スバル樹脂製インマ二結晶塗装承ってます

brz こちらも先日到着しておりましたスバルBRZ/TOYOTA86用のプラスチック製インテークマニホールドです。この度のご依頼、誠に有難うございます!

brz1ご依頼内容は「濃いめの赤」と言う事で、参考画像として以前当店で施工したヴィヴィオの色をご指定頂きましたのでそちらも紹介させて頂きますね。

vivioイメージとしては「血のような赤」で、先日こちらの日記でも紹介したビートのヘッドカバーに採用した色となります。尚、フェラーリのイタリアンレッドはこれよりも鮮やかな朱色気味の赤となっています。

toyota8679参考までに、以前同型の製品を結晶塗装の青で施工していますのでそちらの画像も紹介いたしますね。この時はカバーは見本としてお預かりして(これは素材自体が青い着色樹脂なのです)、青の結晶塗装に施工しました。

toyota8680裏側は前回と同じくブチルで付いたアルミテープはマスキングで対応します。また下地処理として全体にサンドブラストを行う予定です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難うございます!

TOYOTA86樹脂製インマニ結晶塗装 完成

toyota8677 大変お待たせしました!トヨタ86のプラスチック製インテークマニホールドの結晶塗装、本日完成となります。

toyota8678 ご依頼頂いたのはブルーの結晶塗装で、一緒に写っているエンジンカバーは色の見本としてお預かりしました。

toyota8679 エンジンカバーは後から送って頂いたのですが、そのお陰で比較的似た色味に出来たと思います。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

toyota8660素材を樹脂素材にするメリットは軽量化だと思いますが、やはりと言うか見た目がちょっとチープな感じはしますよね。

toyota8681単に色を塗るだけよりも、結晶塗装のお陰で鋳造製品っぽい質感に感じられると思います。

toyota8680裏側も表と遜色無く仕上がっていると思います。

toyota8682 上部分の形がイビツな所も綺麗に結晶目が並んでくれました。ただ今気が付いたのですが、今回見本としてお預かりしたカバーはエンジン用では無くこれの上に着くインマニカバーだった模様です。となるとここも見えなくなってしまうのですが・・・まあそういう問題では無いですけどね。

toyota8683塗装屋さんが見ると気分が悪くなるそうな箇所も綺麗に結晶目が出ていると思います。、

toyota8684 壁に囲まれた所は普通に塗っても塗料が入らないのでノズルパターンを絞って隅を一箇所一箇所狙い打っています。ただ普通の塗装(クリアー)と違って焼付け型は熱を入れなければ固まりませんからスプレー作業自体はゆっくり出来るので、技術的に難しいと言う事では無く、とにかくネチネチとした作業が出来れば大丈夫です。

toyota8685ちなみにこちらは純正のカバーパネルで、結晶目とは全然違いますがこれでも十分鋳造っぽい良い質感になっていると思います。何よりこれが塗装では無く着色樹脂ってところが凄いですよね(ABSなどであれば簡単ですがPPやPAでこれって凄いですよ)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

TOYOTA86樹脂製インマニ 結晶塗装 本塗り

toyota8670 先日サンドブラストにて足付け処理をしておいたトヨタ86のプラスチック製インテークマニホールドです。全体を綺麗に洗浄しマスキングをし直しています。

toyota8671 裏側も同様です。

toyota8672 穴は予め径を測ってデータ化してカッティングプロッターにてカットしています。これを全部手作業ではちょっと大変ですからね。エアーブローしてプラスチックプライマーを塗ったら本塗り開始です。

toyota8674そして本塗り完了です。 塗装直後の画像を撮り忘れてしまいまして、こちらは既に熱を掛けて結晶目が出た状態です。

toyota8675 結晶塗装用の塗料は通常の2液ウレタンとは違い熱で硬化するタイプなので今回も140℃程度の熱を掛けていますが、以前これに似たエクシーガ用のインマニで問題無かったので特に心配はしていませんでした。

toyota8676ちなみに最初に裏側を全部塗り、ひっくり返して表面を塗っています。裏側も綺麗に結晶目が出ていますのでご安心下さいませ(着くと見えませんが・・・)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

TOYOTA 86樹脂製インマニ結晶塗装 下準備

toyota8669トヨタ86の樹脂製インテークマニホールドです。結晶塗装の前に足付け処理を行いますが、いつものようにアルミでは無いのでリン酸は効かず、かといってこれをペーパーで研磨するのは中々難儀な作業なので、こういった場合はサンドブラスト処理が有効です。と言っても樹脂素材に対して普通の塗装でこれをやると大変な事になるので(超毛羽立ち状態になります)結晶塗装の場合に限ります。また他にも理由はあるんですけどね。

brz119 サンドブラストが塗らない部分に当たるとそこも大変な事になるので事前にマスキングが必要です。念のためですが本塗りの為のマスキングでは無く足付け処理(サンドブラスト)の為の作業で、本塗りの前にはもう一度全部やり直します。

穴の部分は丸いマスキングシートで覆いますが、予めカットしておいた物もあるので一応その中から探してみます。が、やはりピッタリの物は無いので結局各部ノギスで測ってデータ入力~マスキングシートをカットして作っています。

brz120 インマニの素材はPA(ポリアミド)で、これはポリエチレンやポリプロピレンと同じくヌルヌルした樹脂で、塗装との相性(密着性)も比較的悪い部類に入るので、特にストレスの多いエンジンルーム内のパーツでは素地を激しく荒らすサンドブラストが有効です。ペーパーだけでも足付け処理はできない事は無いですが、どうしても隅の方が甘くなってしまう恐れがあるので、という事ですね。ちなみに足付け処理が不要とまで言われている(ような)塗装との相性が良いABS樹脂であればペーパーでも大丈夫ですかね。

brz121 こんな感じでブラスト作業完了です。ゴッホゴッホ(いやブラストボックスはちゃんと蓋が閉まりますし防塵マスクもしてますので大丈夫です。笑)。

この後綺麗に水洗い~エアーブローをしてしっかり清掃し、脱脂処理をしたら本塗りとなります。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

bmw441こちらと並行して作業しているBMWのヘッドカバーは、赤い方(ツインカム?)はそのままでも大丈夫なのですが、シングルカムの方は凸部のシャープ感が足りないのでそちらを調整しておきます。

bmw440こんな感じで「凸」と言うよりはカマボコっぽい形なので塗装前にある程度上面を平らに削っておきます。と言っても見ての通り凸部の厚みもかなり少ないので本当に若干って感じですかね。

ではこちらももう少々お待ち下さいませ!

TOYOTA86樹脂製インマニ 結晶塗装承ってます

toyota8660 先日到着しておりましたトヨタ86樹脂製インテークマニホールドです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は結晶塗装の青で、樹脂製インマニへの結晶塗装は以前エクシーガで施工例がありますが、今回はそれよりも一回りサイズが大きい感じです。

toyota8661一応色の参考としてエンジンカバーも送って頂きました。結構綺麗な青なので塗装されている物かと思いきや樹脂自体に色が練り込まれている着色樹脂のようです。

未塗装でここまで綺麗な色が出せるならば、いつかは新品の状態でこんな色をしたヘッドカバーも出てくるかも知れませんね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!