F50ブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたF50ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々は黒に塗られた新品の状態だった物を、

いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って頂き、

以前調色したBNR34ブレンボキャリパーのゴールド色の配合データで色を作成し、

bremboロゴのサイズはそのままに、赤に変更して塗装を施しました。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元々ロゴのある部分は、鋳造時の梨地で凸凹が激しく、なのでエポキシサーフェサーでそれを均してから上塗りを行っています。

車体との取り付け部は膜厚をつけないよう、プライマーとベースコートの黒を薄膜にして塗装しています。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

F50ブレンボキャリパー 本塗り

先日お預かりしておりましたF50ブレンボキャリパーです。いつものブレーキ屋さんにてサンドブラスト等の下準備を行って頂き、戻って来ていました。

脱脂清掃&マスキングもして貰っているので、この状態のまま本塗りも出来るのですが、

本塗り後に出来るだけ艶が出るよう、#180~#240で表面を研磨しています。

尚、画像の奥に映っている物は別のキャリパーで、今回は業者様からのご依頼品も並行して作業を行っています。

尚、この型のキャリパーは梨地が強いので(アルミ素地が凸凹しているので)、

装着して目立つロゴの部分はもう少し綺麗になるよう研磨し、さらにエポキシプライマーサーフェーサーを塗布します。

60℃40分程熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきます。

その後#320→#400→#500→#800と研いで均し、全体を脱脂清掃しました。

そして全体にプライマーを塗布します。先ほど塗ったエポキシプライマーサーフェサーと違い、ここで使うプライマーは厚塗りを出来ないタイプなので(と言うより通常「プライマー」と呼ばれる物は厚塗りは厳禁です)、これで梨地を均すという事はできない訳です。

続けて、膜厚を着けたく無い箇所(クリアーを塗らない箇所)にベースコートの黒を塗ります。

その後よく乾燥させ、その部分をマスキングします。

再びセットし、よくエアーブローして埃を飛ばしたら、

まずは下色を塗布します。隠ぺい力の良い色として無機顔料(オーカーやオキサイドレッド、白や黒)と、不要になって在庫していたゴールドを混ぜて作っています。塗料を捨てるという事は殆どしなく、こうやって再利用しています。

そしてゴールドを塗布します。

色はこの時と同じBNR34キャリパーの近似色を使用しています。

ここで一旦ブースから出して、業者様からご依頼頂いているブレンボの赤を塗ります。

そしてロゴ入れを行います。元と同じく横幅80mmでマスキングシートを作成しました。

ロゴの赤を塗布します。色はフェラーリのロッソコルサ(カラーコード:300)を採用しています。

マスキングを剥がし、

再び吊るしてエアーブローを行ったら、

最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーはいつもと同じく2コート行い、二回目のクリアーが塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

今回一緒に塗っている奥に見える赤いキャリパーは、いつもご贔屓頂いている業者様からのご依頼品で、以前「当店で塗った物で今まで何か問題があった事はありますか?」と伺ったところ、全く無し、サーキットでタイムアタックをしても変色や剥がれ等も無く全然大丈夫とお墨付きを頂きました。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

F50ブレンボ塗装承ってます

先日到着しておりましたF50ブレンボキャリパーです。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

状態としては新品で、ただこのまま上から塗装を重ねても既存の塗膜と一緒に剥がれてしまう為、いつものようにブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って旧塗膜を剥がして貰います。

ブレーキ屋さんについてはこちらの記事が判り易いかと思いますので宜しければご参照くださいませ。

ご依頼内容はこちらのキャリパーをBNR34ブレンボキャリパーのゴールド色に、bremboのロゴはサイズをそのままに色を赤に変更で承っています。

以前の施工例を紹介させて頂きます。

色はこの時と同じ仕様となります。

配合データはその時残してあったので、今回もそちらを採用します。

新品時の状態はボディ取り付け部に塗装は施されていなく、今回もこちらと同じような感じにする予定です。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!

F50ブレンボキャリパー塗装 完成

 こちらもお待たせしました!F50ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介しますね。

元々は赤だった物にシルバーの塗装が施されていたのですが、下地処理が中途半端だった為か、結構ショッキングな状態でした。

塗装表面がガタガタしているのは旧塗膜が中途半端に残っていたからで、それだけならまだ良いのですが、サンドブラスト処理が行われた状態で見てみると、内側の方には腐食による浸食なども見受けられました。こちらはブレーキ屋さんがサンドブラストで綺麗に除去してくれていますのでご安心下さいませ。

深い傷は多少残りましたが、サンダーで抉った痕の殆どは旧塗膜で止まっていたのが幸いでした。

 画像だと判らないのですが、こちらもロゴ部分はアルミ素地をサンダーで削って均しておきましたので、その部分は艶のある仕上りになっています。

 アルミ素地の梨地を平滑にするにはサフェーサーが必要ですが、キャリパーの場合は耐久性の事を考えるとエポキシ系の使用が理想的で、ただそうなるとかなりのコスト高になりますから、それであれば梨地を均す程度でプライマーを薄膜に留める程度の方が良いかと思います。

 艶だけを出したいのであればクリアーの二度打ち(クリアー塗装→完全硬化→クリアー塗装→完全硬化)といった方法もありますが、キャリパーの塗装としてはメリットは少ないので余りお勧めはしません(勿論ケースバイケースで、ご要望があれば対応は致します)。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

F50ブレンボキャリパー 本塗り

F50ブレンボキャリパー塗装承ってます

先日よりお預りしておりましたF50ブレンボブレーキキャリパーです。タイミングは早いのですが、偶然にも同色のブレンボゴールドでご依頼を頂いた案件があったので、それと一緒に作業を行っています。

 左が先ほど紹介したロータス用のブレンボキャリパーで、右が今回のF50ブレンボキャリパーです。どちらも一緒にいつものブレーキ屋さんにて旧塗膜の剥離(サンドブラスト)→洗浄→マスキングを行って頂きました。

 最初の状態では上から塗装が塗り重ねてあって、サンダーで深く抉った痕などが残っていましたが、塗膜を剥がしてみるとそれらは綺麗に取れていました。

 よく脱脂清掃し、ブース内にセットします。

 まずはプライマーを塗り、

 車体固定部にベースコートの黒を塗り、十分に乾燥したらマスキングをします。

 ベースカラーのゴールドを塗り、ロゴのマスキングシートを貼り付けます。サイズは80ミリです。

元の塗装された物にあったロゴはシールが使われていて信用出来なかったので、以前ご依頼頂いた同F50の新品ブレンボキャリパーの画像を見本にしています。

 ロゴを塗ったら最後にクリアーを塗って本塗り完了です。

ブレンボのゴールドは、以前ブレーキ屋さんから多くご依頼頂いていたのでその時に配合をデータ化しておきましたが、色見本は作っていなかったので今回一緒に塗装しておきました。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ち下さいませ!