アルファードテールランプ スモーク塗装 完成

alphard7 こちらもお待たせしました!アルファードのテールランプも本日無事完成となります。

濃度は「薄目」で、こちらもテールランプの形状からして濃度の調整(と言うか判断)はちょっと難しいかったですが私的には良い感じに出来たと思います。

alphard8 クリアーレンズの部分は元々ピンク味が強かったのですが、今回のスモークでこれもかなり低減出来たと思います。全体的にもスモークの黒味が掛かりつつ、元のレッドも十分透過して見える仕上がりとなっています。

alphard9影に入ると黒味が増しますが直射日光に当たるとスモークだとは解からない程だと思います。内部の反射板も良く見えますよね。ムラが無いのも解かると思います。

テールランプの下にはボディとの当たりとしてゴムが付いていますが、塗装時にはこれが邪魔なので一旦外してあります(レンズの下に見える黄色いテープで固定されているのがそうです)。こちらは撮影後に元の位置に貼り直していますので御安心下さい。

それでは後ほど完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!(と思ったらもうこんな時間でメールアドレスは携帯のようですので明日改めて連絡差し上げますね。センター止め置きで了解しております)。

アルファードテールランプ スモーク塗装 本塗り

alphard3 こちらもお待たせしました!アルファードのテールランプ一式も無事本塗り完了しております。上の画像と下の画像で見比べると簡単に塗り終わっているように見えますが、昼から初めて塗り終わるのは夕方過ぎです。塗装回数(コート数)は意外と多いので、コート間での乾燥時間(=フラッシュオフタイム)を長く取らないと駄目なんですよね。

alphard4 ムラ無く綺麗に仕上げるにはコート毎のスモーク濃度(クリアー中の含有量)を減らし、何層にも薄く塗り重ねることによって均一な濃さに仕上げます。ちなみにこちらの濃度は「薄目」です。

今回の場合は6コート程度に別けて塗っていますが、例えばこれを濃度の高いスモークにして3コートで終わらせる事も可能です。ただし電着塗装じゃありませんから各部で膜厚が極端に変わってしまい、濃い箇所と薄い箇所が分かれてしまい「ムラ」「ダマ」といった汚い仕上がりになってしまうのです。面積が小さければそんなに気にする必要は無いのですが、テールランプのような平面的な形でこの程度の面積、そして4個全てを同じ濃さに仕上げようとするとコート数を増やして誤差を少なくする方が間違いは無いですかね。

alphard5スモークの塗料を作る時の濃さと言うのは決まった配合率がある訳ではなく、毎回そのテールランプに合わせて配合しています。もっと言うと、コート毎に濃度は変えていたりします。

スモーク濃度の見え方はテールランプによって全く違う濃さに見えるので、これは実際に塗ってみなければ解かりません。ただし濃くし過ぎたらもう元には戻れませんので、最初は極薄く初め、途中からどんどん濃くしていき、最後の二回はかなり薄いスモークで微調整しています。

今回のテールランプもこれの一歩手前で止めるかどうか結構悩んだのですが、光の当たり方などよく確認した上で最後にもう一回塗る事にしました。と言ってもその一回はかなり薄い濃度ですから、もしかしたらこれは塗っても塗らなくても余り変わらないレベルだったかも知れません。ただ塗り終わった時点ではやっておいて良かったと思います。

ちなみにスモーク濃度の目安を計る為に「光度計」はかなり初期の段階で手に入れてあります。が、上記の理由から全く使う意味が無いのが解かったのでそれ以来使っていません。

色々と数値化出来れば少しは楽にはなると思うのですが、こういった仕事はちょっと難しいかも知れませんね。

それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

アルファードテールランプ スモーク塗装下準備

alphard2こちらはアルファードのテールランプ一式で、フォレスターのテールランプと同様こちらもインプレッサのテールランプと一緒のタイミングで塗れるように先に下地処理を済ませておきます。

テールランプは3セット程度を一緒に塗るようなタイミングにしています。他には同系色を一緒に纏めたり、艶消しの場合は艶消しで塗る物を集めて一緒に塗ったりして効率を良くしています。本当は一つの案件だけを完成するまでじっくり付きっ切りで作業したいところですが、そうなると費用は今の2倍~3倍以上になってしまうのでそれでは商売として成り立ちません。基本的には以前のプロフィット同様の内容でやっていますので、それだと時間工賃は¥8,000でしたから、例えば朝から晩まで12時間掛かったら費用は¥96,000です。小物塗装だとあり得無い金額ですが、対象が自動車だと逆にこれくらい売り上げないと工場は維持出来ません。それくらい自動車板金塗装はコストと時間の掛かる仕事なのです。

まあそんな事もあって、歳をとってそれを続けるのはちょっと難しいと考えて自動車塗装の経営からは退くことにし、その後は一旦勤め人での自動車塗装屋を経て今の小物塗装屋になりました。 楽になると言うことはありませんが今の塗装が一番自分に合っているとは思っています。

それではこちらも作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

アルファードテールランプ一式 スモーク塗装承ってます

alphard こちらも紹介が遅れましたが無事作業承っておりますアルファードのテールランプ一式です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

ご依頼内容としては、「薄目」の濃度でのスモーク塗装、それにクリスタルクリアーへのオプション変更となります。テールランプ4点程度だとクリスタルクリアーへの変更は¥5,000程度となりますが相変わらず人気は高いですね。「どうせなら出来る限りの事はしてやろう」といったオーナー様の気持ちが伺えます。私も昔は毎週ワックス掛けする程大切にしていた車があったんですけどね・・・(仕事にしたら一切やらなくなりました)。

alphard1で、テールランプと一緒に割れた部品がくっついて来ました。運搬中の事故では無く車体から取り外した時に割れた物ですね。今回は中古部品を入手してのご依頼で、購入時からここは割れていたそうです。特にこのままでも問題無いとの事でしたが折角なので先に直しておく事にしました。

alphard折れた周辺を軽くペーパー掛けしてあげて、よく脱ししたらエポキシ接着剤で固定しておきます。

テールランプの取り外しは場合によっては「スライド」+「差込み」が一緒になっているので、気をつけていても取り外す時にこういった割れは起こり易いです。特に無くても大丈夫な部位ですが、もし破損させてしまい気になるようでしたら一緒に入れておいて頂ければ対応致します。

それではこちらも作業着手しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!