カローラセダンメッキフロントグリル 完成

carora こちらも大変お待たせしました!カローラワゴンの純正フロントグリルです。

この色も黒に見えますが少量のパールが入っていて先ほどのマツダアテンザの色に似ています。と、ちょっと気になったので再度色の配合について調べてみたらアテンザの方もメタリックではなくパールしか入っていませんでした。失礼しました(色自体は何ら問題はありませんので御安心下さい。私の記憶の問題です)。

carora1 メッキへの塗装は密着性が非常に悪く、かといってメッキだけを綺麗に落とすのは非常に難しいのです。プラモデルのような蒸着メッキであればハイターなどで落ちるようですが、本物の装飾クロムメッキとなるとちょっと難しいですよね。恐らくはかなり強酸性の薬品が必要になるかと思いますので一品物が対象だとちょっと難しいですよね。なので当店の場合はメッキ自体は剥がさずに十分な密着性を確保出来る仕様で下地処理を行っています。勿論経年しても密着性は変わらないような下地にしているつもりです。実際に塗った物が装着された車体の現状を見て某雑誌編集長もビックリしていたようですので(フロント周りは飛び石で剥がれ易いのです)。

carora2それについて取材の話もあったのですが、ご依頼は受けますが作業内容は紹介出来ないということで実現はしませんでした。実際大層な技術を用いていると言う訳では無いので余り見せたくは無かったのです。何卒ご容赦下さいませ・・・。

それではこちらも日が昇ってから改めて完成のお知らせメール差し上げますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

 

トヨタカローラ メッキフロントグリル 本塗り

toyotaこちらもお待たせしました!カローラのメッキグリルも本塗り完了しています!

ちなみにこちらは昨日紹介したマツダアテンザと一緒に本塗りを完了しています。こちらの色はトヨタブラックマイカ(カラーコード209)ですがアテンザのジェットブラックに似ていますので隣同士で塗っていても問題無いのです。

尚この部品は元々の状態はメッキが施された状態で、下地処理についてはちょっと紹介を控えさせて頂きたいのでプライマーが塗られたところからの紹介とさせて頂きますね。

carora ベースコートを塗ったらクリアを塗って本塗り完了です。黒に見えますが若干のパールが入っています。フィンの隙間が狭いのでやはりちょっと塗り難いところはありますね。パターンノズルを細くしてスプレーがし難い箇所を狙い打つように塗装します。

carora1それではこちらも完成次第改めて紹介させて頂きますね。もう少々お待ちくださいませ!

カローラセダンフロントグリル 塗装承ってます

corollaこちらも先週に到着していたカローラセダンのフロントグリルです。この度のご依頼、誠にありがとう御座います!

状態としてはメッキが施された物で、ただこのまま通常通りに塗装を行っても装飾クロムメッキには塗料の密着性が著しく悪いですからいつものようにメッキ素地用の下地処理を行ってからの塗装となります。

ちなみに市販されている「密着材」でもある程度の密着性は確保出来るのですが、如何せんそれが経年性能が落ちないか、またはある所をきっかけにして被害が大きくならないかと言うと私的にはやはり疑問に行います。だとしたらそもそも足付け処理なんて作業は必要無いですし、私の仕事ももう少し楽になっている気がしますので・・・。

まあ需要と供給は色々な形があるので否定はしませんが、作業する側にはそれに伴うデメリットを説明する責任と、作業を依頼する側はそれなりに情報を収集するなどの努力が必要になってくるかと思います。本当はそんなギスギスした事は必要無い方が良いんですけどね。ネットで便利になった分これが中々難しいのです。

という事で、ご依頼の色はトヨタの純正色である「ブラックマイカ」(カラーコード:209)で承っております。マイカ=パールですからブラックパールですね。ボディ同色仕様でしょうか。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠にありがとう御座います!