一斗缶改 ダスト・カー

先日塗装を終えていたPINKカモフラージュ柄の一斗缶です。

他の缶の底には、ホームセンターで買ってきたキャスターを取り付けたのですが、

ちょっと小さ過ぎて、何か違う…。

と言う事で、もっとしっかりとした50mm径のキャスターを買い直してみました。

一個当たりの耐荷重は40daN(デカニュートン)なので、安全荷重(×0.7)を考えても100キロくらいは大丈夫です。二個並べれば高見山も乗れますね。

ただ一斗缶の鉄板は薄い為、余り重たい物が乗ると底が歪んでしまう恐れがあったので、応力が分散するようにMDF板を挟む事にしました。

MDF板はいつもの6mm厚の物で、縦横のサイズと角のアールを合わせてレーザー加工機でカットしています。また装着前にはつや消し黒で塗りました。

 と言う訳で、キャスター装着完了です。

最初のキャスターに比べるとかなり無骨な感じがして、まあまあ良くはなったと思うのですが、出来ればもうちょっとキャスターが外に出て見た目の安定感が欲しい感じです。

と言う訳で違うタイプのキャスターを購入しました。またどうせならと言う事で150個を(笑)。

最初に取り付けたのが奥のプレートタイプで、今回買ったのが手前の一軸タイプです。またリクエストに応じてストッパー付きにしました。

恐らくこれで今より数センチ外側にオフセット出来る為、多少なりとも末広がり的な感じに出来るのではと思っています。

あと外側に貼った色見本はやめて、普通にアクリルプレートをレーザーカットした物を貼った方が良さそうですね。もう少し考えてみます。

リキッドシルバー 色見本キーホルダー

先日リキッドシルバーを使ったSPIVVYメガネチタンフレームの塗装ですが、それと一緒に色見本キーホルダーの作成も承っていましたので、こちらも並行して作業を行っていました。

リキッドシルバーについては以下ページで紹介していますので宜しければどうぞ。

STANDOX (幻の)Liquid Silver

色見本キーホルダーとして使うのは先日遠心注型で作成した注型用ウレタン樹脂の素体で、ちなみに巣穴は無いと思っていましたが意外とこれが残っていて、まだまだこれからも課題がありそうです。やはり予備真空脱泡も必要ですかね(一体どこに向かっているんだか…)。

遠心注型については以下ページで紹介していますので宜しければどうぞ。

第3回~ 遠心注型

リキッドシルバーは隠蔽性が非常に低い為、下色には普通のシルバーを塗装します。今回は(と言うか今回も)VWのリフレックスシルバーを採用しました。この色はメタリック粒子が細かいので表面の平滑性が良く(肌が荒れ難いのです)、また隠蔽性も悪く無いので下色として使うのに結構気に入っています。

左がスタンドックス原色で一番一般的なシルバーであるMIX594で、右がリキッドシルバーです。リキッドシルバーがかなり青いのが判ると思います。

ブースの中は多方向に光源があるのでキャンディー塗装や偏光塗料の色変化が判り難いのですが、一方向からだけの光源となるとその具合が確認出来ます。

そしてデカールを作成します。

入れる文字やイラストが大きい場合にはカッティングプロッターを使ってマスキングシートを作成しますが、それでは対応ができない小さいサイズの物はデカール用紙にロゴをプリントし、それをベースコートとクリアーの間に挟むという方法で対応しています。

デカールの作成については以下ページが判り易いかと思いますので宜しければご参照下さい。

1/43ポルシェミニカー用 デカール作成

 今回はご依頼品とは別に試作品を二個作る事にしました。ちょっと判り難いのですが「PROTOTYPE」となっているのがそうです。

 各デカールを切り離します。

 ちなみにデカールを余分に印刷するのは出来具合の良い物を使える為にで、上の画像の二枚は失敗作の一例です。奥のデカールは「Ⓡ」の円周が少し欠けていて、手前の物は「Creative」の「a」の部分が欠けています。

先日塗装したポルシェのミニカーに貼ったデカールも3回貼り直していて、「そんな簡単な事でどうして?」と思われるかも知れませんが、仕事だとこういうのが気になってしまうので終わりがありません。塗装はやればやる程に粗が判ってしまうようになり、自身が行った物で「完璧」と言う物にはどれも程遠くなってしまいます。

 と言う訳ですが、今回は3個の内一番良い物を完成品とすれば良い為、この辺はかなり気が楽です。

画像は本番用に使う物で、デカールには限定品を表す「LIMITED EDTION」のロゴを入れてあります。シリアルナンバーは「001」としておきました。

 デカールを貼り終えた状態で、ここから一日寝かし、後日クリアーを塗って完成となります(実は段差が気になってクリアーは二度塗りしました)。

ちなみに他の二つは一つを選んだ後に捨てるつもりでしたが(巣穴があるなど失敗作なので)、今回はそれも再利用しようと言う事で試作品=”prototype”として復活させています。とても仕事として出せるレベルでは無いので、アウトレット品か何かで販売するか、もしくは無料配布でも出来ればと考えています。

