スイフト樹脂製ヘッドカバー 下準備

swift19 近々結晶塗装関係の本塗りを行いますのでそちらの準備をしておきます。ちなみにお待たせしておりますVW GOLFⅡのスチール製ヘッドカバーも無事サンドブラスト屋さんから戻って来ておりまして、そちらも同時に行いますので御安心ください。梱包から出すと酸化して(錆びて)しまいますのでそちらはまた後日紹介させて頂きますね。尚ロードスターのヘッドカバーは内容が複雑ですのでこれらとは別工程での塗装にさせて頂きます。あちらはカット面を先に面研して光らせてからの本塗りとなりますのでちょっと下準備に時間が掛かるのです。何卒御理解くださいませ。

上の画像はサンドブラスト前の状態で、最後まで塗らない箇所にはサンドブラストを当てないので各部マスキングしてあります。裏側は全面を養生して塞いでいます。

swift20 そしてこんな感じでブラスト処理が完了です。尚、ブラスト処理では無くペーパーでの足付けでも構わないのですが、この複雑な形をそれでやろうとすると余計に時間が掛かりますし、そもそも普通の塗装では無いので(プラスチックに結晶塗装と言う事がです)下処理は確実にしておいた方が良いですからね。ちなみにブラスト後の肌はケバケバ(毛羽毛羽)になるので普通の塗装ではこんな事はしません。確かに密着性は高まりますがその後が大変な事になりますので・・・(塗装屋さんなら判りますよね)。

swift21そしてしっかり洗浄したら再度各部をマスキングします。丸いマスキングは予め径を測って機械でカットしているので二回分でもそんなに手間ではありません。それよりプラグホール周りのマスキングの方が結構大変で、ただこういった箇所もピンセットを使えば技術的に難しい訳では無く、要はネチネチした事をどうストレス無く出来るかという事だけです。明るいところで座って作業出来ればむしろ楽しいくらいですよ(病)。

マスキングが終わったら一旦保管しておき、タイミングが来たら他の被塗物と一緒に本塗りを行う予定です。もう少々お待ちくださいませ!

スイフト用樹脂製ヘッドカバー 結晶塗装承ってます

swift17 こちらも先日無事到着しておりましたスズキスイフト用のプラスチック製ヘッドカバーです。この度のご依頼、誠に有り難う御座います!

「ヘッドカバーが樹脂製なの?!」と思うかも知れませんがこのタイプは結構昔からありまして当店でも何度か施工はしています。

swift16御依頼内容は結晶塗装の赤で、鮮やかなイタリアンレッドで承っています。下地処理としては全体にサンドブラストを掛けて密着性が向上するようにしておきます。ちなみに各部ホースやガスケットが付くところはマスキングして黒く残るので赤と黒の配色が結構格好よくなると思います。これで凸文字があれば良かったんですけどね(ってそのスペースが無いですか・・・)。

swift18裏側を見ると通常のアルミ製ヘッドカバー同様バッフルプレートも付いていたりしてそれもプラスチック製で出来ています。プラグシール(ゴムパッキン)もちゃんと圧入されてますしね。

気持ち周りのボルト穴が多いように感じますが、樹脂は金属に比べると熱膨張率が高いので恐らくはオイル漏れ対策だと思います。「伸ばせないぞ!」って補強も凄いですよね(笑)。

それでは作業進行しましたらまた紹介させて頂きます。改めましてこの度のご依頼、誠に有り難う御座います!