透過性塗装関連 下準備

 先日より作業着手しておりますレンズ系の部品です。全体を清掃後、土台部分をマスキングしてレンズ表面を#800~#1300で足付け処理しました。

 こちらのプロシードマービーの社外品テールレンズは土台部分が無いので、まずレンズ裏側に反射フィルムを貼り、さらにその上に養生紙をマスキングします。またレンズ端にあったバリは#120→#180→#240→#320→#400で平らに均しておきました。

表側から見るとこんな感じです。今回こちらのレンズに行うスモーク塗装は濃度がかなり薄い為(極薄目より少し濃く)、塗りながら濃さが判断し易いようにしています。

そしてカローラフィールダーの純正テールランプです。こちらはテールランプ中央の部分と周りをそれぞれ違う濃度のダブルスモークで承っていますのでその部分のマスキングを検証しておきます。予めオーナー様に印を付けておいていただいたのですが足付け処理で剥がさなければならない為一応メモ書きも残しておきました。

ちなみに最初に作成しておいたイメージイラストですが、うっかり間違えて下の方(赤い反射板のある個所)までマーキングをしてしまっていたようです。修正しておきましたのでご安心下さいませ(画像は既に直した物で、最初に紹介した画像も差し替えております。失礼を致しました)。

と言う訳でこちらも大よその位置を確認しておき、後は本番当日に本マスキングを行います。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

フェラーリリモコンキーカバー塗装 完成

 大変お待たせしました!フェラーリのリモコンキーカバーはスペチアーレラインへの塗装で本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

元々は純正のロッソコルサのカラーで、全体に傷も入っていたので下地からやり直しました。

 今回の塗色は

・赤・・・ROSSOCORSA(カラーコード:322)

・白・・・Bianco Avus(カラーコード:100)

・青・・・Blu Nart MET(カラーコード:523)

となっています。赤についても元のロッソコルサに比べると少し青黒い色味になっています。

 また今回は塗装とは別に、キーリング取り付け部の傷付き防止の為のステンレスリングの取り付けも承りました。

こちらは塗装とは別での付帯作業となりますで、作業内容については以下の社外記のページで紹介しております。宜しければご参照下さいませ。

http://pro-fit.ne.jp/wordpress2013/wordpress/2017/07/19/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC%E7%94%A8%E5%82%B7%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E4%BD%9C%E6%88%90/

 跳ね馬のエンブレムは外した際にコンパウンドで磨き、元の通り両面テープで固定してあります。また取り外す際に最初に開けた穴は表側からは両面テープ、裏側からはアルミテープを貼っていますので防水面でも問題ありませんからご安心下さいませ。

 跳ね馬は窪みにピッタリのサイズとなる為、あの内側にもサフェーサーを塗っていたら嵌らなかったと思います。

ボタン側には本塗り時にゴミが付きましたが、その後の磨き処理で取れていますのでご安心下さいませ。全体的に良くみて粗探しをして頂いて大丈夫です。

ちなみにこの画像を見て少しゴムが出っ張り気味だと思い、先ほど強く押し込んでみたら少し奥まで入りました。こちらもご安心下さいませ。

マスキングに使うテープは

・一般的な和紙タイプ

・ラインテープ(PP製)

・マスキングシート(PP製)

の3種類で、それぞれにはメリットとデメリットがある為、それらを上手く使い分ける事でシャープで美しいラインに塗り分けが出来ます。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!