レガシィ インパネ(エアコンパネル) 分解

legacy1 偶然ですが現在お二人の方から同じ部品をご依頼頂いていたりします。以前やった事があるような無いようなちょっと記憶が曖昧なのですが、何だか勝手に手が動くような感じなので多分以前にも分解した事があるような気がします。

パネルには液晶部分のクリアーパネルと、その両側には「TEMP」なる文字がプリントされた小さなプレートが貼ってあります。マスキングでも出来ない事は無いかも知れませんが仕上がりの事を考えると付いたまま塗るなんてあり得無いですよね。

legacy2 「TEMP」のプレートを裏側を見てみると穴が開いています。イルミネーション照明と連動してここが光るっぽいですね。透過するように穴が開いているのだと思われます。または外し易いようにと気を利かせてくれているのかも知れませんね(そんな訳ありませんか・・・)。

legacy3両面テープなどの粘着面は温度が上がると接着力が落ちるといった性質があるので、熱量の高い工業用ドライヤーで十分に暖めたら裏側の穴からプラスチック製のヘラなどで押してあげると比較的簡単に剥がれます。これが照明を透過するとしたら裏側を傷付けるとマズイので(傷が見えてしまう場合があります)ドライバーなどは使いません。

貼られていた両面テープは素手で触ったりホコリを付けたりしないように気をつけ、そのままテープ用の台紙に貼っておきます。こうすれば両面テープは貼り直さないで再利用が可能です。何かを分解する時は組みつけの時の事も考えておくのは基本ですかね。

ちなみに上の三つの画像、一番上は滋賀県の方からのご依頼品で、下の二つは北海道の方からのご依頼品で、同時に作業している訳ではありませんがそれぞれ良い画像を組み合わせて使っています。

アクリルプレートも同じように両面テープで固定されていますので、触って傷をつけないよう予めマスキングテープを貼っておいてから慎重に外しておきます。

レガシィ(from北海道)内装パーツ一式 塗装承ってます

legacy1 これまた凄い量の内装部品になりますが、実はこちらのオーナー様は以前にも同じような内容で塗装をご依頼頂いていたりします。当ウェブサイト上で作業例として紹介もさせて頂いている案件ですね。→自動車内装部品塗装

今回は前回にも増して内装部品は17点、そして下のハンドルになります。

ちなみに既存のパーツは良く見ていただくと解かると思いますが、殆どが「カーボン」になっています。これは純正部品の上に本物のカーボンを張ってクリアーを塗った加工が施されている物で、当然それなりの費用が掛かっている筈です。

が、今回はこのカーボン化された部品全てを「艶有りブラック」(クリスタルクリアー仕様)で承っております。ちょっと勿体無いんじゃ・・・と思いましたが、実はそれには理由があったようです(いや、「そこ」に理由があるようです)。 何だか申し訳無いのですが凄く共感出来るところがあったので、頂いたメールからの一文を紹介させて頂きます。

「前回のメールで「カーボンを残したらどうでしょうか」という旨のご提案をいただきましたが、実はその点こそが今回色々お願いしている最大の原因でもあります。

先月私の車に乗った妻から「なにこの蛇の模様みたいなのは。気持ち悪いんだけど。」という衝撃の一言。まさしくカーボンパネルのことでした。

最初はあまり気にしなかったのですが、一旦気になりだしたら気になってしょうがありません。今では私も蛇の皮の模様に見えてきてしまっているのです。

ということでカーボン一掃運動が始まった訳です。」

うーん、何だか痛過ぎますね・・・。どうコメントして良いのか・・・。

legacy2そして上の部品とは別便で届いたのがこちらのステアリングです。こちらもカーボンが貼られた箇所を艶有りのブラックにします。恐らくこのカーボン部位は単体でクリアーまで仕上げた物を最後に接着剤で固定したと思われますが、無理に剥がすとカーボンが割れる可能性が高いので(ウェットカーボンですので)こちらはマスキングでの塗装となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。この度もご贔屓頂き有難う御座います!

この他にもお預かりしている案件が色々ありますので続けて紹介していきますね。