Nワゴン ロゴデータ&マスキングシート作成

nwagon1こちらもお待たせしました!Nワゴンのサイドガーニッシュロゴ塗装も作業着手しておりますのでご安心下さいませ。

上の画像はデータ作成の為に一緒にお預かりしたシールが貼ってあるパネルで、今回はこれとは別にお預かりしたもう1セットを同じ様にそちらは「塗装」で承っています。恐らく洗車をしている内に角が捲れて切れてしまうのがもう我慢出来なかったんでしょうね。判ります判ります。

nwgn3 幸いにして今回のパネルは平面的な物だったので、それごとスキャナーに掛けてシールのロゴをパソコンに取り込みます。とっても便利な時代になりましたね(ちなみに私が最初に使っていたパソコンは普通のカセットテープでデータを保管していて、マウスもOSもインターネットも無いような時代です・・・)。

nwgn1 スキャンした画像を元に、新たにデータを作成します。単に読み込んだだけでは無く、全ての辺やカーブなどそれぞれ手作業で行なって単なる画像(ラスター)だった物を数値的なデータ(ベクター)にしています。これが結構大変なのでして・・・(現場作業の方が余程楽です)。

nwgn2 見本として一緒にお預かりしたシールの方は尖った角部分が剥がれて無くなっていて、足りない分はオーナー様がマスキングテープで記しを付けてくれています。

nwgn スキャナーで読み込んだ画像で切れてなくなっている部分をデータ上で修正しておきます。

nwgn4 そしてカッティングプロッターに出力し、マスキングシートを作成します。

うっかりしていましたが今回は縁取り状のロゴになるので単に輪郭だけでは無く内側のラインも造らなければならなかったんですよね。普段の倍は時間が掛かってしまいました・・・。

nwgn5見本のシールでは無くなっていた尖っている箇所も綺麗にカット出来ていて、今度はシールでは無く塗装ではありませんから今までのようなストレスも無くなると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。次は足付け処理で、続けて本塗りも行なう予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

ホンダ Nワゴン サイドガーニッシュロゴ塗装承ってます

nwagon先日到着しておりましたホンダNワゴンの左右サイドガーニッシュ2セットで、またこちらは先日テールランプをレッド&スモークの塗装でご依頼頂いた方です。この度もご贔屓頂き有難うございます!

nwagon1ご依頼内容としては、まず見本としてお預かりしたこちらのガーニッシュに貼ってあるシールをデータ化させ、もう一方の何も貼っていない方のガーニッシュにシルバーでの塗装で、そして全体にクリアーを塗布します。一見簡単そうに思えますが、現状で満足されていないと言う事なので、細部のクォリティは相当上げないと駄目な感じですね。データの作成もあるので費用はそれなりに掛かります。

尚、ベースカラー自体は既存のホワイトパールをそのまま利用するので、使用するベースコート(色)自体はシルバーのみです。ただし最後に全体をクリアー(クリスタルクリアー)で覆うので下地処理はいつも通りで、むしろ足付け処理を行った際に角などの素地を露出させてはいけないので神経を使います。先日施工したスイフトスポーツのミラーカバーの塗装内容とほぼ同じような感じですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。この度も当店をご利用頂き有難うございます!

ホンダNワゴンテールランプ レッド&スモーク塗装 完成

nwogon11 こちらも大変お待たせしました!ホンダNワゴンの純正テールランプ、レッドキャンディー&スモーク塗装で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

nwogon1純正は今時のクリアーレンズタイプで、内部の渦巻きみたいな部分のプラスチック感が丸見えなのでちょっと微妙ですよね。この渦巻き形状は最近よく見かけますが、一体どうなんでしょう・・・。

nwogon12 下部のバックランプ部分はクリアーのままに残し、ガーニッシュより下の部分をレッドキャンデーに塗装し、最後に全体に薄くスモーク(おまけスモーク)を行い、クリアーを塗っています。

nwogon13 バックランプと外側のレンズとでは数センチの距離があるので見る角度によってはズレを感じますが殆ど気にならないと思います。

nwogon14上部のウィンカー部分も薄くスモークになって、純正っぽく無い渋い感じになっていると思います。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダNワゴンテールランプ レッド&スモーク塗装 本塗り

nwogon6 こちらもお待たせしました!ホンダNワゴンカスタムの純正テールランプも本塗り完了しております。ご安心下さいませ。

まずは全体に脱脂洗浄し、エアーブローをしてホコリを飛ばしたら上側のウィンカー部分をマスキングし、下側のバックランプ部分には予め作成しておいたマスキングシートを貼り付けます。

