オデッセィテールランプ 再び(笑)

odyssey15随分と紹介が遅れてしまい申し訳御座いませんでした。そして引き続きこの度のご依頼誠に有難う御座います!

今回のご依頼はこちらのカバーレンズの「赤い部分」を「極薄目」のスモークで承っております。実はこのテールランプ、内部にあるオレンジの部分は先日当店で塗装して納めた物なんです。

odyssey14こちらがその時の完成画像です。普通は取れない物ですが、純正のテールランプを分解してこれだけを取り出し、これを「極薄目」のスモークで塗装後依頼頂きました。

odyssey16外のカバーレンズはノーマルの状態で、オレンジ色の部分だけが若干スモークになっているのが判ると思います。いや、普通の方には絶対判らないかと(笑)。

そして今回はこの部分を含めクリアー部分を残し、周りの赤いレンズ部分だけを「極薄目」でスモーク塗装を承っております。

ちなみに実は今回のレンズ自体が二回目のご依頼だったりします。

こちらが最初にご依頼頂いた時のテールランプで、この時は全体に「極薄目と薄めの間」でご依頼頂きました。

このテールランプが完成してから比較的直ぐに今回のご依頼へと至った訳ですが、特にこの時の仕上がりが気に入らなかったと言う事でもなさそうです。その時のご感想を頂いていましたので一応紹介させて頂きますね。
お世話になりました、○○です。

昨日届きまして、見た瞬間に、実物もなんて綺麗なんだろう…と見とれてしまいました(*^^*)

本日取り付けましたが、点灯した際の曇り等も無く、(市販されているスモーク塗料を自分で塗装した際、ウインカー点滅時どうしても白っぽくなってしまっていたのです)

やはり職人さん…といいますか、高畑様の手にかかると全く別物になるんだな、と思わされました(*^^*) この度は本当にありがとうございました。

私の周りには同じオデッセイ乗りが数人居ますので、もしかしたらまたリピーターでお願いするかもしれません(^-^) その際は宜しくお願い致します。

・・・と言う事で納まった筈だったのですが、その四日後に以下のメールが届きました(笑)。

高畑様に製作して頂いたテールですが、同じオデッセイ乗りの知人にも、
「凄い綺麗…」と大好評でした(*^^*)

行きつけの鈑金屋さんでも同じように言っていたので、塗装をされている方から見ても綺麗なんですね(^^)v

そこでですが、同じ様な内容でもう1セットお願いしたく、御連絡させて頂きました。

現在お忙しい様ですので、高畑様の御都合がよくなりましたら、以来内容等お願いしたいと思っております。いつになっても構いませんので、受け付け出来る頃になりましたらメールをいただけないでしょうか。

との事です。うーん、大丈夫でしょうか(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

オデッセイインナーレンズスモーク塗装 完成

odyssey12 こちらもお待たせしました!オデッセイのテールランプの中にあるオレンジ色のプレートは「極薄め」のスモークで完成となります。こちらも発送は明日以降での対応となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

odyssey12下に敷いているのが黒い布なので判り難いですが、こちらが塗装前の状態となります。

ちなみにこれがどこに付くかと言うと、オーナー様より画像頂きましたのでちょっと紹介させて頂きますね。odyssey15奥が分解されたテールレンズの内部の反射板で、これに手前にあるLEDユニットを移植するような感じでしょうか。恐らくこれのどこかに今回のオレンジ色のプレートが被さるのだと思いますが、それにしても随分と凄い作業をされているようで・・・(恐)。

odyssey13 テールランプ本体の外側カバーレンズについては後日改めてスモーク塗装を御依頼頂くので、まずはこのレンズをスモークで塗っておき組み付け終わった再度本体を送って頂く事となっています。

「だったら外側も外した状態で一緒に塗ればよかったんじゃ」と思いそうですが、レンズ単体の状態で「極薄め」といったシビアな濃度に合わせるのは結構難しいのです。単体で良い濃さだと思っても実際にテールランプに装着してみると内部反射板の作用も相まって「どうもイメージと違う」と言う事になり兼ねないので、やはり装着された状態で塗るのが望ましい所でもあります。バイクなどでこれが難しい場合はレンズ単体でもお受付しますが出来るならやはり実際に使う姿になった状態で塗った方が良い思っています。今回も最終的な判断はオーナー様が決められ、むしろ提案された形となったので随分と御面倒をお掛けしていますがこういった工程が実現したのです。期間にすると3ヶ月以上掛かりそうな予感もしますから普通は有り得ないかと(笑)。

odyssey14今回の「極薄め」はスモークの濃度はかなり薄くてもコート数はいつも通り5~6回に分けて塗っています。コート数が少なければそれだけ作業は楽ですが、そうするとダマ・ムラが出てしまうんですよね。一度出たら抑えられないので最初から時間を掛けて丁寧にやらないと綺麗には仕上がらないのです。今回のレンズも完全にダマが無いとは言い切れませんが、こうやってレンズ単体で透かして見ても(画像で紹介したとしても)ダマとムラが気にならない程に抑えるのと言うのは結構難しいのです。

ただこの辺は技術と言うよりは手間と試行錯誤で得られた結果でありまして、恐らく片手間でやっていたらここまでには出来なかったと思います。私の場合「これしか無い」と言うスタイルになってしまったので半分はやむを得ずといった形なのです(笑)。やり方と使っている物さえ判ればそんなに難しい事では無いので、後は採算が合うかどうかと言うところだと思います(まあ最後はこれですか・・・)。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。どうぞ引き続き宜しくお願い致します!

