インプレッサGC8テーランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルインプレッサGC8の純正テールランプ塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だったテールランプに、

赤いレンズ部のみにスモーク塗装を行い、

クリアーはレンズ全体の塗装しています。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

本来ならクリアーレンズと赤いレンズの継ぎ目で塗り分けを行うのですが、今回はクリアーレンズ部に「赤」が食み出たように見える構造だった為、あえてクリアーレンズ側にスモークを数ミリ被せる感じで塗装しています。

スモークの濃さはこの時のインプレッサWRX GDBテールランプを参考にしています。構造自体全く違うタイプのテールランプですが、雰囲気的に近い感じに似せられたと思います。

立てた状態でも撮影してみました。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

180SXサイドマーカー&フロントポジションレンズ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた日産180SX用のフロントポジションランプとサイドマーカー塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのようなクリアーレンズだった物に、

この時のスモーク塗装を参考に濃度を調整して塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

こちらのオーナー様からは別件でスズキツインのヘッドカバーへの結晶塗装もご依頼頂いておりまして、そちらは先日完成しております。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

スバルレヴォーグテールランプ塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルレヴォーグ純正テールランプの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物に、

この時のWRXテールランプを参考に濃度を調整してスモーク塗装を施しました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーとなります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

比較的薄いスモーク塗装で、言われなければ気付かない程度の濃さとなっています。

というのも、恐らくメインはこちらのテールランプの加工で、

どういった内容なのかは不明ですが、こちらは土台部分を一度切り取られて内部を加工後、元に戻された形跡があります。

スモークが思ったよりも濃くなり過ぎて使い物にならなくなってしまうとそもそもの計画が無駄になってしまいますから、その辺も想定して今回の濃さにしているのだと思います。

ただし見る人が観ると(純正と並べて見比べると)その差は十分感じられるかと思います。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

ホンダN-VANメッキフォググリル 下準備

先日お預かりしておりましたホンダNVANの純正メッキフォググリルです。

自動車部品のメッキパーツは大体がABS樹脂に装飾クロムメッキが施された物で、その特徴としては「耐食性が高く傷が付き難い」であり、美観に優れている反面これに塗装をしようとすると密着し難いので厄介な物でもあります。

確実なのは薬品でメッキを剥がしてしまうという方法ですが、少々手間が掛かる事と、部品自体の強度が落ちるという事もあるので通常は行いません。なのでメッキを残しつつ通常の塗膜と同様の密着性が得られる下地を作ってからの上塗りとしています。

被塗面に素地調整を行い、よく脱脂清掃した後にまずはプライマーを塗布します。

メッキは被塗物全体に施されているので、それを覆うように裏側にもしっかりプライマーを塗っておきます。

このままウェットオンウェットで上塗りを行う事も可能ではあるのですが、仕上がりが劣ってしまう場合がある為、

一旦サーフェサーを塗って区切りをつけるようにしています。特に今回のように艶消し仕上げの場合には艶具合が下地に依存してしまうので、そのまま上塗りを行う事はまずありません。塗装屋さんなら判ると思うのですが、ウェットオンで艶あり仕上げにした場合は艶が引け、逆に艶消し仕上げだと艶が出る(ダマとムラも出る)ので通常はしません。ここまでの工程でゴミが付いたらそれでお終いですし…。

メッキパーツはそれ自体でラインが出ているのでここでサフェを厚塗りをする必要は無いのですが、この後研ぎ作業を行った際に下地のメッキが露出したら最初からやり直しになってしまうので(厳密にはその時点でプライマーを薄膜にしたウェットオンで対応)、一応3コート程を塗っておきます。

爪の部分はサフェを塗らないようにしています。

ちなみにここまでの工程は、先日スバルのメッキ枠にサフェを塗った時と一緒に行っていました。どちらも同じABS+装飾クロムメッキ製品なので作業内容はほぼ同じなので効率をよくする為ですね(現在の料金設定ではいずれも単品での施工では採算が合わなく、なのでタイミングを合わせて他のご依頼品と一緒に作業するようにしています)。

その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っておきました。

こちらのガイドコート、余り意味が無いように見えますが、

右が水研ぎ後の状態で、それぞれの違いが良く判るかと思います。

サフェは膜厚が充填できるという効果がある反面、それ自体で凸凹とした肌を作ってしまうのでそれを平滑に研ぐ必要があり、ただ肉眼ではそれが判り難いので、研いだ跡が良く判るよう今回のようにガイドコートを行うのは必須となります。エンジンバルブの擦り合わせで当たり面を確認する際に使う光明丹と同じような役割ですね。

裏側はペーパーが当たり難いので(下地を露出し易いので)ナイロンブラシとウォッシュコンパウンドで足付け処理のみとしてあります。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ブレンボキャリパー 下準備

先日お預かりしておりましたランサーエボリューション用のブレンボキャリパー一式です。いつものブレーキ屋さんにてオーバーホールとサンドブラスト、マスキングまでの作業を行って頂いて戻って来ました。

このままの状態でも塗装は可能ですが、

全体をサンディングし、

全体をシリコンオフ(洗浄用の低溶解溶剤)で洗い流すようにして脱脂清掃を行います。

尚、このままだとザラザラとした梨地や打痕が残っているので、

今回はキャリパー正面のロゴ面の下地処理も承っています。

全体にサーフェサーを塗って研ぐのは現実的では無いので(物理的に出来ない訳ではないですがそれだけで塗装費の数倍の費用になってしまいます)、この部分以外はマスキングをしてサフェが飛ばないようにします。

まずはエポキシ系のプライマーを塗布します。

続けてサーフェサーを塗布します。

この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させたらサフェを研いで平滑な下地にします。

こちらは先日お預かりしておりましたF50のブレンボキャリパーです。同じくブレーキ屋さんにてサンドブラスト処理と清掃・マスキングまでを終わらせて貰って戻って来ていたので、今回並行して作業を行う事にしています。

こちらもそのままでも塗れる状態でしたが、全体をサンディングし、

目立つ正面以外をマスキングして、

プライマーを塗布し、

続けてサーフェサーを塗りました。F50のブレンボキャリパーは特に梨地の凸凹が強く、かといってその形状からしてサンディングがし難いので、サフェでこれを均すようにしています。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!