 その後クリアーを塗り、完全硬化した状態です。

光源が周り全体にある場合は明るい場所でも比較的大人しい塗色なのですが、

 一方向からの強い光に当たると激変します。

 角度を変えると色が変わっていき、

 中々面白い色変化を味わえます。

色見本の塗装製作については単体ではお受付していませんが、塗装のご依頼と一緒であれば対応可能です。ただ同じ色のみで、そして有料ですが…。宜しければご検討下さいませ。

COLNAGO通勤仕様

先日新たに入手したCOLNAGOの自転車ですが、その後一回通勤に乗ってみた時にどうもリヤのシフトチェンジが宜しく無い感じがして、その後は自宅の作業場で眠っていました。

 リアディレイラーの調整は以前cannodaleで少しやりましたが、良く考えてやっていなかったせいもあってか全く記憶に残っておらず、そう言えばTREKの元オーナーさんから持った雑誌にそれのやり方が出ていた!と言う事で、今回それを見ながら自分でやってみる事にしました。

 自転車を後ろから見た時、スプロケ(自転車だとカセットって言うんでしたっけ)とディレイラーとの位置が真っすぐになっていないといけないようなのですが、うーん、確かにディレイラーの方(下の方)が右にズレています。

 と言う訳で、2本しか無いネジを調整し、一個しか無いダイヤルを回して各部を調整しました。今までちゃんと理解してやっていませんでしたが、いざやってみるとなんとも単純で簡単な事だったのかと…。余程車のサイドブレーキの調整の方が厄介ですよ(判りませんか…)。

 と言う訳で調子に乗ってTREKの方もやっていたら・・・何とシフトワイヤーが切れました(苦)。さらにはその余波でシフトインジケーターのプラスチックカバーも割れると言う(酷)。

しかしワイヤーが切れるなんて初めてで、むしろこれって人の力で切れる物なのか!とちょっとビックリしました。やはりと言うか日々の積み重ねは大事なのですね(ここは敢えて前向きに捉える感じで)。

と言う事で早速ワイヤー類と序にバーテープも手配したのですが、ただ次に自転車に触れられるのは一体いつになるの事やら…と思い、だったらと言う事でこれを機に当面はCOLNAGOで通勤しようと思った次第です。

ホイールハブからのあのカチカチ音はとても気に入らなかったのですが、考えてみれば同じ10速なのでTREKのホイールが使えるんですね!(今更なのですが。笑)。早速組み替えて直ぐに通勤に使えるようにしておきました。

しっくりこればTREKは長期休暇で、ペリペリと剥がれて来ている新車塗膜のクリアー層とズレて剥がれたデカールロゴを何とかしてあげたいところです。

大田区紫陽花巡り、みたいな

 何だかあっと言う間に一週間が終わってしまったような感じで、週休3日どころかこの先週休2日でさえどうやったら出来るんだ…と言う程です。まあそれでも自営業はサラリーマンより健康かつ幸せと言う研究結果が出ているようなので、これでもまだ全然マシなんでしょうね。

 と言う事ですが、朝の通勤時間に少し余裕があったのでいつもの池上本門寺の裏手に寄ってみました。上の方では催しらしきような事もしているようですが、さすがにそこまでの余裕は無いです(苦笑)。

その細い茎で、まあなんて見事な花を…。

と見惚れている場合では無く、そろそろ行かないとです。

 さらに途中に通った大田体育館では、何だか朝から慌ただしい雰囲気です。

何かの試合とかプロレスでもあるのかと思いきや、しかしながらどうも体育会系のノリとは違うような感じです。

 ああなるほど!と。

私も途中道を間違えていなければ、こういうのに参加して色々やってみたかったですね~。まあ今でも十分ですか(笑)。

って、早く行かないと!

 と言う訳で一日の仕事も終わり、そしてあっという間に一週間が終わりました。いや明日は納品で、まだ終わっていませんでしたか…(苦笑)。

まあでもとりあえず一区切りと言う事で、久しぶりに帰りは自転車で流して走る事にしました。こちらはいつもの池上本門寺です。

 境内の中にある長栄堂前のアジサイはまさに今が満開!って感じでした。

福禄倍増・・・(何故か笑)。

 さらにそのまま多摩川方面へと。

桜坂の上の方にアジサイが沢山咲いていたと思ったのですが、行ってみたらそうでも無かったです。

少し多摩川沿いを走ってみましたがそれらしい所は無く・・・

が!

途中に通った下丸子公園の花壇が結構凄い事になっていました。

足元にあった手書きの看板には「アジサイの丘」と書いてあって、確かに若干丘陵っぽくなって奥行き感が出ていて中々壮観でした。

ここの公園は昔から知っていますが、全くのノーマークだったのでちょっと得した気分です。自転車での通勤だとついでにでも結構楽しめるものですね。

サラリーマンだった頃には毎日電車で通勤をしていましたが(朝の京浜東北線はまさに地獄でした…)、それを考えるだけでも今はかなり楽だと思います。

しかしこの状況はいつまで続くのか…と(仕事が沢山あるのはとても有難いのですが、終わりが全く見えません)。