アルミ製ECUボックス結晶塗装 完成

box22 こちらもお待たせしました!アルミ製のECUボックス、結晶塗装の赤で完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

ecubox元々はアルミ無垢の状態で、切削したパーツやアルミ板を溶接して作られた物です。

正面にECUが取り付けられるとの事で、そこと底面は塗らないようにしてあります。

box23 結晶目も綺麗に並んでくれたと思います。

box24 平面はサンダーを掛けていますが、溶接部分はビードが削れないようにワイヤーブラシとスコッチで研磨しています。

box25 アルミ無垢の状態も格好良いですが、溶接した個所は腐食がし易いので、そういった点では塗装もお勧めかと存じます。

box26 装着されると裏側は多分見えないと思いますが、一応天面同様に仕上げてあります。

box27それでは後程完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

アルミ製ECUボックス結晶塗装 本塗り

box15 こちらもお待たせしました!エンジンルーム内に取り付けるアルミ製ECUボックスも無事本塗り完了しておりますのでご安心下さいませ。

こちらは先ほど紹介したL型ヘッドカバーに合わせるように作業していますので順番的にはかなり早めに進行出来ております。こればかりは運と言うか、他のご依頼主様のご都合に依る所が大きいです。

box16裏側を除く全体をダブルアクションサンダーで研磨し、溶接ビード個所はワイヤーブラシとスコッチ#320で擦り、最後にリン酸で処理しています。

box17 まずはプライマーを塗布します。

box18 裏側に関しては塗らない予定でマスキングもしないつもりだったのですが、溶接ビード部の焼けが気になったのでプライマーだけ塗っておきました。また塗らないプレート裏側も汚くなるのが嫌だったのでマスキングしておきました。塗料が飛ぶだけなら良いのですが、台の上を移動した時に塗料が無造作的にベタベタと着くのが嫌だったんですよね。

box19 そして本塗り完了です。既に熱を掛けて完全硬化させ、結晶塗装目も出た状態です。

box20 薄いパネルは熱伝導率が極端なので、それに注意しつつ熱を掛けています。

box21 結晶目も綺麗に並んでくれたと思います。

良く頂くお問合せとして「購入した物が想像していた結晶塗装と違ったので塗り直して欲しい」といった事があるのですが、再塗装をするには剥離作業が必要で、またこれは車でも言える事なのですが、オーナー様が着いている物とそうでない物は仕事内容は全く変わるので、コスト(費用)も全然違います。

車の塗装も同様で、まだオーナーの着いていない車の塗装と、直接オーナー様からご依頼頂いた車の塗装とでは内容はまるで違います。掛けられるコストが最初から違うのでこれは当然で、仕方が無いのです(私も経験ありますのでその辺の事情は良く判ります)。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

アルミ製ECUボックス 結晶塗装承ってます

ecubox先日到着しておりましたアルミ製のECUボックスです。エンジンルーム内に装着する物で、中にコンピューターを入れる箱ですね。ワンオフ制作物でしょうか・・・。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ecubox1 ご依頼内容は「結晶塗装の赤」で、底面は見えないので特にマスキング&塗装はせず、また上の画像の前面にECUが装着される形となりますのでこちらはマスキングをして塗料が付かないようにします。

ecubox2下地処理としてはリン酸処理を行いますが、使われているアルミ板の表面にはアルマイト処理が施されているようですので、最初にスコッチまたはペーパーで足付け処理もしておきます。

ちなみに溶接部分はアルマイト被膜が焼けてしまっていますが、実はこの部分の方が塗装の密着性は良好で、このまま塗装をした場合アルマイト被膜が綺麗に残っている個所は後々簡単に剥がれてしまいますが、溶接されて高温になった部分の塗膜は長持ちしたりします。

アルマイト被膜が出来ている個所はアルミ素地の表面にある微細な気孔を塞いで腐食しないようにされていますが、高温を帯びた個所は気孔が多数出来ているのでこの後に塗る塗料(プライマー)がしっかり食いつくのだと思います。勿論腐食はし易い状態なので、再アルマイト処理を行うか、或いは今回のように塗装をするかですね。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!