BMW GSフェーエルタンク パテ処理

bmwgs5先日一旦サフェーサー研ぎまで完了していたBMW GSのフェーエルタンクですが、下の方の成型がよく無かったのでパテで修正する事にしました。画像だとタンクが上下逆さまになっています。

bmwgs6サフェーサーを塗ったのはパテ部分だけで、反対側も同じ様に下部のみに留めています。作業は先日タワーバーのサフェーサーを塗った時に一緒に行っていて手間が掛からないようにしています。塗る事自体が手間と言う訳では無く、サフェーサーは使うその都度攪拌もして硬化剤と混合して作りますし、使い終わったスプレーガンはしっかり洗わないといけないのでそういった付帯作業に結構な時間が掛かるのです。纏めて出来れば一回で済みますからね。

これが終わったらマルボロレッドの色を作り、その後は一旦工場の二階に移してロゴのサイズと位置合わせ、2トーンのラインを決めたいと思います。もう少々お待ち下さいませ!

BMW GSパリダカ仕様フェーエルタンク サフェ研ぎ

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先日サフェーサーを塗っておいたBMW GSのパリダカール用?のプラスチック製フェーエルタンクです。砂漠を横断する為なのか凄いサイズなので一つ一つの作業が大変です(笑)。

サフェ研ぎは最初から手研ぎだととても大変なので、最初はダブルアクションサンダーでの空研ぎ(#320~#400)を行い、その後その目を消したりラインを形成する為に水研ぎを行います。

bmwgs4今回のような比較的ボリュームのある下地作業は塗装ブースの中で行っていて、空研ぎの場合は排気装置の前で行えば周りに粉が舞うことはありませんし、水研ぎの場合は水を流せば掃除が出来ますので結構便利です。工場があるのは準工業地帯ではあるのですが、駅から近い為か周りは殆ど住宅地域となっているのでその辺に粉塵を飛ばす訳にはいかないのです。幸いにして排気装置は水洗式なのでフィルターが研ぎ粉で目詰まりする、なんて事はありませんからね。後から使えるようにした排水溝も重宝しています。

ベースカラーのマルボロレッドに関してはまだ作成していませんので、次の段階で色を作成し、その後マルボロのロゴの配置やラインの位置などを決めていきたいと思います。順番が随分抜かれてしまって申し訳御座いませんが、ロゴ入れや塗り分けなどは連続して作業をしないと難しい所がありますので何卒ご理解頂ければと思います。ちなみにパテで修正する箇所もありますのでサフェーサーはもう一度塗る予定です(部分的にです)。本塗りまではもう少々お待ちくださいませ!

BMW GSフェーエルタンク サフェ入れ

bmwgs 先日素地調整を終えていたBMWGSのパリダカ仕様?フェーエルタンクです。各部のマスキングをしてプラスチック用プライマーを塗ったら2液ウレタンサフェーサーを塗布します。

bmwgs1飛び出た4本の突起はネジ穴をマスキングする為にボルトを挿しているだけです。本塗りの時はさすがにこれでは邪魔なので違う方法で行います。クリアーならまだしも、充填性の高いサフェーサーをしかも5コート塗るとなるとネジ山はしっかり残したかったのでして・・・。

bmwgs2裏側は特にタップリ塗る必要はありませんが、やはり素地を研磨した時の毛羽立ちがあるので3コート程は塗っておきます。後にサフェーサーを研磨した時に下地のポリアミドが露出すると厄介ですので(プライマー無しにそのまま上塗りしても剥がれてしまいます)ある程度は塗っておく必要があるのです。

とりあえずは一段落となりましたので次はオレンジ色(マルボロレッド)を決めたいと思います。もう少々お待ち下さいませ!

