ヴェルファイアテールランプ 下準備

先日お預かりしておりましたトヨタヴェルファイア30後期の純正テールランプです。

今回は一部クリアー抜きで承っていますので、以前作成したデータを利用し、マスキング用のシートをカットして作成します。

テールランプはぱっと見以前施工した物と同じなのですが、内部の構造が少し変わっているようなので、念のため事前に仮貼りをして確認しておく事にします。

剥がしたマスキングシートは少量の中性洗剤を入れた水に浸し、

微調整を行いながら所定の位置に合わせます。

結果としては前回と全く一緒ですので、問題無くこちらのマスキングシートが使える事が判りました。

と言う事で場所を工場一階に移し、作業開始です。

ぱっと見はかなり綺麗なのですが、どうしても手が届かない箇所には泥汚れが残っていて、ただこの様子からするとオーナー様がかなり気合を入れて清掃してくれているのが判ります。凄く時間が掛かったのではと・・・(多分ここまでするには2時間は掛かってますよね・・・)。

と言う訳でブラシと水洗い&エアーブローを使って細部の清掃を行い、よく水気を乾かしたら、

マスキングを行います。

ちなみにこちらのテールランプ、前記のマスキングも大変でしたが、今回の後期タイプもかなり面倒です。

マスキングが終わったら被塗面を#800~#1300相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン~オレンジ)の空研ぎ足付け処理を行います。肝はレンズのフチ(断面)をしっかりとですね。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ゼンハイザーXSW-D ワイヤレスオーディオ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたSENNHEISER XSW-D XLR BASE SET、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は未塗装の黒い樹脂素地状態だった物に、

以前御依頼頂いたマイクと同様、キャンディーレッドの塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工です。またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

一回の塗装だと全体の凸凹が目立ったので、最初の塗膜が完全硬化後、もう一度クリアーだけ塗り直しています。

本体下部のUSB端子と、上部にあるマイク接合部のストッパーボタンはマスキングで対応しています。

また本体正面の電源ボタンとインジケーターランプもマスキングで対応し、動作&灯火もしっかり確認出来ましたのでご安心くださいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとう御座いました!

ヴェルファイアテールランプ塗装承ってます

先日到着しておりましたトヨタヴェルファイア30後期の純正テールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

御依頼内容は透過性の赤=レッドキャンディー塗装で、

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様で承っています。

左右のウィンカー部とバックランプ部はそれぞれ赤くしないよう承っています。

ご指定頂いた箇所はマスキングをし(クリアー抜き)、その後のクリアーはそこを含めレンズ全体に塗るようにします。

以前施工した時の画像がありますのでそちらも紹介します。

この時と同じく、今回もスモークは塗らずレッドキャンディーのみとなります。今回のテールランプとほぼ同じですがちょっと違う所があるみたいですね。

クリアー抜きもこの時と同じような感じになります。一応本番前にカットした物と同じが確認しておくようにしようと思います。

後から追加で御依頼を頂いたこちらのハイマウントストップランプもレッドキャンディー(ベタ塗り)で承っています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

ゼンハイザーXSW-D ワイヤレスオーディオ 本塗り

先日お預かりしていましたSENNHEISER XSW-D XLR BASE SET、ハンドヘルド型ダイナミックマイクを手軽にワイヤレス化出来る製品です。

こちらの製品は分解が難しいので、各部はマスキングで対応しています。

USB-Cの端子部分は、要らないケーブルをカットしてそれを差し込んで養生としました。

マイク本体取り付け部のロックボタンもマスキングで対応しています。

全体を#800~#1300で研磨足付け処理してありますが、塗料の密着が悪そうな素材(恐らくはPP=ポリプロピレン)に見受けられたので、プラスチックプライマー塗布前にガスプライマーを使った火炎処理も行っておきました。ガスプライマーについては以下の記事で紹介していますので宜しければご参照くださいませ。

Mazda Diesel Fuel Cap

まずは下色として適当なシルバーを塗ります。具体的にはVWのリフレックスシルバーで、比較的隠ぺい力の高いシルバー(MIX594)が多く含まれた塗色となります。

隠ぺい力の高いシルバーは比較的透かしが白く(明るく)表面も明るいので、コントラストが弱くノッペリとした印象になります。

その後粒子が粗いメタリック=MIX598を塗ります。正面の輝きが強く透かしが黒い(暗い)のが特徴で、コントラストが強い故にこの後に塗るキャンディーカラーが映えるとう訳です。これの究極が「メッキ」となる訳ですが、装飾クロムメッキ(金属)に直接上塗りを行っても塗装は密着しませんし、メッキ調塗装はやはり塗膜間での密着性が悪いので当店では採用していません。ショーケースの中に飾ったり、MV撮影の為の一回だけの使用に限られますかね。

続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。

しっかり色味が着いたらインジケーターランプ部のマスキングを剥がし、再びプラスチックプライマーを塗布します。

そして全体にクリアーを塗って本塗り完了です。

ただ素地が梨地だったのと、艶が出るまで判らなかったのですが意外と全体の表面が凸凹していた為、今回の本塗りは下塗りとして、後日もう一度クリアーを塗る事にしました。所謂「二度塗り」ですね。

後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、全体を研磨して凸凹としたラインを均しました。

水は使えないので#800のトレカットを使います。

全体の凸凹を均したら最後に当たりの柔らかい布状研磨副資材(アシレックス)#800~#1300で足付け処理します。

よく脱脂清掃し、マスキングを貼り直したら本塗り準備完了です。

今回はプラスチック素地が露出した箇所は無いのでプライマーを塗る必要はありません。

また塗るのもクリアーだけなのでインジケータランプ部はマスキング無しで大丈夫です。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたら、クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

サフェーサーやパテを使っての修正では無いので製品自体の歪みは残りますが、最初の本塗り時に比べると断然仕上がりは良くなったと思います。この型は今後も二度塗り必須ですね。

この後は再び一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

Kawasaki ZRXテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたカワサキZRX1200 DAEGの純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はクリアーレンズだった物に、

透過性の赤=レッドキャンディー塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元々配線はタイラップで固定されていたのですが、塗装する際に邪魔だったので一旦外しておきました。元の通りに取り付けてありますのでご安心くださいませ。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!