先日仕込んでおいたシリコーン樹脂が固まったので外してみました。
こちらは色見本用として使う、車のフォルムをしたマスター型です。車体の下まで続く丸みを帯びた形状を残したかったので下側ギリギリまでシリコンが周り込むようにしてあります。
こちらは頂き物の溶けたウサギのフィギアです。少々不安でしたが無事抜き出せました。
ちなみにウサギの方は耳が引っかかるので両サイドをカッターで切って取り出しています。
樹脂を流し込む時は型を輪ゴムやシャコマンで固定するので切っても問題ありません。って言うかそもそもがこの製法らしいので今回それを真似てみただけなのですが(笑)。
と言う訳で早速注型です。まずは注いだ樹脂が型にくっつかないよう内側に離型剤を塗ります(塗らなくても剥がれるのですが型を長く使いたいですので)。
使ったのはポリエステル樹脂のリゴラックで、こちらは普通にFRPの補修に使う材料です。板金塗装屋さんなら常に常備しているような物ですね。ちなみにこの樹脂の砥ぎ粉が激しくくしゃみを誘発するのはどうしてでしょう…。
と言う訳で無事取り出せました。下回りまで良い感じに型が取れています。
尚、ポリエステル樹脂は硬化がとても速いので30分もすれば型から取り出せます。
実際に使うイメージとしてはこんな感じで、今まではダースベイダーを使っていた所を、車関係の物を塗った場合は今後これに置き換えて使おうと思っています。
既に先日サンプルとして塗装していまして、未塗装だとちょっと残念な感じがしますが、色が着いて艶が出た物は断然立体感が出て中々格好良く出来ていると思います。
ただ塗膜の分大きくなっているので、果たしてこの枠に嵌るのかどうか…。