こちらもお待たせしました!ホンダアコードのヘッドカバーも無事結晶塗装本塗り完了しておりますので御安心下さい。
今回こちらのヘッドカバーはいつもと違って旧塗膜の剥離はせずに本塗りに挑む事となっております。その理由としては、
・プラグホールに「オイルシール」(ゴムパッキン)が打ち込まれていて、溶剤槽に入れるとなるとこれは駄目になってしまうので要交換となる。
・新品部品なので傷一つ無く汚れも無い。
・現在の塗膜が剥がれたら仕方ないと諦める(3年後は大丈夫だと思いますが10年後はどうなるか判らない)
といった感じです。中古品だったならば旧塗膜の剥離~オイルシールの交換は必要だと思いましたが、新品であればこういった選択も宜しいかと存じます。「絶対に剥がさなければ駄目」と言う訳では無いんですよね。ちなみに足付け処理は勿論しっかりやっておきます。
ホンダのヘッドカバーはネジ穴付近が綺麗にヘアライン加工されているのでそこは残すようにマスキングしてあげる事にします。ネジが付いてしまえば見えなくなる気がしますけどね。
ちなみにビートのヘッドカバーは予めサイズを測ってカットした物がありましたが、こちらのアコード用ヘッドカバーはそれよりも若干大きめのサイズとなっています。なので改めてノギスでサイズを測ってPCにデータ入力~カッティングプロッターにてマスキングシートをカットしています。
そして本塗り準備完了です。プラグホール付近は純正とはちょっと違う箇所でのマスキングとなるのでそこはアルミ素地が露出しますからプライマーを塗っておきます。
そしてそして無事本塗り~焼付け完了です。お待たせしました!
今回お預かりから作業着手まで時間が掛かったのはこの色を確認する為でして、今回のこの色はNISMOのR2エンジンに塗られた結晶塗装の色を参考にしています。
と言ってもこの色自体見たことが無く、オフィシャルサイトの画像を見てみても全くイメージが出来ませんでした。という事で先日社外記でも紹介した通り、実際にNISMOまで行って実物を見て来たのです。と言っても自宅から比較的近かったんですけどね。
ちなみに文字の凸部ですが、オーナー様からは「色が色なので、凸部研磨鏡面状仕上げにつきましては、出来上がった状態を見て、色が濃ければ鏡面仕上げで、薄ければなしでお願いしたいと思います」と伺っておりますので、一応こちらを見てご判断頂ければと思います。文字を研磨したら他のアルミ素地が出ている箇所のようにシルバーに光る感じです。私的な見解としては営業っぽくなってしまうのでこの場では控えさえて頂きますね(笑)。
それではご確認の程ご検討宜しく御願い致します!