小物塗装屋集合

 今日は遠路はるばる愛知県からと、比較的工場からも近い川崎から塗装屋さん方々が工場に遊びに来てくれていました。川崎の方の塗装屋さんは以前こちらでも紹介したBLACKRABBiTのGUNさんで、以下の記事が判り易いかと思います。

マスキングシートを届けついでに

 もう一人の塗装屋さんはこちらのG-Shockを専門に塗装している方で、以前当店でも施工したBaby-Gの塗装では色々助言も頂き無事お納めする事が出来ました。

以下がその時塗装した記事で、上の三個は今回見本と言う事でわざわざ持って来て頂いた物です。

CASIO G-Shock Baby-G

 右手前は粒子の細かいピンクパールで、真ん中はキャンディーレッド、左端はイエローのソリッドカラーとなります。柔らかい素材に塗るにはどれも避けたい色ですが、とても綺麗に仕上がっています。

 G-shockのような腕時計は日常的に遣う物なので十分な耐久性も考慮する必要があり、その上でこの柔らかい素材をここまで綺麗に仕上げる塗装屋さんが要るとは思ってもいませんでした(なんて実は以前一度お会いしていて、塗装した物も見せて貰っているのですが話に夢中ですっかり撮影を忘れていた始末でして・・・)。

ちなみにG-shockの塗装屋さんは以前BlackRABBitのGUNの塗装ワークショップに参加していて一応顔見知りだったので、今回改めて三人でお会いしました。三人が一緒にと言うのは初めてですかね。

塗装の技術的な事や運営方法などを話していたらあっと言う間に時間が経ってしまい、うっかり夕飯を食べるのも忘れて10時間しゃべりっ放し!と言う一日になってしまいましたが、今日はとても刺激的な話が聞けて私のモティベーションもかなり上げられたと思います。

上の画像は以前真空脱泡のテストとして作成した注型樹脂で、こちらはGUNさんの造った溶けたウサギ「TOROBBiT」を基に、許可を頂いてシリコーン型を作製し、透明なエポキシ樹脂クリスタルレジンⅡで作成した物です。以下の記事で制作過程を紹介していますので宜しければどうぞ。

真空脱泡&透明レジン比較

こちらの実物をGUNさんが見たのは初めてで、何故か大層気に入って頂けたので型のお礼にと差し上げました。丁度良いので、今度はドライフラワーを入れた水中花仕様を新たに作ってみようと思います(そこは我々の年代的に少々微妙な感じではありましたが、まあ一周回って面白いかなぁと。笑)。