SUBARU WRXメッキマーカー塗装 完成

wrx8 大変お待たせしました!スバル純正のWRXメッキマーカー、本日完成となります。撮影は明日にと思っていましたが、うっかり帰るタイミングを見失ってしまったので結局今日の内に撮影しきってしまいました。

wrx15塗装の前に剥がした両面テープは、元々貼ってあった台紙を型にして50mm幅の両面テープから切り出して元のように貼りなおしています。両面テープに切り欠けがあるのは多分水抜き用の穴だと思います。

wrx9 工場二階には撮影専用のスペース(と言うか単にIKEAの白いテーブルの上)があって、ここを使えば天気や時間を気にせず撮影が出来るので今の私の仕事にはかなり重宝しています。

wrx11 いつも仕事で使っているカメラはNIKONのD40とD200と言う一眼レフで、ただそれらのカメラだと近くの物が撮れないので(マクロレンズと言う物を持っていません・・・)、今回は昔使っていたコンパクトカメラで撮影してみました。塗色はスバル純正色の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)で、見ての通り中々面白い色をしているので近くに寄って撮りたかったのです。このコンパクトカメラは結晶塗装の結晶目を近くで撮る時にも使っている物ですね。

wrxこちらが最初の状態で、素材はABS樹脂のプラスチックですが装飾クロムメッキが施されていますのでそのまま普通に塗っても塗装は密着しません。ちなみに凹み文字内はザラザラな感じでしたがそこも艶々に出来ていると思います。

wrx12ベースコートの中にあるメタリックのアルミ粉やパールも綺麗ですが、クリアー自体の質感が美しいのも良く判ると思います。クリアーはその名の通り透明な塗料ですが、製品によって美しさや性能は全然違うんですよ。勿論今回はクリスタルクリアーです。

今日はもうこんな時間ですので、明日改めて完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

SUBARU WRXメッキマーカー 本塗り

wrx3 大変お待たせしました!スバル純正のWRXメッキマーカー、無事本塗り完了しております。上の画像は表面の研ぎと、細部の足付け処理の為にナイロンブラシとウォシュコンパウンドを使っています。

ちなみに今回のようなメッキパーツで、以前ベンツのスリーポインテッドスターをエッチング液を使って剥がした経緯があるのですが、その時は塗装する為では無く「原型」を作る為の物だったので、まだ実際に塗装の仕事には応用していません。ただその時のスターはメッキが剥がれた状態だとビックリするほど柔らかかったので、今回程の厚みのある物なら大丈夫だと思いますが、あれくらい芯の細い物だと実用的では無いと思います。エッチングよるメッキ剥がしについてはいずれもう少し検証してみたいと思います

wrx4 そして再びボール紙の芯棒に固定して本塗り準備完了です。

wrx5 色はスバル純正色の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)で、以前スバルXVとレガシィのフロントグリルを塗った時の色がまだ残っていたのでそれを使っています。余った色は捨てる事は無く、大抵は似た色を塗る際の「下色」として使われるのですが、幸い今回塗る程度は残っていたのです。

wrx6 色の中にツブツブしているのは極粗いメタリックで、違うデータだとこれがパウダーパール(と言う名の下のガラスフレーク?)だったりします。これがボディ色で車体全体に塗ってあるって結構凄いですよね。

wrx7余り塗りすぎると細部が埋まってしまってシャープさが損なわれてしまいますし、かといってこの形で肌を荒らすと取り返しが付きませんから(磨けません・・・)、こういう場合は口径の小さなスプレーガン(今回は1.0mm)を使うのが基本ですかね。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きます。もう少々お待ち下さいませ!

SUBARU WRXメッキマーカー 下準備

wrx2こちらもお待たせしております!スバル純正のWRXサイドメッキマーカーです。こちらも元は装飾クロムメッキが施された素地だったので一旦メッキ用の下地処理を行ってからの本塗りとなります。メッキ素地の上に直接密着剤を塗ってそのまま上塗りという方法も駄目という訳では無いのですが、当店でその方法は行っておりませんのでいつも通りの仕様で作業しています。

この後ガッチリ熱を掛けて完全硬化したら全体を研いで本塗りとなります。作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

SUBARU WRXメッキマーカー塗装承ってます

wrx先日無事到着しておりましたスバルWRX S4のフロントフェンダーガーニッシュに取り付けられているメッキマーカーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としてはこちらをボディー同色の「クリスタルブラックシリカ」(カラーコード:D4S)への塗装で承っています。見ての通りメッキが施されていますのでそのまま塗ると密着性が悪いですから一度それ用の下地処理を行ってからの塗装となります。これはちょっと大変そうな気が・・・(苦)。

wrx1 ちなみに裏側には両面テープと一緒にボディの塗装の傷つき防止の為の布シールが貼ってありましたが、そちらは再利用して使う予定です。一本は途中で切れてしまったので薄手の両面テープを貼り直して補修し、もう一本は綺麗に剥がれたのでそのまま再利用します。糊は剥がれていませんし素手で触っていませんので皮脂は付いていませんからそのまま使って大丈夫です。

そう言えば以前似たような案件をやったような気がしましたので、ちょっと本件とは関係はありませんが紹介させて頂きますね。

sti13 多分こちらのパーツも同じような使い方だと思います。元々はシルバーだった物をマットブラックに仕上げています。

sti14ただその内容が恐怖なのは、STIのロゴ部分にはキャンディーレッドが流し込まれていて、そこはそのまま残して周りだけを艶消し黒に、と言う作業でした。クリアーは勿論2液ウレタンの艶消しクリアーを塗っていますから、如何にしてマスキングの跡を違和感無く綺麗に仕上がるかと言う事が肝でした。一見簡単そうに見えますが、知り合いに塗装屋さんが居たらやって貰えるかどうか聞いてみて下さい(最近どうも性格が卑屈になっているような気が・・・苦笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

その他お待たせしております案件ですが、現在大物のメルセデスR129のヘッドカバー&インマニを重点的に行っておりますのでそちらの目処が立ちましたら順次進行させて頂きます。お待たせして申し訳御座いませんが何とぞご容赦の程宜しくお願い致します・・・!