ランエボブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた三菱ランサーエボリューション用ブレンボキャリパー一式の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態だった物を、

サンドブラスト→研磨作業を行なって、

日産スカイラインR35の「ダークメタルグレー」(カラーコード:KAD)の艶消し仕上げで塗装を施しました。

bremboのロゴは丸文字を黒で、

その左側には@みたいなロゴ入れもご指定頂いています。

この@みたいなマークもいつもの物では無く丸文字に使われている物を採用しています。少し隙間が違っていたりします。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

塗膜を厚くしたくない箇所=車体取り付け部やガスケット当たり面、パッド固定用シャフトを通す穴の内側はプライマーとベースコートの黒のみを薄膜にしてそのごマスキングをしています。ここに色とクリアーまで塗って膜厚をつけるとメカニックの方が怒る嫌がるんですよね。シャフトなんて全く入らなくなりますし。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

元がこの状態から、

こうなる訳ですから、塗装はとても楽しいです。これを仕事に出来るなんて本当に嬉しく有難い限りです。

いずれは今の工場を返して郊外か自宅で細々と極小さい物だけを塗って老後を過ごしたいと思っているのですが、

今回のようにブレーキ屋さんがサンドブラストを行ってくれるならなんとか継続していきたいですね。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

ランエボキャリパー 本塗り

先日下準備を行っておいたランサーエボリューション用ブレンボキャリパーです。その後60℃40分程の熱を掛けてエポキシプラサフを硬化させ、ガイドコートとしてベースコートの黒をパラパラと塗っています。

サフェを研磨して、再び全体をシリコンオフで上から下に洗い流すようにして脱脂清掃をしたら本塗り準備完了です。

ブースのファンを回してクリーンなエアーが供給されるようになったら勢いよくエアーブローをして埃を飛ばします(単なる密閉空間でエアーブローをしても埃が単に舞うだけで、空気が流れる事に意味があります)。

まずは全体にプライマーを塗布します。

ボルト周りの塗料が入り難い箇所はエアー圧を絞ってしっかり奥まで行き渡らせます。

塗膜厚をつけたくない箇所=ボルト取り付け部、ガスケット当たり面、パッド固定用シャフトが通る穴の内側などにベースコートの黒を塗り、乾いたらマスキングをします。

キャリパー本体のベースカラーを塗り、ロゴ入れを行ったら艶消しクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

艶消しクリアーも艶ありと同様ウェットで2コート行い、その後は時間の経過と共に艶が消えていきます。

今回ブレンボのロゴは丸文字でご指定頂いています。

サイズ自体は元と同じくフロント80mm、リヤ54mmを参考にしています。

キャリパーベースカラーはスカイラインR35の「ダークメタルグレー」(カラーコード:KAD)でご指定頂いています。

2回目のクリアーを塗り終わったら直ぐにマスキングを剥がしておきます。

キャリパー内側は塗り難いのでその際はスプレーパターンを細くし、外側を塗る時は広げて塗っています。本塗りの時は息をするのも忘れるくらい集中するのですが、それでも電話が鳴ったりすると意識がそっちに持って行かれてしまうので、工場一階の電話(子機)はかなり前からバッテリーを抜いてしまいました(電話が繋がらないのはそういう事でして、作業中は聞こえもしないので出られません)。

この後は艶あり仕上げと同様、60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー 下準備

いつもの業者さんからご依頼を頂いておりますランサーエボリューション用ブレンボキャリパー一式です。

元々は赤かったキャリパーですが、新品時に塗られている塗膜は焼付系の為か褪色し易く、

また赤を塗ってから白のロゴ入れ→クリアーコートをするまでに熱を入れ過ぎ、または長く時間を空けすぎていると思われ、それぞれの塗膜層で剥離が起きてしまっています(層間剥離)。新品のキャリパーでも一旦全ての塗膜を剥がすのはこういう事が理由な訳ですね。

ちなみにこちらのショップさんからのご依頼で、これまで当店で塗装したキャリパーが何かしらトラブルを起こした事が無いかと聞いたところ、サーキット走行で使用しても全く問題無いとのお言葉を頂戴しています。

と言う訳で、いつものブレーキ屋さんにてサンドブラストを行って貰い戻って来ました。

昔のようにブレーキ屋さんの下請けメインでやっていた時はこのまま塗装工程に入っていたのですが、

その後間借りしていた知り合いの工場から今の場所に引っ越し、下請け的では無く当店で直接オーナー様や業者さんからご依頼を請けるスタイルになってからはそのままの状態では塗装せず、表面の研磨や、

下地作りの為の塗装(プライマー~サーフェサー)も行うようにしています(こちらは任意で有料)。

今回のようなブレンボキャリパーの場合はサフェを塗るのは部分的ですが、先日業者様からのご依頼で行ったレクサスLX600の純正キャリパーは全体が激しく凸凹とした鋳鉄の梨地で、これを「平滑の艶ありに」とのご希望だった為、一般的なエアーツールだけでは細かい所は削れず、普段は使わないリューター等を使っての研磨~下地作りとなりました。作業時間もブレンボキャリパーの数倍となったため費用もこれまでではあり得ない額(通常の5倍位)となりました。尚そちらは下請け的な作業だったのでブログ等での紹介はしておりません。ご了承くださいませ。

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。今回は日産スカイラインR35の「ダークメタルグレー」(カラーコード:KAD)の艶消し仕上げで承っています。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

ランエボブレンボキャリパー塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていた三菱ランサーエボリューション純正ブレンボキャリパーの塗装、本日完成となります!