nwogon7 プラスチックプライマーを塗布し、まずは透過性のレッドを塗布します。画像では5コート行いました。

nwogon8 先ほどのマスキングを剥がした状態です。赤を塗っていない部分はプラスチック素地のままなので、この時点でも忘れずにプラスチックプライマーを塗布します。

nwogon9 そして全体に薄くスモークを塗り(おまけスモーク)、クリアーを塗って本塗り完了です。

nwogon10途中でオーナー様から参考画像を頂きまして、私的にはスモークの濃さはご要望通りに出来ていると思いますのでご安心下さいませ。クドく無く、落ち着いた感じになっております。

それではこちらも完成次第改めてご案内致しますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

レンズ類 透過性塗装 下準備

smoke3次回のターンで塗る透過性塗装(スモークを含むキャンディー塗装)の下準備を行っています。

テールランプは砂汚れが酷い物もあるので最初にブラシとウェスで裏側の釜部分を清掃し、そこからマスキング等の実作業になります。また社外品や中古部品は、商品自体を綺麗に見せようとしてシリコン形のワックス(スプレー)がレンズに塗られているケースが多いです。勿論悪い事では無いのですが、そのまま足付け処理をすると塗装が弾き易くなるので(その他にも影響してしまいます)、それらの脱脂作業も先にやっておきます。

benz29 W124のテールランプはレンズ以外に枠の黒い部分を「半艶黒」で塗装を承っていますので、ちょっとマスキングと作業工程がいつもとは変わります。

benz30 今回は先にレンズを塗って枠は後から塗る予定ですが、枠の部分は特にマスキングはせず一緒にクリアーを塗ってしまうと思います。適当そうな感じがしますが、むしろこれが下塗り(下地)となって後に塗る半艶黒が綺麗に仕上がる為ですね。

zx14r1 ZX14Rのレンズについては、左奥のフロントウィンカーについては4輪車と同じく土台とレンズが一体式なので良いのですが、リヤのウィンカーはバイク特有の「レンズ単体」となる構造になっている為少々厄介です。裏側に塗料が入るとマズイのできっちりマスキングをしたいところですが、マスキングテープの色(黄色)がレンズに貼られると塗っているスモークの濃度やムラ・ダマが判らなくなってしまうので、この場合は透明なビニールを使うか、或いは今回のように仮想反射板みたいな感じでアルミフィルムを貼ります。ただしフィルムだけだと不安なので(ピンホールなど)、さらにその上から養生紙で覆います。

ちなみに使用しているフィルムは塗装作業で使う専用の物なので一般的なアルミホイルとは違って柔らかい物ですからレンズ表面が傷ついたりしませんのでご安心下さいませ。

nwogon2 そしてこちらはホンダNワゴンのテールランプです。最下部のバックランプ(?)部分をクリアー抜きにするのですが、本塗り当日に出来るだけ時間を確保したいので予めマスキングシートを作っておく事にしました。

足付け処理がされた被塗面は塗料の密着性が良い分、マスキングテープなどの糊もガッチリついてしまい、そのまま一日置いてしまうと剥がれなくなってしまうのです(糊だけが被塗面に残るという最悪の結果になりますし、そうならないにしても糊ハジキが起こります)。

nwogon3 最初に貼ったラインテープは転写用の物で、その上にコピー用紙を貼ったら鉛筆の芯などで刷ると輪郭をトレース出来ます。古くなって読めなくなった車体番号や墓石の文字などを確認する時に使う方法ですかね(しませんか、普通)。

nbox3 先ほどのコピー用紙をスキャナーでパソコンに取り込み、ベクトルデータを作成出来るソフト(Illustrator)で2次元のデータを作り、さらにそれをコピーして反転させ左右分を作ります。

nwogon4 作成したデータからカッティングプロッターを使ってマスキングシートを作成し、実際にテールランプに貼って確認してみます。

今回は2次曲面なので誤差も殆ど無くこのままで良い感じですが、貼る位置が3次曲面の場合はモニター状で作るデータとの誤差が大きいのでこれらを繰り返して形を合わせていきます。

nwogon5と言う事を数日掛けて行い、いよいよ準備が整ってきたら今度は塗装ブースの掃除を行います。これはもう定番で、今回のようなレンズ類への透過性の塗装は塗り直しが効きませんから、とにかくベストな環境で出来るようにしています。

早ければ今週中に、遅くても来週早々には本塗りを行う予定です。どうぞもう少々お待ち下さいませ!