スバルインプレッサ内装オーディオパネル塗装 完成

大変お待たせしました!先日本塗りを終えていたスバルインプレッサの純正内装オーディオパネルの塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介します。

元々はこのようなグレーメタリックの艶消し状態だった物を、

艶あり黒の塗装で仕上げました。

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。

当店で行っている塗装は、自動車ボディの補修塗装(板金塗装)と同じ内容・材料を使った物となりますので、この後のメンテナンスについてはそちらと同じように扱って頂ければと思います。例えばコーティング等についても同様に行って頂いて大丈夫です。

ただボディもそうなのですが、昔ながらの固形ワックスだと逆に塗膜に傷(目に見えないような微細な傷)を増やしてしまう場合がありますので、近年よくある水拭きで対応出来る液体ワックス(霧吹きでスプレーするようなタイプ)が良いかも知れません。乾拭きが傷が付き易いので非常にデリケートな作業を要しますが、水拭きだと傷はつき難いのでお勧めとなります。

それでは後ほど完成のお知らせメールを差し上げます。この度も当店をご利用頂きまして誠に有り難うございました!

インプレッサ内装オーディオパネル 本塗り

先日お預かりしておりましたスバルインプレッサの純正内装オーディオパネルです。

傷のあった箇所は削り落とし、全体に当たりの柔らかい#800相当の布状研磨副資材(アシレックスレモン)を使って足付け処理を行っています。クリアーが塗っていないので軽く研いだだけでも下地が出てしまう塗装になります。

表側からだけ塗ろうとするとどうしても肌が悪くなったりする箇所があるので、裏側からもアクセス(スプレー)出来るよう、スペースを広めにとった固定方法としています。

よく脱脂清掃し、プラスチック素地が露出した箇所にプラスチックプライマーを塗布し、続けてベースコートを塗布します。

塗色はスタンドックス原色の黒=MIX571そのままとなります。

そして最後にトップコート=クリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。

ちなみにソリッドカラーを塗る場合、今回のように「ベースコート+トップコート」の2コート塗装では無く、黒だけを塗って終わらせる「1コートソリッド」なる方法もあります。

作業的にはその方が断然早いのですが(本塗り開始から終了まで10分掛かりません)、被塗物にとってはメリットが余り無いので当店では殆ど行っていません。

尚、材料自体はそれ専用の物があって、ただ使わないのも勿体ないのでスニーカースプラッシュ塗装のようなワークショップで出来る事に活用するようにしています。

この後は一晩自然乾燥させ、後日60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。

それでは完成次第改めて紹介をさせて頂きます。どうぞもう少々お待ちくださいませ!

インプレッサ内装オーディオパネル塗装承ってます

先日到着しておりましたスバルインプレッサの内装オーディオパネルです。この度も当店をご贔屓頂きありがとうございます!

ご依頼内容は艶あり黒への塗装で、またクリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーへの変更で承っております。

新品では無いので細かい傷はありますが、深くは無いので足付け処理の際の研磨で除去出来るかと思います。

ちなみに足付け処理に関しては必須作業なのでこれについての費用は塗装費に含まれ、それ以外の下地処理に関しては別途追加費用が必要となります。

前回ご依頼頂いた時のFRPパーツはそういった点で下地処理が必要だったのでその分金額も高くなっておりまして、そちらも紹介させて頂きます。

その他の完成画像はこちらのページからご覧いただけます。

この時は下地処理と、さらにロゴ入れのデータ作成費&デカール費用が必要になった為、やはり塗装費以外の作業でそれなりの金額になっています。

この時も塗装以外に「研磨→プライマー塗布→サーフェサー塗布→完全硬化→研磨」といった下地処理作業があったのでその分割高になっています。それにしても艶あり黒ばかりですね!(笑)

それでは作業が進行しましたらまた紹介をさせて頂きます。この度もご贔屓頂きありがとうございます!

