SHURE KSM8ワイヤレスマイク塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSHURE SLX-D KSM8ワイヤレスマイクの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は艶消し黒(艶消しクリアー無し)だった物に、

トヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)の塗色と、

艶消しクリアーで塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらは自然光での撮影となります。

グリルに貼ってあったSHUREの丸いエンブレムは塗装前に剥がし、その部分も同色に塗装しています。

こちらのワイヤレスマイクはカプセルにRPW174 KSM8 デュアルダインが採用されていて、元々この組み合わせで設計がされていない為か、グリルのエンブレムが正面を向きません(上の画像だと45度くらいズレています)。

そういった事も含めエンブレムは無いままの方が良いのかも知れません。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

SHURE KSM8ワイヤレスマイク 本塗り

先日お預かりしておりましたSHURE SLX-D KSM8ワイヤレスマイクです。

被塗面は#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)で足付け処理を行っています。

操作パネルは塗らないのでマスキングをしています。

メッシュ部の入り組んだ箇所はペーパー(研磨布)が当たらない為、ナイロンブラシをウォッシュコンパウンドを使って足付け処理しています。

今回御指定頂いている色はトヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)で、右がカラーベース、左がパールベースとなります。カラーベースの白は殆ど原色の白のままなので、かなり白い(明るい)ホワイトパールとなります。

まずはカラーベースを塗布します。

無用に膜厚が付かないようにしつつ、しっかり下地が隠蔽するようにします。3~4コート程を塗りました。

そしてパールベースを塗布します。

ホワイトパールの原色は4種類あって、今回はその中で最も粗い物(MIX826)がメインとなっています。他にブルーパールも入っています。

パールベースに隠ぺい力は無いので、ここでゴミ等が混入した場合はカラーベースからのやり直しとなりますから、通常の塗色に比べるとデリケートな塗装となります。

そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは艶消し仕様で、塗り方自体はウェットコートですが、この後時間が経つにつれて艶が消えていきます。

操作パネル部はブツ切りマスキングとなるので、2回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

その後時間が経過すると、このように艶が消えた状態となります。

しっとりと落ち着いた感じのホワイトパールに仕上がっているかと思います。

しっかりウェットコートで塗る事により、ツルンとした質感のよい艶消しとなっています。

ドライコートで塗ると艶を消す行為自体は簡単に出来るのですが、その後の傷が付き易く、また面積が大きい場合には塗りムラの目立つ仕上がりになってしまいます。

塗装屋さんなら判ると思うのですが、塗った後の塗膜が「つや消しクリアーなのに艶が消えていない!」という事が時々あり、私的にはこれの対処方として「とにかく十分に攪拌する」と言う事を徹底する事にしました。本塗りの日は朝来たらまずシェイカーに掛け、2時間くらいは攪拌するようにしています(液体の摩擦で缶が暖かくなる程です)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

SHURE KSM8ワイヤレスマイク塗装承ってます

先日到着しておりましたSHURE SLX-D KSM8ワイヤレスマイクです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容はトヨタ「プレシャスホワイトパール」(カラーコード:090)への塗色で、クリアーは艶消し仕様、塗装範囲はグリルと本体、塗らない部分としては操作パネル部とマイク本体下部の端子が付いてアンテナが内臓された部分です。

以前似たような感じで塗装した事例がありますのでそちらを紹介します。

この時も操作パネル部は塗装せずマスキングで、マイク下部の部分も塗装せず黒いままとなっています。色は同じくトヨタの3コートホワイトパールですが、色名は「ホワイトパールクリスタルシャインパールベース」(カラーコード:077)となって今回とは違っています。また艶に関してもこの時は艶ありでしたが、今回はこれを艶消し仕様で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!