象印タンブラー塗装 下準備

象印タンブラー塗装承ってます

先日お預りしておりました象印のステンレスマグです。

底にはプラスチック製のプレートが貼り付けてあるので、そこはマスキングで対応すべく、径を測ってデータを作製→カッティングプロッターでマスキングシートを作製します。

こんな感じでプレートよりも少しだけ大き目になるようなサイズにしてあります。

既存の塗膜に#800相当(アシレックスレモン)で足付け処理を行います。研いだ粉にピンク色が付いているので、どうやら若干キャンディーカラーになっているようです。

ちなみに今回ご依頼頂いているベースカラーは、前回ご依頼頂いた鍵と同様、フェラーリ純正色のキャンディーカラー「ロッソスクーデリア」(カラーコード:263657)で、ただこれの上にそのままストライプライン入れの塗装を行うのはリスクが高いと考えたので、赤を塗ったら一旦クリアーを入れて完全硬化させてしまい、その後改めて足付け処理→ストライプライン入れを行って、最後にもう一度クリアーでコーティングといった工程にしようと思います。以前施工したS-WORKSカーボンフレームのロゴ入れ塗装みたいな感じですね。クリアーが完全硬化していればシンナーで拭き取る事が可能なので、万が一のフォローも安心です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!

Westone Earphones

WESTONEイヤホンのフェースプレート(着せ替え用カバー)です。

 事前に色見本帳をお貸出しし、こちらのSUBARU WRブルー(カラーコード:02C)をお選び頂きました。

また今回は見本として同型の赤いカバーも一緒にお借りし、これと同じように「W」のロゴ入れも行います。

ロゴデータはオーナー様が作製した物を入稿して頂き、サイズのみこちらで調整します。

サイズが決まったらマスキングシートを作成します。

足付け処理を行い、本塗り開始です。

まずはベースカラーとなるWRブルーを塗装し、

 「W」ロゴのマスキングシートを貼り付けます。赤いカバーを取り付けているのはロゴの位置を確認している為です。

 左右も対象になるようにします。

 位置が決まったら全体をマスキングし、

 シルバーを塗装します。色はオーナー様より「明るいシルバーで」とご指定を頂いていますので、高輝度アルミのSTANDOX MIX818のシルバーを採用しました。

MIX818原色については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さい。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2015/11/26/mix818-%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E5%8E%9F%E8%89%B2/

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 クリアーは「半艶」で、画像だと艶がありますが、ここから徐々に艶が消えていきます。

 その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

 右がオリジナルで、左が今回塗装した物です。

 艶具合も半艶クリアーが丁度良い具合になりました。

メーカーの人が見てもまさか塗装して作成した一品物だとは判らない仕上がりに出来ていると思います。