インプレッサ内装パーツ塗装 完成

 大変お待たせしました!スバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装パーツ5点の塗装、本日完成となります。

最初の状態も紹介させて頂きますね。

 元々色のみ(クリアー無し)の塗装がされていて、そのまま塗っても大丈夫だったのですが、

良くみるとリヤドアインナーハンドルパネルは表面凸凹しているので、こちらは「研磨→プライマー塗布→サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった工程で下地を均してから塗装する事にしました。

 下地処理のお陰で、純正品とは思えない美しいラインをした部品になったかと思います。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」で、オーナー様の御希望通りピアノのようなブラックに仕上がっているかと思います(厳密にはピアノの塗装に使う塗料がポリエステル系だとすると、今回使用しているポリウレタンの方が美しい質感に感じられると思います)。

 ステアリングスポークカバーは足付け処理のみでの塗装となりますが、

 高品位なアクリルポリウレタンクリアーのお陰でかなりの艶々に仕上がっているかと思います。

 そしてこちらは後から追加でご依頼を頂いた、スターター&ミラースイッチパネルです。

こちらも最初の状態を紹介しますね。

こちらも純正の状態で艶消しの黒が塗ってあって、素地は梨地では無いので足付け処理だけしてそのまま塗装しています。

 また今回こちらはメーターの照度を調整するボリューム部分にあるマークの再現も承りました。

マークはデカールを作製し、ベースカラー(黒)とクリアーの間に貼ってあります。制作方法については以下の記事で紹介していますので宜しければご参照下さいませ。

インプレッサ内装パネル ロゴデータ作成

 デカールは貼った部分が厚みで段差になる為、磨き処理を行っています。

それでは後程完成のお知らせメールを差し上げますね。この度のご依頼、誠に有難う御座いました!

インプレッサ内装パーツ 本塗り

 先日サフェーサーを塗布していたスバルインプレッサWRX STI(GVB)S206の内装、リヤインナードアハンドルパネルです。成型時の凸凹があるので、#320→#400のペーパーを当て板に貼って研ぎ付けます。

その後は柔らかいスポンジパッドを使って水研ぎ#600→#800手掛け、最後に当たりの柔らかい(研磨粒子が均一)布状の足付け処理用研磨副資材(アシレックスレモン)でペーパー目を均します。

そして台にセットして本塗り準備完了です。裏側のサフェーサーが塗られていない個所にはプラスチックプライマーを塗布しておきます。

こちらの3点はツルツル素地の上に色(クリアー無し)が塗られているので、下地処理はアシレックスによる足付け処理のみとしています。一応フチ~裏側にはプラスチックプライマーを塗っておきます。

 まずはベースコートの黒を塗ります。ウェット2コートで隠蔽しますが、念の為いつも3コートは塗っています。

 ベースコートが十分に乾いたら、ドアミラースイッチパネルのみ二階に移動して、デカールの貼り付けを行います。

デカールを貼る位置は、先日作製しておいたこちらを利用します。

 切り取ったデカールを専用の接着剤と木工用ボンドを溶かした水で貼り、

 先程のフィルムを重ねて位置を調整します。

この後は常温で、風のみを2時間程当てて乾燥させます。当初は一日寝かしたり強制乾燥したりもしましたが、色々試した結果、今の気温(20℃以上)ならこの条件で問題ありません。

 そして最後にクリアーを塗って本塗り完了です。お待たせしました!

 成型時の歪が酷かったインナーハンドルパネルはサフェのお陰で良い雰囲気に仕上がっているかと思います。

 クリアーは高品位なタイプの「クリスタルクリアー」となります。

 そしてスターター&ドアミラースイッチパネルです。

照度マークも良い具合に再現出来たと思います。

ちなみに私が小物の塗装を始めた頃には、こういったロゴマークの再現に関する情報が殆ど無く、一体どうやって作っているのか全く判りませんでした。出来あがった後の画像はあるのですが、肝心の途中過程や使っている機材などは紹介していないので随分と苦労しました(まあ普通はそれが当然なのかも知れませんが)。

ただその後、主に模型の塗装している方々のサイトでALPS社のドライプリンターなどを使っている事を知り、それらを参考にして現在のような施工が可能となりました。途中クリアーを塗った後にブリスターが発生したりデカールが浮いたりと大変な事もありましたが、ここ数年でようやく安定して出来るようになった次第です。

それでは完成しましたらまた紹介をさせて頂きますね。どうぞもう少々お待ちくださいませ!