ゼンハイザーE945(from東京)マイク 本塗り

今回並行して作業を行っているゼンハイザーE945ボーカルマイクです。白に塗装した方と同じように下地処理を行い、台にセットします。

 マイク本体の色は、「S597 D4のメタリック仕様の近似色」とご指定頂いておりますので、それを基に塗料を作製します。

同型色の中でも濃い目の青を選んでいますので、メタリックは明るくなり過ぎないよう粗目を少量と、また色変化も楽しめるようブルーパールも入れました。

バイオレットをメインとしてそれに青とブルーパールで色相を調整し、シルバーを二種類使って メタリック感を出しています。

 ベースコート塗布後、十分に乾燥させたらSENNHEISERロゴのマスキングシートを貼り付けます。端に貼ってあるマスキングテープはシートを剥がし易くする為の物です。

 それぞれのベースカラーは別々に塗っていますが、ロゴは同じシルバー系なのでここから合流して一緒に本塗りを行います。

 こちらもシルバーを二種類使い、隠蔽し易いよう黒を一滴だけ入れました。

 これでベースコートの完了です。

 続けてクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

それではこちらも完成次第改めて紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーE945マイク(from埼玉)本塗り

 お待たせしました!ゼンハイザーE945も本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

 今回は同型のE945マイクを3本お預りしていて、先日こちらでは紹介していない1本を先に完成させ、残りとなるこちらの2本を並行して作業を行っています。それぞれ同じ製品なので区別がつくようにしながら作業を行っています。

 まずはこちらの白からの本塗りとなります。

本体は#800相当(アシレックスレモン)で足付け処理を行い、グリルボールはスコッチとナイロンブラシ&ウォッシュコンパウンドを使って網目の隙間までしっかり足が付くようにしています。

 ベースコートはVW社の「キャンディホワイト」(カラーコード:LB9A)を塗り、しっかりと乾燥させてテープフリーな状態になったらマスキングシートを貼り付けます。

 さらに周りを養生し、

 グレーシルバーを塗装しました。

塗料の構成としては、極粗目のシルバー(MIX598)と中粗目のシルバー(MIX811)、それに黒を数滴混ぜています。

 最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

 ただのシルバーだと白に埋もれてしまいますが、黒を入れつつメタリック粒子を粗くする事でロゴが目立つようにしています。

 ロゴがシルバーだと上品な感じになるので非常に人気です。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

スマホケース(カバー)塗装 完成

 大変お待たせしました!スマホケース(カバー)の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は透明なタイプだった物に下地処理を行い、

STANDOX原色の白(MIX570)+クリスタルクリアーの仕様で塗装を行いました。

 梱包する時に気が付いたのですが、どうやらiPhone8用の物のようです。

 ボタン周りはそのまま裏からマスキングをべた張りしてしまうと穴のフチにバリが出来てしまう為、それらを避けてマスキングしています。以下の本塗り時の記事が判り易いかも知れません。

スマホカバー 本塗り

 バラバラだと判り難いので組み合わせて裏からマスキングテープで仮組をしてみました。

 高品位なアクリルポリウレタンクリアーのお陰で、市販品には無いような質感を感じられると思います(実物は凄いです)。

 側面には成型時のパーティングライン(継ぎ目)が結構深く残っていたのですが、研磨する事でこちらも綺麗に仕上がっていると思います。

 作業工程を見て頂くと判ると思うのですが、サイズは小さくてもかなりの手間が掛かっていますので、一般の方が普通に考える「単なるケース」としてはかなりの金額になっています。

よく友人とか知り合いに「これ幾らで塗ってくれる?」と聞かれた時、こういった金額を言うとボッタくっていると思われてしまうので、身近な方からは仕事を受けないようにしています。また進んで仕事を請ける事もしておりませんので、出来るだけ色々なお店でお見積もり、ご相談をされる事をお勧め致します。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!