SUBARU XVメッキパーツ 本塗り

xv85 大変お待たせしました!先日先にテールランプを塗り終わっていたスバルXVのメッキグリル等のパーツ4点です。こちらも本塗り完了しておりますので御安心下さい。

上の画像は最後に塗ったサフェーサーを研磨しているところです。サフェーサー自体は薄膜なので#400で軽く肌を落とし、その後#800で全体を均しています。

xv86 一緒にお預かりしたエンブレムプレートを仮組みしてみます。この時点でキツかったら内側をある程度削っておかなければなりませんが、下地塗料を塗る時には内側に膜厚が付かないよう気をつけていたので問題ありませんでした。少し均したらそのまま本塗りでOKです。

xv87 そして台にセッティングして本塗り開始です。元々の素地は塗装の密着性が非常に悪い装飾クロムメッキですが、既にそれ用の下地は出来上がっているのであとは普通に塗るだけで大丈夫です。削り過ぎてメッキ素地を出してしまうとちょっと厄介ですが(スポット的ですがまた最初からやり直しですので)、そういった箇所も無いのでそのまま色を塗ります。ちなみにこちらは「艶消し黒」で承っていますので、ベースコートの黒はいつも通り、その上に塗るクリアーを艶消し専用のクリアーに変更します。

xv88と言う事で本塗り完了です。お待たせしました!

画像は塗装してから既に一時間程度経った状態で、自然乾燥で艶が消えきったら熱を入れます。画像だと表面が乾いたように見えますがクリアー自体はいつもの艶有りと同様なのでそんなに固まるのが早い訳ではありませんからまだベタベタです。ホコリも乗るとマズイのでブースのファンはずっと回しっぱなしです。

xv89 こちらはグリル中央に付くパーツですかね。綺麗に艶が消えてくれました。ちなみに材料によっては綺麗に艶が消えてくれない場合があって、2液ウレタンの艶消し仕様は艶有りよりも難しかったりします。近年は材料が良くなったので大分助かっていますが昔はムラやダマ、艶を消したいのに半艶で止まってしまったりなど色々トラブルがありました。艶消し仕様のオールペンとか戦々恐々でしたよ・・・(ただしPRO_Fitとしてはやっていませんけどね。一時期勤めでやっていた時にベンツのオールペンをして、ボディが終わった時点で私はそこを辞めてしまい、その後ボンネットを確か12回塗りなおしていたとかどうとか・・・恐)。

xv90エンブレムの枠についてはやはり内側には膜厚が付かないようクリアーは1コートのみ、外側は普通通り2コート塗っています。

既に熱も入れてあるので来週早々には完成出来る予定です。もう少々お待ち下さいませ!

SUBARU XVメッキパーツ 下準備

DSC_0768先日完成したテールランプと一緒にご依頼頂いているスバルXVのフロントグリル周りのメッキパーツです。こちらも作業着手しておりますので御安心下さい。

DSC_0771自動車外装パーツに多く採用されている装飾クロムメッキは傷や汚れに非常に強いのですが、その特徴からしてそれに塗装を施そうとなると著しく密着性が劣ってしまいます。特にフロント周りに装着されるパーツは飛び石被害によって結果は躊躇に現れ易く、「以前塗ったメッキグリルがバンパーに比べて随分と飛び石傷が多いような・・・」と言うのはまさにそれが理由です。飛び石による塗装剥がれの多くは塗膜の硬さ云々では無く「密着性」が低い事が原因だったりするのです。

当店でのメッキパーツの下地処理にはそれ専用の方法を行っていますので、密着性については通常の素材への塗装同様にしていますから、極端に飛び石傷が多かったり、ペリペリと塗装が剥がれてくるような事は無いと思います。偶然ですがこの作業を行って塗装した部品を装着した車両を見た某自動車雑誌編集長がその結果に驚いて取材を申し入れて来られたのですが、内容は明かせられなくても構わないのであればと説明した所、当然ですがその後のアポは消えました(笑)。まあ特段特別な事をやっていると言う訳では無く、基礎的な事の組み合わせだけなんですけどね。それだけに安易にオープンには出来ないと言う事で、ただ極秘にしていると言う訳でも無いので私の周りの塗装屋さんは皆知っていますし同じ事をしています。要は盤目テストなどを自ら行って結果をちゃんと確認しているかどうかと言うところですかね。クロスカット法ではセロテープでは無くガムテープでも剥がれないまでに出来ていますので(再補修の際にはフェザーエッジも出せます。って、専門的な事ですいません)。

それではまた作業進行しましたら紹介させて頂きますね。ちなみに今日は企業さんの仕事メインだったのでちょっと他に紹介出来る事がありません。寒くて仕事をしていなかったと言う事ではありませんので(それにしても寒かったですけどね)。

SUBARU XVテールランプ塗装 完成

xv82 こちらもお待たせしました!スバルXVハイブリッドの純正テールランプはレッド+スモーク塗装で完成となります。

こちらも先ほど紹介したBRZのテールランプ同様元々はクリアーレンズのテールランプでした。最初の状態の画像も紹介させて頂きますね。xv3ちなみに一緒に写っているメッキパーツの作業はこれからとなっています。色物とテールランプは一緒に塗れないので先にこちらだけ仕上げています。

xv84 色が付くだけで迫力が全然違いますよね(勿論撮り方もありますが・・・笑)。

xv83透過性の色(キャンディーカラー)は一旦ムラやダマ、ゴミの混入などが起きてしまうと最後までそれが影響されてしまいますが、多分これを見てもそんな所を感じられる部分は無いと思います。元々私が塗装を覚えた環境は「装飾する」と言うよりも「元の状態に戻す」と言う補修塗装の世界ですので、派手さと言うよりは「如何に違和感無く自然な状態に見せるか」と言う事に重点を置いているのだと思います(意識してというよりもうこれが身に染みついてしまっていますので・・・)。

それでは引き続きメッキパーツの方も作業していきますのでどうぞもう少々お待ちくださいませ!

SUBARU XV テールランプ&グリルメッキパーツ塗装承ってます

xv3こちらは先日到着しておりましたスバルXVハイブリッドの純正テールランプと、フロントグリル周りのメッキ枠とメッキグリルモール、そしてエンブレム周りのメッキ枠となります。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

ご依頼内容としてはテールランプはいつものレッドテール仕様で、メッキパーツはマットブラック(艶消し黒)で承っています。テールランプは以前の施工画像があるので紹介させて頂きますね。

xv76こんな感じでウィンカーとバックランプ部分以外をレッドキャンディー塗装で透過性の赤に、そして最後に全体的に薄くスモークを入れて赤を落ち着いた感じにしてあります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!

SUBARU XVハイブリッド テールランプ塗装承ってます

xv19 こちらも先日到着しておりましたスバルXVハイブリッドのテールランプです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

どこかで見たような・・・と思ったらハイブリッドでは無いテールランプは以前スモーク塗装だけやっていたようで、ただ中身は全然違う造りのようですね。そもそもそちらはクリアーレンズではなかったですし。

xv20今回の御依頼内容としては、全体を「レッドキャンディー+おまけスモーク」で、ただ指定された箇所(ウィンカー&バックランプ)部分はクリアー抜きで残します(ただしこちらもスモークは掛かります)。尚、レッドキャンディー塗装は通常の塗装に比べ褪色が懸念されますので使用するクリアーは耐候性に優れた「クリスタルクリアー」の使用が必須となっております(ですので今回もこちらの仕様となります)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!