オデッセイテールインナーレンズ 本塗り

odyssey13 こちらもお待たせしました!オデッセィのテールランプの中にあるインナーレンズも無事本塗り完了しております。

今回の濃度は「極薄め」となっておりまして、かなり微妙な濃度の調整となりますからマスキングは通常のテープでは無く「透明フィルム」を使っています。ステッカーなどの転写に使うものですね。

odyssey14こんな感じで本塗りをしながら濃度の確認が出来るようにしておきます。

odyssey10 そして本塗り完了です。こちらも途中の画像が撮れていませんでして・・・すいません。

スモーク濃度は「極薄め」で、これだけ見ると「最初と何が変わったの?」と思いそうですが、その辺はちゃんと確認しながら行っていますので御安心下さい。

odyssey11レンズ側面のフチは塗装していませんから、その部分のマスキングを剥がして見るとフォアーとアフターは分かるかと思います。極薄いですがスモークが掛かっていますので。これくらいが「極薄め」の濃度です。この辺は画像よりも実物の方がはっきり分かると思いますからどうぞ御安心下さい。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

 

 

オデッセィテールランプインナーレンズ 塗装承ってます

odyssey12こちらは先日完成~納品したばかりのオーナー様からのご依頼で、今回は「テールランプの中にあるレンズ」をご依頼いただきました。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

と言っても実はこちらは新たなご依頼の一部でして、これが完成~納品した後に新たにそれを組み込んだテールランプの外側のレンズを塗装ご依頼頂く予定です。

何故そんな面倒な事になるのかと言うと、今回もご依頼の濃度は現実なご指定があり、その調整はやはり「装着された状態」でなければ出来ないからです。テールランプのレンズは内部にある反射板と組み合わさって初めて濃度が決定しますからレンズ単体では難しいんですよね。

という事で、まずはこの内部のレンズを「極薄目」のスモークで塗装後、一旦開いたテールランプに組み込み、きっちりシーリングしたテールランプのレンズを再度「極薄め」で塗装いたします。この辺は次回のご依頼時に改めて紹介させて頂きますね(私にもどうなるのか想像するのが難しいですので・・・恐)。

ちなみに前回ご依頼頂いたテールランプはこちらです。odyssey9

そういえばオーナー様からご感想頂いておりましたのでちょっと紹介させて頂きますね。

「昨日届きまして、見た瞬間に、実物もなんて綺麗なんだろう…と見とれてしまいました(*^^*)

本日取り付けましたが、点灯した際の曇り等も無く、(市販されているスモーク塗料を自分で塗装した際、ウインカー点滅時どうしても白っぽくなってしまっていたのです)やはり職人さん…といいますか、高畑様の手にかかると全く別物になるんだな、と思わされました(*^^*)」

いやいや、これしか能が無いだけですので・・・。

またその後頂いたメールでは、

「高畑様に製作して頂いたテールですが、同じオデッセイ乗りの知人にも、
「凄い綺麗…」と大好評でした(*^^*) 行きつけの鈑金屋さんでも同じように言っていたので、塗装をされている方から見ても綺麗なんですね(^^)v」

とのお言葉も頂戴しました。まあこれは材料のお陰ですので・・・(苦笑)。

という事で、こちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度もご依頼頂き有難う御座います!

 

オデッセイテールランプスモーク塗装 完成

odyssey7 大変お待たせしました!オデッセィの純正テールランプ、本日完成となります。

スモーク濃度は「極薄めと薄めの中間」で、バックランプ部分(クリアー部分)はクリアー抜きとしてスモーク掛けていません。ただスモークの濃度自体が抑えてあるので違和感が無いですよね(その分本塗り時の調整には苦労しましたが・・・笑)。

od磨き作業時の画像もありましたのでちょっと紹介しておきますね。ポリッシュの工程は自動車ボディの場合と同様で、対象物が小さくなったからといって作業工程が減ったと言う訳ではありませんかね。面積は当然小さくなりましたからその分は楽にはなりましたが。

今回はバフは3種類、コンパウンドも3種類で対応しています。

odyssey8言われないとスモーク塗装が施されているとは気付かないと思いますが、今回指定の濃度「極薄めと薄めの中間」はまさにそこが狙いですからこれで良いんですよね。元の状態を知っている方は「???」と思う筈です。

odyssey9今回は訳あって二工程の塗装となりますから塗膜自体は通常より厚くなっている筈ですが、かといって「タップリ塗っている」とは感じ無い仕上がりになっていると思います。これは自動車車体の塗装屋さんが一番気をつけている事で、「如何にも塗りました」といった仕上がりが一番マズイと考えていますので。

ボディパネルであれば「新車肌」に合わせて肌を作る事が基本ですが、小物製品だとそれとはまたちょっと違いまして、ただ時々見かけるような「艶は出ているのに肌がデロデロとした違和感のある塗膜」(=タレ肌ですかね)だけはやってはいけない事だと思っています。一番はやはり「塗ったとは思えない仕上がり」が重要ですかね。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!