フェラーリ430リモコンキー塗装 完成

大変お待たせしました!先日鍵本体の本塗りを行っていたフェラーリ430リモコンキーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

表と裏のカバーパネルにフェラーリ純正色の「ロッソコルサ」(カラーコード:300)を、

鍵本体は艶消し黒の塗装を施しました。

カバーパネルのクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

中の電池は新しい物に交換しておきました(こちらは無料サービスにて承っています)。

鍵本体はスタンドックスベースコート原色の黒=MIX571に、

艶消しクリアー(同社K9150)のトップコートを行った2コート仕様となります。

いずれも自動車ボディの塗膜と同様の物となります。

キーリングに金属の物を使うとそれのエッジが引っ掛かった際に塗膜を傷つけてしまう恐れがあるので、切れにくい紐(マイクロコード等)がお勧めです。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!


その後オーナー様からは「先ほど鍵を受け取りました。 大満足の仕上がりです! ありがとうございました!」とのお言葉も頂戴しました。こちらこそこの度のご依頼、誠に有難う御座いました!

フェラーリリモコンキー(本体)本塗り

先日カバーパネルをロッソコルサに塗装していたフェラーリ430のリモコンキー本体です。サフェはその時に一緒に研いでおきました。

今回は艶消し黒となる為、カバーパネルと別けて塗装を行います。

黒い部分はプラスチック素地なので(素材は恐らくポリアミド)、脱脂清掃後にはプラスチックプライマーを塗っておきます。

まずはベースコートの黒を塗布します。

見た目だけならベースコート単体でも良いのですが、このままだと塗膜としての強度(耐久性)が弱いので、

トップコート=艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーは艶ありで塗る場合に比べ70%程に抑えた塗り方にしています。

シャフト根元のマスキングは2コート目のクリアーを塗ったら直ぐに剥がしておきます。

時間の経過と共に艶が消えていきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキーカバー 本塗り

先日サーフェサーを塗っておいたフェラーリ430の純正リモコンキーです。その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

#800の水研ぎで大まかなライン出しを行い、

#1500の水研ぎでペーパー目を均し、フチや隙間などを当たりの柔らかい#800相当の布状研磨副資材で足付け処理を行います。

よく洗浄し、

手で持って塗れるよう芯棒に固定します。

キーリングが通る穴は表側からだけだと奥まで届かないので、裏側からもスプレーし易いようスペースを空けておきます。

まずは隠蔽力の高いピンクで下塗りを行います。

下色は明度のあったグレーでも構わないのですが、余った色を残しておく下色用のボトルに今はピンクがあるのでそちらを利用しています。

続けて赤=フェラーリロッソコルサ(カラーコード:300)を塗布します。

ベースコートは主に着色をするのが役目で、

その上に塗るトップコート=クリアーによって塗膜を強固な物にします。

イメージで言うとベースコート単体のままだと缶スプレーと同じ程度で、そのままだとガソリン等で色が落ちてしまいますが、

トップコートを塗る事でそのハードナーがベースコートまで浸透して2液反応=強固な塗膜が完成されます。

ただベースコートを厚塗りするとその最下層までクリアー中のハードナーが浸透しきれない恐れがある為、その場合は予めベースコートにもハードナーを少量添加しておきます。

またトップコート=クリアーにも色々と種類があって、比較的新しいタイプのVOCエクストリームプラスのクリアーは溶剤型ベースコートに対応しきれない(反応しきれない)所がある為、この場合ベースコートへのハードナー添加が必須となります。

今回はベースコートにもハードナーを添加していたのでエクストリームプラスを使う事も可能だったのですが、どの道次に鍵本体の艶消し黒を塗る時に熱を掛けるので、クリスタルクリアーでの塗装としました(ちなみにエクストリームプラスの方が上位なのでオーナー様にとってデメリットはありません)。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー 下準備

先日お預かりしておりましたフェラーリ430純正リモコンキーです。

全体的に傷があるのと、この型の塗装は新品時から密着性が悪い物があるので一応全部剥がしておきます(今回の塗装はちゃんと密着していました)。

最初は#120のダブルアクションサンダーで大まかに塗膜を剥がし、その後#180→#240の手研ぎでラインを整えつつ残った塗膜を削ります。

ペーパーが入り難い箇所はナイロンブラシとウォッシュコンパウンド(液状研磨剤)を使って足付け処理を行います。

被塗面が親水性になって、この後に塗るプライマー・サーフェサーがしっかり食いつくようになっています。

よく脱脂清掃し、手で持って塗れるよう芯棒に固定します。

溝にサーフェサーが入ってしますとボタンのゴムが嵌らなくなってしまう恐れがあるので、丸めたマスキングテープを隙間に摘めてサフェが入らないようにします。

同じくこちらの七宝エンブレムが入る部分にも壁を作っておきます。

鍵本体もカバーが当たる面には極力塗料が着かないようにします。

ただし素地は荒れているので、見える部分にはしっかりサフェを塗るようにします。

フチまでしっかり塗れるように固定しています。

念の為最初にガスプライマーによる火炎処理を行い、

その後プラスチックプライマー→サフェーサーとなります。

サフェはウェットで5コートくらい塗りました。

今の時期(雰囲気温度30℃)だと指触乾燥も早いですが、一度に厚塗りするとブリスター等のトラブルが起こるので、コート毎に10分~30分くらいのフラッシュオフタイム=乾燥時間を設けています。

待ち時間の間には別の案件=今回の場合は企業様からご依頼頂いているワイヤレスマイク2本の下地処理を行っていたり、この時期は一旦二階事務所に戻ってメールの返信などをしています。工場一階は本塗り以外はクーラーを点けないので、空調服や水冷ベストを着て作業しています。

サフェが4コート程まで終わったら溝に挟んでいたマスキングテープを外し、最後の1コートはフチ(角)までしっかり塗ります。

こちらも同じくですね。

鍵本体は最後のコートが終わったらフチのマスキングテープを剥がしておきます。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリ430リモコンキー塗装承ってます

先日到着しておりましたフェラーリ430純正リモコンキーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容は現状と同じように裏表カバーパネルを赤=フェラーリ純正色のロッソコルサ(カラーコード:300)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っています。

現状塗装が剥がれているのは何かしら固い物などに当たって塗膜が剥がれたという事が理由ですが、それの他に塗膜の密着性も関係しています。なので既存の塗膜は全部剥がし、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行ってからの上塗りとします。

鍵本体は黒い樹脂(プラスチック)素材の上にラバーコートのような被膜が施されていて、

こちらも経年劣化で剥がれてしまっていますので、こちらは艶消し黒への塗装で承っています。同じく「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行います。

参考までに以前施工した時の画像を紹介します。

この時は元々状態が良かったので鍵本体の艶消し黒は塗っていませんでした。

この時のブランクキーは裏表カバーパネルと鍵本体も塗装しています。

カバーパネルと中の基盤を取り外しました。

跳ね馬のエンブレムは窪んだ箇所に嵌め込まれたような状態で、表側から外そうとするとカバーパネルかエンブレムに傷が付いてしまうので、

裏側からピンバイスを使って小さい穴を開け、

ドライヤーで温めて両面テープの粘着力を弱くし、空けた穴からポンチを押し込んで跳ね馬プレートを持ち上げます。開けた穴は塗装後に埋めておきますのでご安心くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!