるとこのような感じで、確かにこれだとちょっと違和感が強く感じられます。全体を見た時のバランスとしては、黒かグレー(もしくはシルバー)か、今回ご指定頂いたボディ同色のいずれかであれば統一感が得られると思います。
それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!