車載オーディオケース塗装 完成

audio17 こちらもお待たせしました!FRP製の1DINオーディオケースは艶有りブラックで完成となります。

audio18 ちょっと塗り過ぎた感がありますが、自動車ボディの補修(新車肌の復元)と言う事では無いですからむしろ艶があって良いと思います。ちなみに「お任せコース」ですので磨きもしていません。所謂「塗りっぱなし」の状態です。

audio19結構ウロコ状のカーボン繊維目を取るのが大変で、途中サフェーサーを塗った方が良かったのではと思いましたが、表面のクリアーゲルが結構厚かったのでそのお陰で助かりました。普通の塗膜だったら下地が露出していたと思いますので(ダブルアクションサンダーでかなり削りました)。

今回の御依頼は電話でお伺いしておりましたので、本日はもう遅いですから明日改めて完成の連絡を差し上げますね。この度も御贔屓頂き有難う御座いました!

オーディオケース 本塗り

audio15 こちらもお待たせしました!ダッシュボード上に装着される1DINオーディオ用のケースですね。今回は下地の状態が良かったのでサフェーサーは塗らず表面のクリアーゲルを研磨したのみで本塗りを行います。

audio16そして本塗り完了です。今回は色々な色を同時に塗っていますが、塗る場所と順番を考えて行えば特に問題はありません。ブース内は天井全てが給気面(送気側)となっていて、奥の壁にある浄化槽が排気口となりますからその付近で塗れば塗料がブース内を逆流して行く事はありませんので。上下圧送ではありませんが、天井フィルターだけはリッチに配置したのでこの辺はかなり使い勝手が良いのです。自作ブースですがそれなりにお金と手間は掛けましたので(苦笑)。

それではこちらも完成までもう少々お待ち下さいませ!

オーディオケース 素地調整

audio7 こちらもお待たせしております。1DINサイズのオーディオをダッシュボード上に置く為のケースですね。見た目は綺麗なのですが表面にカーボンの目が出てしまっているのでそれを削って平滑にします。

表面に塗られているのはクリアーゲルで、ちなみにこれは削った時の匂いで判断出来ます。やった事がある方なら判ると思いますがポリエステル系は独特の匂いがしますよね。嫌いではありませんがくしゃみを誘発するので出来れば避けたいところです(仕事なので当然無理です)。

カーボン目の跡は結構強く出ているので手研ぎでは残ってしまいますから最初は#320のダブルアクションサンダーで空研ぎします。角をこれでやると下地が出てしまうのでそうなるとサフェーサーの塗布が必要となりますから機械研ぎは平面だけに留め、その後空研ぎ用ペーパー#400で手研ぎします。

audio8そして仕上げは#600~#800の水研ぎを行います。空研ぎで全て出来るシステムもあるのですが水研ぎの方が切削力が強く、また粉っぽかった研ぎ粉も一緒に洗い流せるので最後は水研ぎで行う事が多いです。最近は気温も上がりましたから水に触れるのも苦では無いですしね。

ちなみに画像はありませんがオーディオ差込口開口部の角に一部割れがありました。後から出来た物と言うよりは、製造する時そこをカットした際に割れた物だと思われます。一応エポキシ接着材で埋めておきましたのでそんなに目立たなくなると思いますから御安心下さい。ポリエステルはちょっとした事でも割れ易いと言うのがデメリットです。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。今週中には本塗りを予定しております。

オーディオケース 塗装承ってます

audio12無事到着しております、こちらは1DIN型車載オーディオの収納ケースで、ダッシュボードの上に装着されるタイプです。以前内装パーツやメーターカバーを塗装で御依頼頂いた方ですね。この度も御贔屓頂き有難う御座います!

audio13素材はFRPで、表側になる面にのみカーボン繊維を貼り付けてあります。見た目はリアルなカーボンで良いのですが、塗膜表面にはウロコ状にカーボンの凸凹が出てしまっていますからこのまま塗ると残念な仕上がりになってしまいます。特に今回の御依頼色は「艶有りブラック」ですからこういったのは非常に目立つのでして・・・。

以前御依頼頂いた時の画像がありましたのでちょっと紹介させて頂きますね。audio14細長い方は元々ウッド(調?)の内装パーツで、真ん中の丸いのは追加メーターのカバーです。今回もこれと同じように艶有りの黒にして室内を統一といった感じでしょうか。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。ちなみに先週末から依頼が止まりません。そろそろ仕事が切れると思っていたのですがまるで逆の勢いになってしまいまして・・・。有り難い限りです。