鋳造風 レリーフ

fairy7 以前廃クリアーで作成したフェアリーのレリーフですが、こちらのグリーン色の方は色々失敗してしまっているので、ちょっと手を加えて再利用してみる事にしました。

fairy10 と言うか実際のところはそんなつもりは全く無かったのですが、仕事の特性上「待ち時間」と言うのがあって、その間はホコリっぽい事が出来ませんから、周りを見渡して何か面白い事は無いかな~と思っていたところこれを発見したのです(笑)。

fairy11丁度黒を塗る時に一緒にこちらも塗らせて貰い、

fairy12さらに同じ様にシルバーを塗る時に一緒にこちらも塗らせて貰いました。

下地の黒を隠蔽し過ぎないようにし、素地が荒々しいメタル感を出してみました。周りのカクカクした枠が何だかそれっぽくて良い感じです。

fairy (1 - 1)-7と言う訳で両面テープを貼ってうちの看板(しかし誰からも見る事が出来ない・・・)の隣に貼ってみました。

昭和の時代に流行った木造モルタル吹き付け塗装のブツブツがさらにオドロオドロしさを醸し出していて、何だかとっても良い感じです(苦笑)。

LOOK ボトルパッケージ

look (1 - 2) 先日本塗りを終えたLOOKのカーボンフレーム&フォークですが、塗った色が少々特種な物と言う事でタッチペン用の塗料を用意しました。

robi32 ちなみにいつもはこんな感じでSTANDOXの原色パッケージっぽい紙を貼り、真ん中に色番号を手書きで書いています。

画像は以前Robiの外装塗装をご依頼頂いた時に作成した物で、今回はちょっと時間があったので違うパターンを試してみました。

look145と言う訳でジャジャーン!と。LOOKロゴに合った各色のカッティングシートです。幸いにしてそれらしい色が揃っていました。

look35LOOKのロゴデータ自体は先日使用した物があるので、これをそのまま使って各カッティングシートをカットします。

look147 サイズもそのままでカットしました。横幅24ミリです。

look146とりあえずフレームから貼ってみます。うーん、て、手が・・・(震えます)。

look148綺麗に切れていますが、そもそも単なる四角形であればわざわざカッティングプロッターでカットする必要も無いかもですね。

look149途中から気がつきましたが、直接容器に貼るよりも先に台紙に貼って作っていく方が楽かもです。

look150 最後に透明な転写シートを貼って完成です。元々フォークにもこのロゴシールが貼ってありましたから、これを使って最初と同じ様に貼り直しておくのも良いかも知れませんね。

look151と言う訳で、今回のLOOKのフレームカラー用タッチアップ塗料のボトルが完成です。ベースが白なのでそのままシールを貼って良い感じです。

look (1 - 1)上手くカット出来ていない不良品も勿体ないので、それらを集めて小物の置物に貼ってみました。

100円ショップで買った物がまるで限定品のようです(笑)。

自作塗装ブース③ 制御&備品編

factory_58前回は塗装ブースの肝である「天井フィルター」を設置する所まで紹介しましたが、今回はそれらを通る風量の制御方法と、その他備品を紹介します。

factory (1 - 1)-23給気側に使っている換気扇は三相200Vの0.75kwを左右に一個ずつ設置していて、1次フィルターを通った空気を強制的に天井裏に送り込むようになっています。

排気側は元々出力調整が可能になっていますが、給気側も同じようにインバーターを利用して必要に応じて風量のバランスを取れるようにします。

electricスチール製の制御盤ボックスは意外と安く、新品在庫品みたいな物を見つけられれば¥5,000程で入手可能です。見た目がそれっぽく見えるのが良いですよね(笑)。

electric_2インバーターは使う機器に対して容量が決まっていて、この辺の事に関しては制御の仕事をしている友人に色々と協力をして貰っています。制御系とは、お寿司のシャリを握ってくれたり餃子の皮を包んでくれたりするロボットを作るようなお仕事ですね(違ってたらすいません…)。

electric_1やはりと言うか関心したのは安全面でして、もしファンが何かしらの理由で止まってしまった場合でも、熱を出して発火したりしないようにとこういったサーマルリレーなどを入れたりするそうです。特に今回のようにファンがフィルターに隠れて見えない場合は安心ですね。

electric1下が浄化装置のポンプと排気ファン側で、上が給気ファンの制御ボックスです。

そう言えば今思い出しましたが、給気側には循環用または補助用にと言う事でもう一個換気扇を付けていて(確か1kwくらいの一回り小さな物)、ただ実際に動かしてみるとほぼ無意味だったので今は使っていません。

factory23床は年に二回くらい塗り直していて、使っている塗料はシンナーでも溶けないエポキシ系の物となります。ちなみにコンクリートに直接上塗り塗料は付かないので、その際には先に専用のプライマーを塗ります。ガレージの床を塗るような塗料で水性の物があったりしますが、プールサイドのようにテロテロにしたい場合はエポキシやウレタンなど2液タイプの物になりますかね。

factory_62 入口側はビニールカーテンにしていて、一昔前はこの糸入り厚手のタイプが相当高級品だったのですが、最近はネットのお陰でメーカー直販(と言うかビニール溶着職人さん)から直接購入する事が可能になったので、当時の10分の1くらいの費用で買う事が可能になりました。昔はこれだけで10万円くらいしましたよね。