最初の状態も紹介します。

元々はこの様な状態で、ぱっと見フロントキャリパーは色褪せしていないように見受けられますが、

実はロゴ部分をマス(!)して赤で塗り直していたりします。マスキング跡がガタガタしているので恐らくはカッターと手で切ったのではと・・・。

リヤキャリパーはいつものようにクリアーが層間剥離し色が褪色しています。

この状態からいつものブレーキ屋さんにサンドブラストをお願いし、

戻ってきた物に、元の状態に似た色で塗装を施しました。

F50ブレンボ純正の赤色に比べて、青黒味のある赤となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

ロゴの白はフォルクスワーゲン社のキャンディホワイト(カラーコード:LB9A)を採用しています。真っ白では無く多少黒を含んだ白となります。

ロゴ入れを行った箇所はどうしても塗膜に凸凹が出来る為、

完全硬化後に#1500→#2000で研いで凸凹を均し、磨き処理を行っています。

ガスケット当たり面やパッド固定用のシャフト取り付け穴の内側、ボディ取り付け部等は塗膜を厚くしないよう、プライマーとベースコートの黒を薄く塗装したのみとしています。

キャリパーの塗装自体は一般的な自動車塗装屋さんでも普通に出来る事なのですが(そもそも当店がそうです)、

旧塗膜の剥離=サンドブラスト作業や分解組付けが出来ないと難しい所があり、当店でもそれは専門の方に外部委託していたり、今回のように整備工場さんで予め分解された物をお預かりしての受付となっています。

後は採算性の話で、わざわざキャリパーを塗るくらいならベンツのバンパー塗っていた方が楽で儲かる!という所もあるかと思います。車体を預かれる環境で小物を塗ると、利益率で考えてどうやっても合わないですよね(地代の他に管理者賠償保険とか見えないコストが大きいのです)。当店は都内でも小物に限定するという事で辻褄を合わせている感じですので。

この度も当店をご利用頂きまして誠にありがとう御座いました!

ランエボブレンボキャリパー 本塗り

先日業者様からご依頼頂いていた三菱ランサーエボリューション用のブレンボキャリパーを完成してお納めした所、塗装したそれを見られた別のオーナー様が気に入ったらしく、新たにこちらのブレンボキャリパー一式の塗装をご依頼頂きました。

こちらは業者さんからの下請け的な作業になるので、当店としてはオーナー様とのやり取りは無く、フロント的な業務を省けますから費用も若干低めとなっています。OHも先方で行っているのでピストンも外れた状態となります。

状態としてはいつものように赤い塗膜の上に塗られたクリアーが剥がれてしまっている層間剥離が起きています。

フロントキャリパーはそれが見られず、褪色も少ないように見受けられたのですが、

近くで見るとbremboのロゴ部分をマスキング(!)して再塗装が行われているようです。凄い男前というか中々の力技です。

洗浄とサンドブラスト・マスキングまでの作業はいつものブレーキ屋さんにお願いしています。

このままでも塗れる状態なのですが、

目立つ正面をメインにサンダーで研磨作業を行ない、打痕や梨地を削り落としておきます。

その後シリコンオフをスプレーして汚れや油分を上から下に洗い流すようにして脱脂処理を行います。

エアーブローをしては再びシリコンオフをスプレーしてを繰り返し、隙間の汚れもしっかり除去しておきます。

クリーンなウエスでふき取ったらしっかりと乾燥させ、

まずはプライマーを塗布します。

プライマーを塗らないとこれから塗る上塗りの塗料が密着しない為、金属素地の箇所を残さないようしっかり奥まで塗り込みます。

パッド固定用のシャフトを通す穴の内側やガスケット当たり面、ボディ取り付け部に塗装をすると弊害が起きてしまいますから、

そこはプライマーとベースコートの黒を薄膜のみに留めておきます。

この後よく乾燥させ、

マスキングを行ないます。ピッタリのサイズだとマスキング際がガタガタになって汚くなる為、少し大きめのサイズで食み出るようにしています。庇のような感じですね。

よくエアーブローをして埃を飛ばしたら、

下塗り(隠蔽力の高い適当な赤)→ランエボブレンボレッド近似色(どす黒い赤)→ロゴ入れ(VWキャンディホワイト)を行います。

元の通りフロントが横幅80mm、リヤが54mmとなります。

ここまでがベースコートで、

規定時間内にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。

ロゴ入れを行った箇所は段差が出来ているので、完全硬化後に研磨して磨き処理を行います。

マスキングは2コート目のクリアーを塗ったら直ぐに剥がしておきます。なので一個ずつ仕上げていくような感じですね。

ボディショップ=自動車板金塗装屋さんからするとキャリパー塗装は面倒な作業なので進んで行わないのが一般的ですが(私もそうでした)、今回のようにサンドブラストやオーバーホールを行ってくれる方が居るお陰で対応可能となっています。あと安全で敏速に輸送が可能になったインフラの恩恵も大きいですね。

現在はこちらのキャリパーも含め16個が進行中で、半分以上が業者さんからのご依頼となっています。メインは個人向けの小物塗装店なのですが、最近は大手企業(メーカー直)からのご依頼も多くなっています。円安や中国など海外でのビジネスリスクが高くなった為か国内回帰しているのかもですね。

それでは完成次第そちらの画像も紹介しようと思います(念のためですがこちらの業者様は作業内容の掲載承諾を頂いているので紹介しています)。どうぞもう少々お待ちくださいませ!