 

BMW GS パリダカフェーエルタンク 下地処理

bmwgs メインのカラーであるオレンジについてはまだ出来ていないのですが、一応方向は決まったので下地処理を先にやっておきます。このままじゃ何も出来ませんからね。

素材はPA(ポリアミド)なる樹脂で、所謂「ナイロン」です。耐油性に優れているのでこういったガソリンタンクなどに使われたりします。何にしても塗装する素材としては厄介な部類ですかね。下地作業的にはPP(ポリプロピレン)と同じ様なやり方です。最初に全体の素地を荒らす為に#240のダブルアクションサンダーを掛けます。

bmwgs1ダブルアクションサンダーで処理したままだと毛羽立ちが強いのと、それだと目(傷)が粗すぎるというか足付け処理としては少し足り無いところがあるので、さらに表面に細かい傷を付けて親水性を高める為にスコッチ(研磨粒子が塗布された不織布)とウォッシュコンパウンドで全体を擦ります。

bmwgs2ネジ穴に溜まった水をエアーブローで履き出し、全体を拭いてよく乾燥させておきます。ナイロンの特徴として「吸水性」といった事があるので今日はここまでで、プライマー&サフェーサーは後日塗る事とします。

ちなみにサフェーサーは吊るして塗る予定ですが、本塗り時は塗り分けやロゴ入れなどがあるのでフェーエルタンクの固定方法はこの状態で行う予定ですので、台についてはちょっと工夫しなければ・・・と言うか専用で作らなければならないかも知れません。とにかくビックリする程のサイズですから(体積は普通のタンクの4倍くらいあるかと・・・苦)、良い位置に合わせた状態でしっかりと固定出来ないと怖いですからね。

それではまた作業進行しましたら紹介さえて頂きます。もう暫くお待ち下さいませ!

BMW GSフェーエルタンク マールボロレッドの確認

bmw190実作業はまだ先になりますが、色がどうなるか判りませんのでこちらを先に検証する事にしました。ただどうにも収拾が付かなくなってしまいまして・・・。

bmw193こちらのリヤフレームは既に違うショップさんにて塗装されている物で(元々これもボロボロだったらしいです)、その色がどうも濁っているのが気になったのでそれとは違う色見本として「缶スプレー」を後から送って貰いました。ただこの缶スプレーも曲者で、キャップは鮮やかな蛍光色なのですが実際に色板に塗ってみると全然違います。と言うかそれでも通常の塗装色よりは発色が良く、これの理由としては「全く隠蔽しない=下の白が透けている=キャンディーカラー」と言う事です。プラモデルでマールボロレッドを塗る時はこの缶スプレーの色を使うのが常とうらしいのですがそれもこういった事でして、ただ実車(サイズ)でそれをやるには色々懸念事項がありますからそう簡単にはいかないのです。フレームがこんな色になったのも何となく理解出来ました。

bmw191ただフレームはちょっとピンク寄りなので出来ればもう少しキャップに近いオレンジ(黄味)に・・・という事でちょっと色々試してみました。やはりと言うか普通にやっているとフレームに塗られた色に近くなってきます。強引にキャップのオレンジに近づけようとしても黒ずんでいくだけですし・・・。画像だと多少近い感じはしますが実際には全く違う色です。と言うかキャップは反則ですね(そもそも塗装じゃありませんので)。

 

bmw192ちなみに蛍光色も無い訳では無いのです。塗料屋さんに聞いて見ると(先日大変辛い思いをした反射塗料の)シンロイヒさんの蛍光塗料を取り寄せられるらしいですし、画像のようにカスタムカラーでは有名なハウスオブカラーの蛍光色も揃えるのは可能です(お金は別として)。ただどちらにしても耐候性を考えると普通これを選択はしない訳でして、一時的な塗装であれば問題無いのですがこれから長く乗っていこうと言う車体に蛍光色は・・・なのです(「出来ない訳では無い」と言う一例と思って頂ければと思います。とにかく色褪せはしてしまいます)。

という事で、もう少し考えて何かしらの提案ができればと思っています。どうぞ今しばらくお待ち頂けますよう御願い申し上げます。

実車でパール使っていたりすればその方向でいけるのですが見たこと無いですからね・・・。