F430フェラーリリモコンキー塗装 完成

先日本塗りを終えていたF430純正リモコンキーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させておきました。

フェラーリのロッソ=赤色は色々な種類がありますが、リモコンキーカバーに採用されている赤は今回使用したロッソコルサ(300)が近い色味となります。画像中央のカバーパネルパーツのゴムボタンが着くおにぎり状部分は今回塗っていないので元々の色ですが、周りの塗装した部分と比べても色の差異が少ないのが判るかと思います。

他にはロッソスクーデリア(323)などの赤もありますが、こちらは今回の300より鮮やかで黄色味が強く、朱色っぽい赤色なのが特徴となります。

そして組み付けを行って完成です。大変お待たせしました!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

下地からやり直して再塗装を行いました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

鍵本体はつや消し黒の塗装となります。

今回の鍵は二個目で、一回目も同じ仕様でご依頼頂いています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


後日オーナー様より「とても綺麗にして頂きました。大変満足です!ありがとうございました。」とのお言葉も頂戴しました。わざわざありがとう御座いました!

F430フェラーリリモコンキー 本塗り

キーカバーの方は先日ロッソコルサ(300)の艶あり仕上げで本塗りを終えていますので、今回は鍵本体部分=艶消し黒の塗装となります。

鍵本体には電池交換をする際にカバーを外す際にドライバーを差し込むような窪みがあって、今回ここがかなり抉れていましたから、削って形を整えサーフェサーを塗っておきました。

尚、カバーを外す場合はここを使うのではなく、固定されていないキーリング取り付け穴部分からヘラを差し込み、そのまま一周させて浮かす方法が望ましくなります。

以前の画像がありますのでそちらを紹介しますね。

フェラーリリモコンキーの構造上、キーリング取り付け穴付近は上の画像のように比較的簡単にヘラが差し込めます。このまま梃子で外そうとするとカバーが曲がったり割れてしまう恐れがあるのでヘラを起こしたりはせず、この角度のまま鍵を一周するような感じで回すとカバーが少しずつ浮いてきて外れるようになります。ヘラはテーパー状になっているので、少しずつ厚みのある方にスライドしていけば固くてもこれで外せます。塗装後に外さないといけない場合でもこの方法なら塗膜にダメージを与えずに取り外す事が出来ます。ヘラはあると便利なので各サイズ揃えておくと安心だと思います(安いですしね)。→井上工具 ジラコヘラ 白 66mm

水研ぎ作業はカバーパネルと一緒に行っておきました。

マスキングを貼り直し、

よく脱脂清掃をしたら本塗り開始です。

まずはプラスチック素地が露出した箇所にプラスチックプライマーを塗布します。塗り過ぎると逆に密着性が悪くなるのでドライで2コート、塗り残しが無いよう満遍なく塗っておきます。

続けてベースコートの黒を塗布します。

ベースコートだけでも艶消しっぽくなるのですがどちらかと半艶な感じで、ただしチープ感が否めません。

最後に艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーも塗った直後は艶がありますが、

時間の経過と共に艶が消えていきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F430フェラーリリモコンキー 本塗り

先日下準備を行っておいたF430純正リモコンキー本体とカバーパネルです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#800でライン出しを行って#1500でペーパー目を均し、布状研磨副資材(アシレックスレモン)で細部の研磨~足付け処理を行います。

よく洗浄したら芯棒にセットします。

余程大きい物や重たい物でない限りは被塗物は左手で持ち、右手でスプレーする方式にしています。その方が塗りながら肌が見やすいですし、被塗面に対してのスプレー角度(基本は直角)も調整し易い為ですね。

フチまでしっかり塗れるよう、裏側に回り込んでスプレー出来るように固定しています。

プラスチック素地が露出していた箇所があったので部分的にプラスチックプライマーを塗り、続けてベースコート=フェラーリロッソコルサ(カラーコード:300)を塗ります。

肌が荒れないようウェットで4コート程塗って完全隠蔽させます。

フチまでしっかり色を入れてよく乾かしたら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

鍵本体は「つや消し黒 」となりますので、こちらは別工程で塗装を行います。

エンブレムが嵌る内側部分はクリアーの厚みが着かないよう、1コート目は外から内に向けてスプレーしています。

 この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

鍵本体の方も作業が進行しましたらまた紹介させて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F430フェラーリリモコンキー 下準備

先日お預かりしておりました2個目のF430純正リモコンキーです。

エンブレムは枠にピッタリ収まっていて、これを表側から取り外そうとするとエンブレムかカバーかどちらかを抉るような事になってしまうので、そうしないよう裏側から穴を開けてポンチでエンブレムを押し出します。

今回もカバーと鍵本体の塗装も承っていますので、

それぞれ研磨して旧塗膜を剥がします。最初はダブルアクションサンダー#120→#180である程度落とし、その後#180→#240の手研ぎで角などを削ります。

穴の内側に残った塗膜はキーリングが当たって既に剥がれ掛かっている(密着が弱い)可能性もある為、全部削り落としておきます。

鍵本体は周りのラバーコートが剥がれている事と、電池交換の際にドライバーを差し込む部分が抉れているので、この辺も削って形を整えておきます。ちなみにカバーを外す際私はここは使わず、鍵の穴の上の部分からヘラを差し込み、そのまま一周させるような感じで外します。こうすると鍵を傷めずカバーを外せます。

その後はナイロンブラシとウォッシュコンパウンドを使って細部の足付け処理を行います。

よく清掃しておきます。

台にセットし、脱脂処理を行います。

エンブレムとボタンが嵌る部分は膜厚をつけたくないので、丸めたマスキングテープを平にして差し込んでおきます。

こちらも見えないフチの方にはサフェが着かないようにしておきます。

念のため火炎処理も行っておき、プラスチックプライマーも塗布します。

続けてサーフェサーを塗布します。

塗る方向は外から内に向けて、マスキング淵の所にサフェが溜まらないように塗ります。

キーリングの穴は表側からだとしっかり奥まで入らないので、

反対側=裏からスプレーしておきます。

サフェをウェットで4コート程塗ったら、

際に貼ったマスキングテープを剥がします。

気を付けていても際は段差になり易いので、

この状態で最後に1コート塗っておきます。

  バツ切りマスキングはフチをピンセットでつまんで剥がして(浮かして)おきます。

ドライバーで抉ってしまっていた箇所もしっかりプライマーとサフェを塗っておきました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F430 フェラーリリモコンキー(2個目)塗装承ってます

先日到着しておりましたフェラーリ430の純正リモコンキーです。こちらのオーナー様は前回同じ物をご依頼頂いた方で、今回予備用?の2個目の鍵となります。この度もご贔屓頂き有難うございます!

ご依頼内容も全く同じで、裏表のカバーパネルをロッソコルサ(カラーコード:300)の艶あり仕上げ、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

鍵本体についても同じく艶消し黒への塗装で承っています。

前回完成した時の画像を紹介します。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!