BMW X5 M “50d”→”40e”エンブレム 下準備

bmw491 先日まで社外記の方で紹介~製作していたBMW X5M 40e用のエンブレムがほぼ終わったのでいよいよ塗装の工程となります。ここまでの製作工程についてはこちらの社外記をご参照頂ければと思います。予定よりも少々遣り過ぎてしまいました(まあいつもの事ですが)。

bmw493 シリコン型から抜いた樹脂は全部シンナーで洗浄し、表面に残ったベタベタの物質やら離型剤を取り除いておきました。中々大変でしたが楽しかったです(って本番はまだこれからなのですが・・・)。

bmw494 表面と裏側をペーパーで削って形を整えます。趣味の物では無いのでこの辺はもう仕事モードですね。チマチマとした作業が続きます。

bmw495 そして台にセットしサフェーサーを塗布します。素材はポリエステル樹脂なので特にプライマーは必要ありません(要はポリパテと同じです)。

bmw496注型時に出来た巣穴などもあったのでそれらの箇所はサフェを筆で挿しておき、都合5コート塗っています。表面張力でまた形が崩れてしまっていますが、今一度全体を研いで形を整えるので問題ありません。と言うか本当にいよいよですね。

とりあえずこの状態で少し寝かしておき、お待たせしております他の作業も着手していこうと思います。

どうぞもう少々お待ち下さいませ!

BMW X5 Mメッキエンブレム 製作&塗装承ってます

bmw478先日到着しておりましたBMW X5 Mの純正ブラックメッキエンブレムです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としてはちょっと複雑で、今回お預かりした「X5 M 50d」のエンブレムの内の「50d」を「40e」に変更し、それらを塗装する内容で承っています。とりあえず各々順を追って紹介しますね。

bmw479 下に敷いているイラストはオーナー様が自ら作製した物で、それが完成イメージとなります。「5」の部分を同じ大きさとフォント形式で「4」に変更するといった内容ですね。

尚今回作製する「4」に関しては、少しサイズの小さい同じ形をしたエンブレムを用意して頂きました。これを一回り大きくすれば良いだけの話ですが、以前施工したエッティンガーのベンツ仕様ホイールセンターキャップと同様、部品自体から作らなければならないので少々(と言うかかなり)手間は掛かります。ドラえもんが居てビックライトがあれば全て秒殺で解決するんですけどね(たのむよドラえもん~って、もう本当にのび太風に)。

bmw480 問題は「5」だけでは無く、最後にある「d」も「e」に変更します。こちらはフォントは違いますが、「d」を元にオーナー様がイラストを作成してくれましたのでとてもイメージが湧き易いです。いやはや本当に助かります。

ちなみに最後は「d」の側面をeと同じ様にブルーメタリックで塗装します。こちらは以前白く塗装でご依頼頂いたBMW X6Mのエンブレムの、側面を艶消し黒に塗った方法と同じ様なやり方で行うつもりです。グェっぷ(胃液が逆流している感じで)。

bmw477ちなみに色についてですが、既存のエンブレムは少し黒味掛かったメッキになっています。てっきり通常のメッキの上にスモーク塗装が施されているのかと思いきや、ちゃんとメッキ自体が黒くなっています。

さすがにこれを当店の塗装では再現出来ませんので、メッキ屋さんにお願いするか、メッキっぽい塗装で対応してくれるショップさんにお願いするべきと進言させて頂いたのですが、やはりと言うかそういう訳にも行かない模様ですので、とりあえず似たような感じと言うことで上の画像のように普通のガンメタで・・・と言う話になりました。

が、「それならいっそエンブレム全部を塗りなおせば」なんて話になって来てしまいましたので(恐)、それならばと言う事で、もう少しだけそれっぽくなるよう金属感のあるシルバーを塗装してその上にスモーク塗装を行うか、またはそれの応用みたいな感じを試してみたいと思っています。ちなみにメッキ調の塗料はあるのですが、如何せん密着性が悪いのでそれは現在お受付していないのです。スチーム洗車したらクリアーが飛んでいった!なんて事は嫌ですよね。

尚、「塗装以外の作業」については通常の業務ではありませんので、それらの作業はいつものように社外記の方で紹介したいと思います。

ちなみに現時点で予想している作業工程としては、

・レーザーカットでベース作製

・スカルピー(熱硬化型樹脂)かエポパテでマスター型を作製

・シリコン型の作製

・ポリエステル樹脂で注型

・サフェで仕上げ

・塗装

といった感じです。強度的に問題が無ければ型の作製と注型は省いて、マスター型をそのまま塗装!と言う事もあり得るかも知れません。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!