プリウスのコンソールボックス蓋 完成

prius2 ちょっとバタバタしていて紹介するのがこんな時間になってしまいました。無事完成しておりますので御安心下さい。

prius4ここだけ見ると普通なのですが、元々のシボ模様(木目?)が凄かったので、あれがこうなるのは実は凄い変化です。

prius3中央部に付くクッションに貼るレザーも新調されるとの事ですから、完成した姿は最初の状態とは全く違う物になりそうですね。ビフォアーアフターで是非見比べてみたいところです。

それでは後ほど完成のお知らせメール差しあげますね。この度のご依頼、誠にありがとう御座いました!

プリウスのコンソールパネル蓋 本塗り

prius こちらもお待たせしました。無事本塗り完了しておりますので御安心下さい。

サフェーサーの一部が黄色くなっているのはこれは「ガイドコート」によるもので、いつもは黒をスプレーしていますがこの時は丁度黄色を塗っていたのでそれをそのまま使いました。ガイドコートは見やすければ何色でも良いので特に問題はありませんから御安心下さい。そもそも中央部は組み付ければ見えない箇所ですからサフェーサーも塗る必要は無いのですが、マスキングをするより塗ってしまった方がスッキリするので一緒に塗ってしまっています。

prius1

ベースコートに黒を塗ってクリアーを塗ったら無事本塗り完了です。艶ありブラックは当店の一番人気で、確かにこんな質感の部品は純正では使われていませんからちょっとあり得無いような高級感が演出出来るかと思います。

それでは完成しましたらまた紹介させて頂きますね。もう少々お待ち下さいませ!

プリウスのコンソールパネル蓋 素地調整

prius2 こちらもお待たせしております!プリウスのコンソールボックスの蓋部分にあたるプラスチックパーツですね。ご依頼内容は「艶有りのブラック」となりますので、まずは素地にある深い木目のような凸凹の模様を平滑に仕上げます。

素材はPP(’ポリプロピレン)なので切削性が悪いかと思いきや、いつものPPに比べると若干削り易いです。有難い話なのですがちょっと不思議だったのでパネルの裏を見てみると「TD200」なる記載があるので、恐らく何かしらの複合材料が使われていると思われます。これが「GF」の場合はグラスファイバーなのは知っていますがこの「TD」は何の事でしょう。いずれ調べてみたいと思います(またはご存知の方がいらっしゃいましたらご教授頂ければ…)。

ちなみに今回の部品、うっかり見落としていましたが「溝」の部分もきっちり木目調が施されています。こういった箇所にはエアーツールが使えないのでやはり手作業での研磨となります。

prius3 今年になってプロフィット日記の形式を変えたのと併せてちょっと写真の撮り方も変えてみたりしています。 今までは自分の手を一緒に写したりする事は避けていたのですが、やはり手も一緒に写した方が実作業っぽくて良いようですね。ただカメラのシャッターは右手で撮っているので実はヤラセ的な画像になっている訳ですが・・・。まさか本当に作業しながらシャッター押すなんて器用な事は出来ませんので。

prius4 PP素材は研磨すると表面の毛羽立ちが凄いので、これを抑える最後の仕上げとしては、スコッチとシリコンオフでしっかりと研ぎ付けます。これはゴトー氏に教えて貰った方法で、摩擦熱で生じた毛羽立ちも確かにこれである程度は落ち着いてくれます。シリコンオフによる冷却効果があるんでしょうね。

prius5そしてプラスチックプライマーを塗布したらサフェーサーをしっかりと充填させます。希釈無しで6コートくらい塗っています。

この後60℃以上の熱で強制乾燥~完全硬化させたら全体をしっかり研いでいよいよ本塗りとなります。もう少々お待ち下さいませ!

プリウスのコンソールボックス蓋 塗装承りました

先日無事到着しております、トヨタプリウスのコンソールボックスの蓋です。この度のご依頼、誠に有難う御座います!

届いた部品は「枠」の部分のみで中央部にはクッションが付くようですが、現在そのクッションカバーについても皮製の物を発注中とのことでそちらを張られるようです。なるほど、これは凝ってますね。

で、元々この部品にはシボ模様があると思っていたのですが、どうやら今回の物はシボではなく「木目」?を表現されているようです。プラスチック素地をこの模様にする意味は・・・(苦笑)。

ご依頼は「艶有りの黒」ですので、今回も一旦は素地を平滑化にしてからの本塗りとなります。工程としては「研磨→プライマー→2液サフェーサー塗布→完全硬化→研磨」といった内容です。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きますね。改めましてこの度のご依頼、誠に有難う御座います!