撮影デスク改⑤ トップライト完成

撮影デスク改④ トップライト作成

前回設置したトップライト用のストロボですが、三脚がとても邪魔だった為、脚を取っ払って撮影デスク自体に固定出来るようにしました。

 使ったのは工場のご近所にいらっしゃるお客様から頂いた建築資材で、配管を固定する為の立バンドです。しかも高級なオールステンレス製!(私は安い亜鉛メッキしか買った事がありません・・・)。

 撮影デスクのフレームとなるアングルに、適当なサイズの立バンドを固定します。

デスクに固定したアングルは穴が沢山開いていて、後から簡単に拡張出来るのが良いところです。

固定した立バンドにストロボを固定したシャフトを挿し込みます。ストロボの反対に吊るしてあるのはバランスを取る為の重りで、以前買ったは良いけど使い道の無い鉛の塊を入れています。

こんな感じでデスクのフレームと一体化し、三脚が必要無くなりました。

しかもこれならアクリル板から十分距離を開けられ、散光等の調整範囲も大きく出来そうです。

 実際に撮影もしてみました。使ったのは先日塗装したクロマフレア風パウダー顔料No.2の色見本用マイクです。

撮影環境は前回と同じく、カメラはNIKONのD200、レンズはNIKONのマクロレンズ40mm、ISO100、シャッタースピードは1/125、F16です。もうちょっと横からのライト(メインライト)を強くしても良かったですかね。

尚、前回は撮影時にカメラに着いたゴミがかなり写っていましたが、その後無水エタノールを入手して自分でイメージセンサーを掃除しました。考えていた程臆するような作業は無く、もっと早くにやっていれば良かったです。今度そちらも紹介しますね。

ストロボの位置や出力、バランスなどの調整はまだこれからなので、今後はもっと簡単に安定した撮影が出来るような環境を作っていこうと思います。

尚、設置したストロボの発光はリモコン一つで動くので、どんなカメラでもフラッシュ取り付け部にそれを着ければ直ぐに撮影が出来ます。今気づきましたが、元々フラッシュ機能の付いていないSIGMAのDP2Mでも可能と言う(そもそもそう言う使い方では無いカメラな気もしますが。笑)。

撮影デスク改④ トップライト作成

撮影用デスク作成③

今までの撮影用デスクでは、上からの照明=トップライトに蛍光灯を使っていたのですが、先日購入した二個目のストロボをこれに入れ替えました。尚、最初に購入したストロボは横から当てる為のメインライト用となります。

 アクリル板は最初に1820×910のサイズを買っていて、今回の撮影デスク改ではこれを大体3分割にして使っています。今回トップライトとして使うのは最後の残りの620×910で、そのままだとペラペラなのでアルミのアングル材で枠を作製しました。

 アングル材は15×15の物で、元々工場にあった残物と、何かの作業で使った廃材を使って作成します。ゴミが減る減る(笑)。

 それぞれの固定は、アングル材の端に穴を開けてリベットを打ち込みます。

リベットは出っ張りが少なく、ボルトナットよりも手早く出来るのがメリットですが、失敗した時はこれを回収するのがちょっと面倒ですかね(ドリルで揉みますが、回ってしまった場合はベルトサンダーで頭を削る必要があります)。

こんな感じで枠にアクリル板が収まります。両面テープなどで固定はせず、乗せたそのままでOKとしました。

  元々あった蛍光灯ユニットを取り外し、先ほど作成したアクリル板を吊るします。

今までの蛍光灯よりもとても軽く、それでいて面積は倍くらいになっています。

ただ如何せんストロボとアクリル板との距離が近すぎた為か上手く撮影が出来ません。しかも高さに対して三脚が小さすぎる為かとても不安定です。と言うかそもそもこんなところに年中三脚があったら邪魔で仕方ない気が・・・。

先日プロの方の撮影スタジオを見た時に、天井から照明を吊るす為のレールやパンタグラフがあったのを確認済みで、うちにもそう言うのをと考えたのですが、ストロボ自体そんなに大きな物でも無いので、取り敢えず手元にある物で簡単に改造してみる事にしました。

既に対策済みで、良い具合に撮影も出来ていますので続きは次回紹介します。

ペイントストレーナー(漉し紙)

