デリカD5社外品フロントグリル塗装 完成

delica8 大変お待たせしました!社外品のFRP製フロントグリルの塗装、本日完成となります。

delica9車体についてボンネットが閉まると上部分は殆ど見えなくなると思いますから、実際に見える部分は実はそんなには無いかも知れませんね。

delica11お任せコースなので磨き処理はしていませんが、下地処理はしっかりやってあるので塗りっぱなしでも艶々の仕上がりで、多分純正の塗装よりも質感は良いと思います。良い塗料材料を使っておいて仕上がりが悪ければ言い訳が出来ませんので(苦笑)。

それでは後ほど完成のご連絡差し上げますね。この度もご贔屓頂き有り難う御座いました!

デリカD5社外品フロントグリル 本塗り

delica5 先日BMWのフェーエルタンクと一緒にサフェ研ぎを済ませておいたデリカD5の社外品FRP製フロントグリルです。BMWのフェーエルタンクはまだデザインが決まっていないのと内容も結構複雑ですので先に他の物を進行させて頂きますね。申し訳御座いませんがもう少々お待ちくださいませ。ちなみにこれとは別に業者さんからのブレーキキャリパー一式も塗っていたりします。そちらはマツダの純正カラーですが、ついにマツダもボディ色でキャンディーカラーとか始めちゃったんですか?!。ボカシ、大変でしょうね・・・(他人事ですいません)。

delica6 色はボディカラー同色の三菱純正色「ブラックマイカ」(カラーコードX24)となります。ソリッドの黒に見えますがかなり青が入って緑も入ってブルーパールも入ってます。

delica7下地にサフェーサーを塗るメリットの一つとしては「吸い込みが無い」という事で、塗り方さえ間違えなければこの艶はそのままの状態で仕上がります。これは実際は「吸い込む」という事では無く、新たに塗った塗料の溶剤分によって「下地が侵される」事による現象です。元々綺麗に見えた塗膜でも実際は耐溶剤性が弱いものもあって、そういった塗膜の上に塗装を重ねると最悪の場合は「チヂレ」が生じ、そうならないまでも艶が引けたような仕上がりになってしまいます。自動車補修でも、直した箇所(パテを塗ってサフェーサーを塗った箇所)は艶々に仕上がるのに何でもなかった箇所が艶が少し引いた仕上がりになるなんて事は良くあります。古くて劣化した塗膜ならまだしも、比較的新しい塗膜でも十分起こりえる事です。

ただこれはサフェーサーにも言える事なので、何でもかんでもサフェーサーを入れれば良いという事でもないですけどね。値段が違えばやはり性能も・・・という事です(勿論そうでは無いものもありますが、当時の私は使い分けていましたので)。

それでは完成次第改めて紹介させて頂きますね。早ければ土曜日に、もしかしたら来週になるかも知れません。もう少々お待ちくださいませ!

デリカD5 社外FRPフロントグリル サフェ研ぎ

delica4BMW GSのフェーエルタンクと一緒にその他の案件のサフェサー研ぎ作業も行いました。画像はデリカD5用の社外品FRP製のフロントグリルです。巣穴も結構あったので先にポリパテで埋めてサフェーサーと一緒に研いでいます。

私が塗装屋として一番最初に働いていたのは外資系自動車メーカーの正規サービスセンターで、大きなビル(倉庫?)の5階部分でしたからこういった「排水溝」と言う物が無く、余り派手にホースで水を撒き散らすと言う行為は出来ませんでした。床に垂らした水は自走式の掃除機で吸い取る方式で、しかもそういった清掃作業はそれ専門に雇われた方がやってくれていました。塗装屋は塗装にだけ専念していれば良かったのです。

ただそれにしても気軽に水は流せませんから余り効率はよく無く、サフェーサーなどの研ぎ汁の掃除に結構時間は掛かっていたと思います。乾いてしまうと粉として残ってしまい結構厄介なので常に洗い流しながら作業したいんですよね。それ故に工場内部にちゃんとした排水溝が欲しかったのです。

ちなみに元々ここにU字溝自体は出来ていて、以前はプラスチック部品の製造を行っていたらしくその機械を冷やす為のラジエターの冷却パイプが入っていました。それを全部取っ払い、新たに排水パイプを引いてそのまま水が流せるようにしたのです。規格サイズだったので市販のグレーチング(網状の鋼板)もそのままピッタリ収まりました。凄くラッキーだったと思います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

デリカD4社外フロントグリル サフェ入れ

delica2 こちらもお待たせしております。デリカD5用社外品のFRP製フロントグリルです。

パーツ自体は新品ですが、ゲルコート素地のままでは粗い部分があるので一旦全体を研磨してサフェーサーで下地を造ります。削ってよくなる所も勿論ありますが、足り無い部分は何かしらを充填しなければ良くはなりませんからね。

delica3FRPのゲルコートはポリエステル系の樹脂なので塗装との相性は良いですから特にプライマー等の塗装は必要なく、脱脂洗浄したらそのままサフェーサーを塗布します。サフェーサーは5~6コート程度塗っておき、完全硬化した後に再度全体を研いで平滑な下地を作ります。結構な膜厚を付けていますがラッカーサフェーサーとは違いますので厚くなっても問題はなく、またサフェーサーによってはパテ並みに厚くしても問題の無い物もあって、例えば当店で使っているSTANDOXのシステムフィラーはフラッシュオフタイムをしっかりとれば10コート塗っても大丈夫です。ただし速硬化型のハードナー5-15の使用や、セッティングタイム不足での熱入れは控えるべきかと(「脹れ」が生じて大変な事に・・・)。

それではこちらも作業進行次第また紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

デリカD5 社外品フロントグリル塗装承ってます

delica 先日無事到着しております三菱デリカD5の社外品FRP製フロントグリルです。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

こちらは以前内装パーツ等で何度か御依頼頂いている方で、恐らく今回は4回目の御依頼で、今回で初めて何の車体だかが明らかになりました(笑)。

delica1FRPの黒ゲルコート仕上げで、この手の製品では当然なのですが下地には気になる点が何箇所かありますのでいつもの通り「研磨→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地処理を行います。

またオーナー様が懸念していた事としては「飛び石で傷が簡単に付いたりしないか」という事で、実は以前同じ様な社外品FRP製のリップスポイラーを塗って貰った際、異様に飛び石傷が沢山付いたとの事で、それを心配した結果当店を御利用頂いたとの事です。その時の塗膜がどういった物かは実際に見ていないので何とも言えませんが、恐らく足付け処理のみの下地処理で、離型剤が十分に取れていなかったか(この手がハジキ易いのは塗装屋さんなら判りますよね)、或いはポリエステル樹脂のゲルコートが硬くて足付け処理が十分では無かったという可能性があります。飛び石による傷は「クリアーの硬さ」と言うよりは塗膜の密着性に依存すると考えられますので材料のせいでは無く単に作業的な事が原因だったと思います(ちなみに耐チッピング性能を高めるならば塗膜は硬くするのでは無く柔らかくする方が高くなるのは業界の人間なら周知です)。

ちなみに色はボディ同色の「ブラックマイカ:カラーコードX24」で承っております。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度も御贔屓頂き有難う御座います!