ちなみにビニールカーテンは重たいので普通のカーテンレールだと抜けてしまいますから、工業用のしっかりとした物が必要になります。

factory_63 壁は全面にビニールを貼っていますが、これを一人でやるのが意外と大変でして…。

factory-47塗装に使うエアーは、まず最初にコンプレッサー内蔵のエアークリーナーを通り、その後エアータンク直後にあるIWATAのエアークリーナー、さらに画像のオレンジ色のSATA社製エアークリーナー、最後にその右の黒いケースのMotor Guard社製のフィルターを通っています。スプレーガンに来るまでにフィルターを4回通って来る訳ですね。

ちなみに途中にIWATA社製のトランスフォーマーもあって(上の画像真ん中のシルバーの)、これも遠心分離で水分やゴミを除去するなどの機能がありますが、こちらはフィルター的な使い方では無く主にエアーレギュレーター(エアー量の調整)用として使っています。圧縮空気中の水分は最初の段階でエアードライヤーが除去してくれています。

factory_76 そしてこちらが塗装ブースの壁に塗る粘着物質で、これが予想以上に大きい効果が得られます。是非お勧めですよ。

booth2最初にディーラーの内製工場で塗っていた頃は作業場が地上10階くらいの高さだったので虫が来る事は無かったのですが、その後独立して横浜の工場で塗っていた頃は本当によく虫に事で悩まされました。

ただその後間借りしていた自動車板金塗装工場の塗装ブースでこれを使っていて、横浜と同じような環境だったのに虫が全く付かず、これの威力を実感したのです。本当に凄いんですよ。

factory_77 塗装ブースは明るいのでどうしても虫が寄って来ますが、一旦これが塗ってある所に止まるとトリモチよろしく二度と飛び立つことが出来ません。さらには微細なホコリもくっ付いてくれるので塗装面へのゴミの付着もかなり低減出来るのです。

factory_61ブース内に設置した台は実は厨房機器で(笑)。専用の工具台とかだと3万円くらいはしますがこれなら1万円くらいで色々なサイズの物が売っていました。オールステンレスなので錆びませんし、造りもしっかりしているので重たい物を置いても大丈夫です。

factory_53乾燥用のヒーターはこれくらいのサイズ(画像ので4.5kw)になると一昔前は50万円以上しましたが、今は普通に買ってもこれの半額以下で買えるようになりました。エアーダンパーの付いたキュービック社製の物とか軽く100万円以上しましたよね。

yamato3さらに最近導入した箱型のヒーターは熱が漏れないので非常に省電力の優れものです。

factory_89塗装ブースはその後、元々冷却用パイプが入っていたU字溝を改造して排水が出来るようにしたりもしています。

factory-45うちの場合は小物と言ってもある程度の量を塗るのでここまでのサイズとなっていますが、DIYや本当に小さい物だけであれば部屋の中にこういうのを作る事も出来ると思います。

部屋の中をビニールカーテンで区切れば塗料ミストの飛散は防止出来ますし、給気側のフィルターさえしっかりしていれば飛躍的にゴミの付着が低減出来るので、自家塗装でも磨き無しの塗りっぱなしと言う仕上がりが十分可能になると思います。

使ったフィルターなど詳しく知りたい!と言う事であればコメント頂ければ調べますのでお気軽にどうぞ。

立体LOOKロゴ 完成

look143 先日本塗を終えたLOOKのカーボンフレームとフォークは、最初にパネルヒーターである程度熱を掛けて、さらにその後箱型のヒーターに入れてさらに熱を掛けました。これならその他の物も一緒に熱が入れられますしね。

look142 と言う訳で一緒に塗ったアクリル板もあっという間に完全硬化しました。ちなみにフレームの方は磨き処理もありますし、さらに数日寝かしますので完成まではもう少し掛かります。

look137 その他塗った物です。

look138それぞれのパーツを組み合わせ、裏側から両面テープで固定します

look139 黒いフレーム部分は艶消しバージョンも作ってみました。この方がクドくなくて私的には好きですかね。

look140両面テープの台紙を剥がし、白く塗ったプレートに貼って完成です。

look141特に何に使うと言う訳では無いのですが、端材のアクリル板と、余って捨てる筈だった塗料を使ったと言う事で私的にはちょっと嬉しいです。仕事以外でわざわざこんな塗装する事は中々無いですからね。工場の扉にでも貼っておこうと思います(先に手前の看板を出せって話ですが、それは良いんです)。