BD-1のシートポストクランプとエンブレム塗装 完成です!

大変お待たせしました!昨年からお預かりのシートポストクランプとエンブレムの塗装は本日完成となります。ってもう直ぐ日付変わってしまいますが・・・紹介が遅れてすいません!。

ご依頼頂いたのは手前の二個の部品で、奥の赤いレンズが付いた物は見本ととしてお預かりした物です。元々は塗装では無くアルマイトなので塗装の質感とは違いますが、多分言わなければ気付かれないかと思います。ちなみにクランプの裏側はマスキングして作業しているので塗装はしていません。

で、仮組みしてみた状態です。ちょっとした小物ですがカチっとしていて凝った作りになっています。ボディには電池が内蔵されていて赤い部分が光るようになっています。シートポストクランプ兼バックライトなんですね。お洒落なパーツです。

そもそものご依頼の理由としては、リングにプリントされていたメーカーロゴ?をオーナー様がコンパウンドで消そうとしたところ、表面の黒アルマイトも剥がれてしまいその下のシルバー色なアルミ素地が露出してしまったのです。で、それを払拭するべく自家塗装をされたのですが・・・、まあ塗装は中々難しいですからオーナー様が納得出来るレベルまでに仕上げるのは厳しかったのかも知れませんね。ただ実際jにやってみるのは非常に良いことだと思います。

ヘッドチューブに付くエンブレムは一応裏側に両面テープを貼っておきました。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

BD-1のシートポストクランプとエンブレム 本塗り

大変お待たせしました!BD-1に取り付ける小物部品2点ですね。無事本塗り完了しておりますのでご安心ください。

下地処理としては先日「旧塗膜剥離~プライマー塗布」までをしておいたので、表面を軽く研いだらよく脱脂処理をしていよいよ本塗り開始です。

画像はベースコートが塗り終わった状態です。今回のご依頼は「半艶の黒」なので、この場合は2コート仕上げ(ベースコート+クリアーコート)では無く1コートソリッド(ダイレクトソリッド)で塗る事も可能です。今回の内容であればどちらでも良いのですが、ちょっとネジが入る部分が塗り難そうだったので安全マージンのある2コート仕様にしました。ベースコートでの塗装であれば色が入りにくい箇所でも垂らさずにじっくり塗れますので。

続けてクリアーを塗ったら無事本塗り完了です。クリアーは半艶仕様のものなのでこの後徐々に艶が消えていきます。

半艶もつや消しもここまでウェットに塗らなくても良いのですが、やはりちゃんと肌を気にして仕上がった物と適当に塗って仕上げた物は差が出るんですよね。

ヘッドチューブに付くエンブレムプレートも無事本塗り完了です。こちらの方はちょっと時間が経ったので艶が消え始めていますね。ここからさらに艶は消えていきます。

こういった小物なら自家塗装でも出来ない事は無いと思いますが、一応使っているのはプロ用?の2液ウレタン性なので、缶スプレーのそれとは耐磨耗性が違いますから普通に使っていて角が透けてくるとかは無いですかね。紫外線に当たり過ぎてボロボロとかもそんな簡単にしないと思います(アクリルポリウレタンは耐候性に強いのが特徴ですので)。

それでは完成しましたら改めて紹介しますね。もう少々お待ちくださいませ!

BD-1のエンブレムとシートポストクランプも

サンドブラストボックス内

こちらもお待たせしました!作業着手しましたので御安心下さいませ。

現状では自家塗装された塗膜が残っていますのでまずはそちらをサンドブラストで除去します。

サンドブラスト後

そしてブラスト作業完了です。シートポストに触れる内側の面は塗装をしないのでマスキングしてあります。エンブレムの方も同様です。

 

セット

 

シリコンオフで脱脂洗浄したらプライマーを塗る準備をします。シートポストクランプはアルミですがエンブレムの方は銅か真鍮っぽいですかね。種類は違いますが同じプライマーで大丈夫です。

今まで塗ったことのない金属の一つに「金」があるのですが、金は酸化する心配は殆ど無いので(イオン化傾向が一番小さな金属です)、塗装の役割の一つである「保護」は必要としないんですよね。調べてみたらプラチナも同様なようです。 ちなみに塗装の役割としては「識別」「美観」「保護」の三つがあります(って職業訓練学校で一番最初にこれを教わりました)。これだけの為の事なのですが確かにこれが全てなのです。

この後プライマーを塗布してありますがどうやらその画像は撮り忘れていたようです。すいません・・・。

ご依頼内容としては「半艶の黒」で承っております。こちらも来週中には塗れる予定です。もう少々お待ちくださいませ!