サーモスマグ 下準備

sakura1サーモスのケータイマグには桜の模様を両脇に配したとネームを塗装で、また底部にはオーナー様の好きな格言を入れるよう承っています。こちらは塗装では難しいのでデカールでの対応となります。これは以前のタンブラーの時にも同様の事をやっていますので特に問題は無いですね。自宅にあるドライプリンターを使ってシルバーで印刷します。

sakura2で、文字のサイズを測ろうとして底のプラシールを剥がしてみると・・・、何かちょっと違います。

以前の時はプラシールを剥がすとフラットになっていた筈ですが、今回はさらに一段窪みが出来ています。しかもブツ切りのマスキング跡が・・・。後者はどうでも良いですが、この段差はちょっと厳しいですね。やられた感が強いです(苦)。

と言う事ですが、だったらと言う事で今回はプラシールに直接塗装してデカールも入れてしまえば良いかと思った次第です。以前別の案件で塗装した「バット」の柄の部分みたいな感じですかね。画像あるので紹介します。

bat7 この時は色が違う仕様なので単体で塗りましたが、一緒の色であれば本体に貼ったまま塗装すれば良いので特に追加費用は必要ありません。

bat11イメージとしてはこんな感じですかね(全然違いますか・・・)。

またはこの時のように外した状態で、丸いプラシールをロゴのピンクと揃えるなんて事も良いかも知れません。

本塗りはまだ先ですのでまたちょっと御検討頂ければと思います。どうぞ宜しく御願い致します!

サーモスケータイマグ タッチアップ

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先日紹介したバラの塗装のオーナー様からご依頼頂いているもう一つの案件で、以前当店で塗装したサーモスケータイマグの部分的なタッチペンの作業で、画像は色を作っているところです。こちらも大変お待たせしました。

色は普通のレッドパールに見えますが実はキャンディーカラーになっていてちょっと複雑です。今回はタッチアップ(筆塗り)での修正なので塗料が半透明だと隠蔽しませんから厳密なキャンディーでは無くそれと原色を混ぜて作っています。

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こちらは以前このサーモスをご依頼頂いて完成させた時の画像です。奥に写っているのが色見本としてお預かりしたマニュキアでそれに合わせてこの色を作りました。ロゴは金色のデカールで作ったんですよね。今年の事かと思いきや去年、もう半年も前の事だったようです。それにしては綺麗に使って頂いていたようで有り難い限りです。

色を筆で塗ったらさらにその上にクリアーを筆で塗り、後は来週になれば硬化していますのでバラと共に完成のお知らせを出来るかと思います。もう少々お待ち下さいませ!

 

サーモスマグ補修&バラ(?)の塗装承ってます

baraこちらも紹介が遅れてすいません。連休前には届いていたサーモスのケータイマグとバラのシリコン型?です。

以前からこちらのサイトにご訪問の方は判ると思いますが、サーモスのケータイマグは以前当店で塗らせて頂いた物ですね。ゴールドのロゴはデカールで作成した物です。

bara1 で、こちらのケータイマグはオーナー様が誤って床に落としてしまったとの事で、ただ幸いにして床は柔らかい場所(絨毯?)だったので底面は無事だったようですが、製品の底部品がその時の衝撃で上にスライドしたと思われ、金属の継ぎ目の部分で塗装が剥がれてしまいました。

という事で今回はこちらの部分的な補修をご依頼承っています。と言ってもこちらはタッチペンだけの作業ですので実は「ついでに」といったサブ的なご依頼となっています。

bara2今回のメインとしては実はこちらのシリコン型で、以前から当サイト(の社外記)で紹介していた「廃クリアーを使ったダースベイダーの作成」をオーナー様がご覧になりまして、「これと同じような物をバラの形で作って欲しい」、と言うのがご依頼となります。

が!実はそれも本来のご依頼ではなく、今回は「それで出来たバラを塗装する」、と言うのが本来のご依頼となっています。ややこしくてすいません・・・。

バラの製造自体はダースベイダーの作業と同じく「余ったクリアーの再利用」と言う事での対応なので費用は掛かりません。市販のシリコン型だけご用意して頂ければどなたでも対応致します。ただし余ったクリアーでの作成なのでとても時間は掛かります事をご了承下さい。本来は専用のレジン(固形分のある樹脂材)を使う所を塗装用のクリアーで行う訳ですので・・・。しかもその作業自体はクリアーが余った時のみなのでそれも含めて3ヶ月くらいは掛かると思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂きありがとう御座います!