以前行ったサーモス塗装ワークショップ(模擬)で、知り合いの塗装屋さんが濾紙の使い方に驚いていたようなので、ちょっと紹介しようかと思った次第です(間違いだったらすいません)。

画像は以前も紹介したアートトイペインターのGUNさんで、実際にサーモスを塗って貰っているところですが、手に持っているスプレーガンのカップから濾紙が食み出ているのが判るでしょうか(これだとちょっと食み出過ぎで、自転車のフレームを塗る時などはこれが接触してしまうのでNGですがサーモスなら問題無いです)。

自動車塗装の場合、一般的には上の画像のような専用のペイントストレーナーを使います。

昔はここのフィルター部分が紙製で「細目」「粗目」など種類があったのですが、その後はこれが樹脂製のメッシュに変わり、穴の目が均一になったお陰で一種類のみで全てをカヴァー出来るようになりました。細目だと粗めのメタリックとかサフェが通らなく、粗目だとガバガバ過ぎるので使い分けが必要だったんですよね。

ただストレーナーのフィルターだけだとやはり細かいゴミが通ってしまう(気がする)ので、私の場合はその上に吉野紙を重ねて使うようにしています。特に黒や白などの無機顔料は粒の塊が結構あるので、ストレーナー単体で使う事は殆どありません(ただし結晶塗装の塗料は粘度が高いのでストレーナー一枚でしか通りません)。

 吉野紙とはこういう物で、ある程度のサイズがある物を予め小さくカットしておいて使います。私は大中小3種類に切って使い分けてます。

 自動車ボディの塗装に比べて、小物の塗装はとにかく多くの色を扱う為、毎回ストレーナーを使う訳にもいかず、大抵はこのようにして吉野紙を二重にして使います。上の画像だと中に小サイズを重ねた感じですね。

 使った吉野紙は外さず、そのまま蓋で挟むようにして締めてしまいます。こうすればカップの裏に着いているホコリが塗料に混ざる事もありません(と言う事よりも、わざわざ取り除く手間が掛からないのでこれが普通です)。

ちなみにガンを使い終わった後はカップの内側を洗いますが、その時に着くホコリが気になるので、次に使うまでにはシンナーを2~3回くらい入れ替えて洗浄し、さらにクリアーの塗装の時には一旦濾紙を通してカップに入れたークリアーをもう一度塗料容器(紙コップなど)に戻し、再度入れ直して使います。こうするとカップ内はクリーンなクリアーで満たされて気分が良いという訳です(さすがに病的な感じですが本当にそうしてます)。

尚、ディーラー(のサービスセンター)に居た頃の同僚は、吉野紙などケチ臭い物(!)は使わず、上の画像のようにストレーナーを2~5枚程重ねて使っていました(本当)。

どれだけ贅沢なんだ!と思いますが、大量に仕事を回していく工場では消耗品の経費よりも仕事量を重視するので、世の中的に刃こういうのが普通みたいです。国産メーカーの修理工場では、塗装ブースのヒーターが60℃設定で24時間稼働しっぱしだとか・・・(恐)。

 

 

5月の通勤路

 今日撮影した画像では無いのですが、いつもの通勤ルートにある呑川です。

 今年はゴールデンウィーク中も出勤していたので、幸いにして川の上を泳ぐ鯉のぼりを見る事が出来ました。

 最近は暑い日が続いていて、川の生き物も活発に動き始めているようです。

って、亀は相変わらずですが(笑)。

 このところの呑川は孵化したばかりの稚魚が沢山泳いでいるせいか、それを追う野鳥が多く見られます。こちらは冠毛が見えるのでコサギですかね。

 カワウの捕食する姿はそれは見事で、水の中では魚以上のスピードと小回りで稚魚を追い込み、片っ端から食べていきます。鯉とアカミミガメが凄く迷惑そう(笑)。

先週はサフェを研ぎ過ぎて腕が大変な事になっていたのですが、徒歩の通勤と、週末の休みで無事復活しました。

一時期は整体とかマッサージとかカイロプラクティックとかファイテンとか、水泳とか水中歩行とか鍼灸とか呼吸法(!)など色々試してみましたが、実は普通に歩くのが一番効果があったと言う(笑)。

まあ歩いている時はストレッチも兼ねているので、確かに一日90分間それに時間を費やせられれば体も解れてくれますよね。何とかこの環境と体調をキープしていければと。