BMW MINI 社外品外装パーツ塗装 完成

mini84 大変お待たせしました!BMW MINI用のリヤバンパープロテクター・ハンドルカバー・ウィンドウォッシャーノズルカバーの塗装、本日完成となります。

mini85 色はソリッドカラーのブラック(メタリックでもパールでも無い黒)で、クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となっています。

最初の状態も紹介しますね。

mini63リヤバンパープロテクターは表面がザラザラとした梨地で、ハンドルカバーは黒く見えますがカーボンの柄を裏に印刷したポリカーボネート製の物となります。

mini86 リヤバンパープロテクターはフニャフニャなので取り扱いを誤ると塗装が割れてしまう可能性がありますから塗料に軟化剤を入れて柔軟性を持たせるようにしています。

mini89 一応室内でも撮影しておきました。

mini66リヤバンパープロテクターは元々こんな感じで、塗装はされていなく、素材自体が凸凹になっています。元々こういったABS板を真空成型して余分をカットして作られた製品だと思います。

mini88 あれをそのまま塗っても艶は出ませんので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を作って艶のある仕上がりにしています。

mini90 ハンドルカバーは元々表面はツルツルなので下地処理は足付け処理だけで大丈夫です。ただし素地はポリカーボネート樹脂となりますので、プラスチック用プライマーは必須です。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

mini64これも元々透明なポリカーボ板の裏からカーボン柄を印刷し、それを真空成型して作成していると思われます。

ちなみに一般的な水圧転写の場合は表側からカーボン柄を貼り付け、その上にクリアーを塗っているのでプラスチックプライマーの塗装は必要ありません。

mini91ご依頼頂いているコースは 【お任せ仕上げコース】ですので磨き処理はしていませんが、塗りっ放しでも十分美しく仕上がっていると思います。まあ塗料が良いお陰なんですけどね(クリアーのレベリング性能がとても良いのです)。

mini94 ウィンドウォッシャーノズルカバーはステンレス製で、下地処理にはサンドブラストを行ってからプライマーを塗っています。

mini95本塗り時は裏側からスプレーするように塗っていますので、穴のフチまでしっかり色もクリアーも入っています。どうぞご安心下さいませ。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

BMW MINI 外装パーツ一式 本塗り

mini68 いきなりの紹介で申し訳御座いませんが、本塗りは無事完了しておりまして、ただ下地作業などは他のご依頼品と並行して行っていましたのでそちらはまとめて紹介させて頂きますね。

リヤバンパープロテクターはペラペラで作業がし難いので、裏側をマスキングした後に段ボールを貼っておいています。

mini69 素地の表面はザラザラとした梨地がある為、ダブルアクションサンダー#120で削り落とし、その後#180でペーパー目を均します。樹脂の種類はABSで切削性が良いのが特徴です。塗装する素材としては比較的やり易いのですが、溶剤で多少溶ける所があるので、シルバーなど淡い系のメタリックはサフェーサーなどの塗装が望ましいです(溶剤で侵されたとしても黒系は目立たないのです)。

mini67 研磨後、よく脱脂清掃をしたらプラスチックプライマーを塗布します。

mini83 続けてウレタンサフェーサーを塗布します。素材が柔らかいので塗料には軟化剤を入れてあります。

mini70 その後60℃40分程の熱を掛けて硬化させ、全体にガイドコートを塗ったら研ぎ作業をおこないます。連続して紹介していますが数日に分けて作業しています(特に今回は部品毎に下地作業が違うのでそれぞれを同時には行っていません)。

mini71 サフェーサーの研ぎは最初から水研ぎでも良いのですが(昔はそうしていました)、作業時間を短縮する為に今はエアーツールを使って#320→#400までを空研ぎで行っています。

mini72 その後は昔ながらの水研ぎで(いや今も普通ですが)、最初は固い当て板と#600を使って面出しをし、その後柔らかい当て板でペーパー目を均し、さらに#800で目を整えます。

mini73 ウィンドウォッシャーノズルカバーは素材がステンレスの為、下地処理にサンドブラストを使いまいた。普通にペーパー掛けしても良かったのですが、他のご依頼品と一緒に行ったのでこの方が早かったのです。

mini74 アンカー効果としても勿論普通にペーパー掛けするよりもサンドブラストの方が有効です。ネックとしては、脱脂する時にウエスが絡まったり毛埃が残ったりする事ですかね(塗装屋さんなら判りますよね)。

mini75 良く脱脂し、表→裏とプライマーを塗ります。

mini76 裏側はそのままでも良かったのですが、サンドブラストが当たってしまっていたので一応プライマーを塗っておき、さらにガイドコートの序に黒のベースコートを塗っておきました。

mini77 そして本塗り開始です。作業自体は別々に行っていて、最後に来てようやく集結!みたいな感じですかね。

mini78 ウィンドウォッシャーノズルカバーは裏側に丸めたガムテープを3段に貼り付け(ドラえもんに登場する空き地の土管みたいな形です)、それをワニクリップで掴んで固定しています。

mini79 アウターハンドルカバーはポリカーボネート製の新品なので、表面を空研ぎ#800(アシレックスレモン)で足付け処理のみで大丈夫です。フチまでしっかり当てておくのが肝ですかね。プラスチックプライマーも満遍なく塗っておきます。

mini80 色はソリッドカラ―の黒で、ベースコートに原色の黒(STANDOX MIX571)を塗り、その上にクリアーを塗った2コートソリッドとなります。クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーで、軟化剤を入れた仕様となっています。

mini81 アウターハンドルに限らず小物はフチまでしっかり塗る必要があるので、塗り易いよう左手で持って右手でスプレー出来るようにしています。昔はドアミラーを吊るして塗ったりもしましたが、今そうしようとは思いません。どれも磨き処理を想定していないので(お任せコースは磨き作業を行わないのが前提です)、塗りっ放しで綺麗に仕上げられるよう塗装の際のセッティングにはかなり重きを置いています。

mini82たかが小物と思うかも知れませんが、今のうちにはこれしかありませんので、小さい物でもかなり本気で対応しています。ゴッホゴッホ(少々疲れたイメージで。笑)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

BMW MINI外装パーツ一式塗装承ってます

mini63 先日到着しておりましたBMW MINIの外装パーツ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

mini64 こちらはドアアウターハンドルに被せるカバータイプの物で、透明なポリカーボネート板の裏側にカーボン柄をプリントして成型した製品です。表面はポリカーボネート樹脂素地となるのでプラスチックプライマーは必須となります。

以前こちらと同じ製品を施工していますので、参考としてその時の画像を紹介させて頂きますね。

atenza23今回のご依頼もこの時と同じく艶ありの黒で、クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」への変更で承っております。

尚この時にご依頼頂いたハンドルカバーは、その後装オーナー様のブログでも紹介されまして、今回のご依頼もそのサイトをご覧いただいての事となります。いやはや有り難い限りです。

装着されたその後についてはこちらのページで紹介しておりますので宜しければご参照下さいませ。その時のオーナー様のブログページへも行けるようになっています。

mini65 こちらはウィンドウォッシャーノズルに被さるカバーで、恐らく素材はステンレスになるかと思います。そのまま色を塗っても剥がれてしまいますので、下地処理をした上での上塗り塗装となります。

mini66そしてこちらはリヤバンパーの上部に着くプロテクターなのですが、てっきり艶消し黒の塗装かと思いきや実際は樹脂の素地そのままで、表面には細かいシボ模様が施されています。このまま色を塗ってもシボ模様が残ってしまいますので、「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理を行ってからの上塗り塗装となります。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!