サーモスケータイマグ塗装 完成

pizza11 大変お待たせしました!サーモス社の真空断熱ケータイマグは本日完成となります。

今回のご依頼としては知人の方へのプレゼント用として、ベースカラーはその方が所有しているメルセデスAクラスの純正カラー「ミスティックホワイト」に、そしてそのオーナーが経営するピザショップのロゴを入れています。ミスティックホワイトは3コートパールで、画像でもそれらしいのが解るかと思います。

pizza13シールを作って貼った方が安価で簡単な筈ですが、そうじゃ無いからこそ良いんでしょうね。ただしたったこれだけの事が塗装でやるとなるとかなり大変ですから、お値段もそれなりにはなるのですが・・・。

pizza12大量生産にすれば当然一個当たりの費用は低く抑えられますが、こういった用途で何百個も作るのはあり得ないでしょうし、そもそもそれはうちの仕事じゃ無いですよね。 ただ手作業でも一個よりは二個、二個よりは三個といった方が当然効率は良くなりますので単価もそれだけ安くなります。これが「複数割引」です。今回の場合は3個ですから30%割引になっています。

時々初めてお問い合わせを頂く業者さんから「100個だともっと安くなる?」と聞かれたりしますが、如何せん作業しているが私だけなので(私しか居ないんですよ・・・)、ある一定以上の数に達すると効率は余り変わらなくなるし、むしろ大変になってしまうのでそれ以上費用は安くなったりしません。3個までが一つの目安ですかね。複数割引は2個で20%オフ、3個以上で30%オフとなっています(同色・同型の場合です)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度もご贔屓頂き有難う御座いました!

サーモスケータイマグ 本塗り

pizza4 サーモス社のケータイマグは既に昨夜塗り終わっていたのですが、体力が力尽きて紹介が出来ませんでした・・・。多色の使用はやはり疲れるようですね。

pizza5 ベースカラーは3コートホワイトパールなのですが、今回はちょっと気になる点があったので塗る順番を少し工夫して、まず最初は文字やフチの色となる「モスグリーン」からになります。

pizza6 で、そこを最初にマスキングしてしまいます。少々リスキーなのですが、それよりもフチのラインで太さが変わったり歪んだりするのが一番嫌だったのでこれを優先する事にしました。、色の隠蔽性などを考えると本当は違うんですよ。

pizza7 で、ロゴの内側はマスキングして外側のホワイトパールを塗り上げてしまいます。3コートパールの場合は「ベースカラー」+「パールカラー」として通常の色よりも膜厚が付きますから、これがロゴのマスキング部分に影響されないように凄く気を遣いました。塗り方としては、ロゴの中心点を基点としてそこからスプレーガンの角度を付けていくような方法です。マスキングテープの厚みを利用して際に塗料が溜まらないような塗り方ですね。凄く塗り難いですがここに見切りラインを美しく仕上げる全てがあると考えてます。

pizza8 外側のパールが塗り終わり、完全に指触乾燥する状態になったら今度はロゴの塗装になります。

まずフチのグリーンより内側に「オフホワイト」を塗り(ここの画像は割愛してます)、続けて「Kogy’s」のロゴを赤で入れます。

pizza9 そして全てのマスキングを剥がすとこんな感じです。懸念していたフチの見切りラインも無事シャープに仕上がりました。「PIZZA」の文字も少し太めにしておいたので輪郭は綺麗に仕上がっています。

pizza10そしてクリアーを塗って無事本塗り完了です。

ベースカラーのホワイトパールとロゴのオフホワイトは同じ白系で、ちょっと埋もれてしまっている感もありますが、今回のホワイトパールはこのタンブラーの送り先である方の愛車メルセデスのボディカラーで、ロゴはそのオーナー様が経営するピザショップですから、そういった意味合いがあれば今回の選択で間違いなかったと思います。私だったら感激し過ぎますよ(笑)。